2016年5月2日月曜日

ナナフシ 幸田 真音

昔の栄光や実力をまた発揮するという嫌いじゃない展開だけど
書きなぐっている感があって、素直にストーリーに入ってこなかった。

展開や登場人物やオチなどはドラマ向きなので、その点だけいいかも。


内容(「BOOK」データベースより)
ファンドマネジャーとして活躍していた深尾真司は、2008年に起きた世界的な金融危機に見舞われ全てを失い、コンビニの雇われ店長として働いていた。ある日コンビニで、彩弓と名乗る行き倒れの女を助ける。トラブルの種を抱え辟易とする深尾だが、不思議な昆虫「ナナフシ」のような細い肢体と切なさを持つ彩弓に亡くなった自分の娘の姿を重ね、彼女の面倒を見ようとする。彩弓は将来を嘱望されたバイオリニストだったが、病を抱え、右手の神経を失おうとしていた。「もう、目の前で大切な人を失いたくない」自らの全てと引き換えにでも彩弓の命と右手を救おうとした深尾は、かつて憎しみさえも抱いた金融市場に、ふたたび身を委ねることを決意する―。著者初の人間ドラマ!


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