2014年2月28日金曜日

死に金 福澤 徹三

久しぶりにこの手のピカレスク小説を読んだ。
20年くらい前は大ブームだったのでこの手の話ばかり読んでいたけど。
それらと比較しても結構いいでき。

ちょっと軽くてひねりがない面もあるけど、Vシネマのいい出来だと思えば。


内容紹介
余命短い男を巡るピカレスク・ロマン

金になることなら何でも手を出し、5億は下らない財産を貯め込んだ矢坂。彼が死病に倒れたとき、財産を狙う者が次々と病室を訪れる。


2014年2月24日月曜日

ぼくの最高の日 はらだ みずき

連作なんだけど、これまた薄い線でつながっていて、最後は
そのオチでほろっとさせる、、予定だったと思う。
ただ、途中からバレバレだったし、ひねりもなかったので
期待していたわりには残念。

これ、なくてもいいのになあ。
一つ一つの短編はそこそこいい出来で、「ぼくの最高の日」がやっぱり
こなれていて、記憶にも残る。
ドラマ化するかなあ。

内容(「BOOK」データベースより)
72歳のマスターが営む「バー・ピノッキオ」。そこには連日、さまざまな客がやってくる。文具店勤務の女性、リサイクルショップ経営の青年、三年目の新人編集者、謎の中年男性…たやすくない日々を歩む彼らの“人生で最高の日”とは?困難な日々を送るすべての人に届けたい心にしみるあたたかな物語。


2014年2月18日火曜日

ぼくたちのアリウープ 五十嵐 貴久

内容もリズムも結構好きな系なんだけど。。途中から尻すぼみ。
特にオチは、これないでしょう、って感じ。残念だなあ。。

内容(「BOOK」データベースより)
文武両道の超名門私立高・国分学園に奇跡的に合格、憧れのバスケ部に入部届を出したジュンペー。ところが、3年生が不祥事を起こして1年間対外試合禁止、とばっちりを食った2年生は、「入部は認めるが、何もするな」と1年生に言う。でも、クラスの平均点を下げに下げる「バカ王」ジュンペーには、もうバスケしかない。1年はツルと2人だけになるも、「勝てば練習参加、負ければ退部」を賭けて2年生に試合を挑むことに。ジュンペーとツルは、まずメンバーを集めようとしたのだが…。高校バスケを舞台にした青春小説。


2014年2月14日金曜日

憤死 綿矢 りさ

やばい、、全然読めなかった・・。
また借りないとだめだ。。
今月はこの手のことが多い。

レビューの評価も高いし、世にも奇妙な的な短編なので
ぜひ読もう。


内容紹介
「命をかけてた恋が、終わっちゃったの! 」失恋して自殺未遂したと噂される女友達。見舞いに行った私に、彼女が語った恋の真相とは!? 綿矢りさの新たな魅力あふれる初の連作短篇集


2014年2月10日月曜日

残り火 小杉 健治

展開はそこそこなんだけど、リズムというか筆力的にちょっと
イライラがでるのはあたしだけ?

途中でくどい、と思ってしまったので楽しさ半減だけど
それでも最後まで気になって読了したのでなんとなくok。

内容紹介
墨田・江東地区連続殺人事件の容疑者として相浦純也が逮捕された。
縁あって純也の無実を信じる立花孝久からの弁護依頼を受けたのは、水木邦夫弁護士だった。
妻を亡くし、生ける屍となっていた水木にとって再起を賭けた闘いだ。
はたして、純也の無罪を証明できるのか、そして、真犯人は!? 驚愕の法廷ミステリー!


2014年2月5日水曜日

ばくりや 乾 ルカ

連作のつなぎ方も見事で、エピソード一つ一つもよくこねられている。
変に皮肉めいたことも、ほっとさせることもなく、すべてがバラバラな
オチと展開で独立しているので読んでいて飽きない・。

内容(「BOOK」データベースより)
ご不要になったあなたの能力お取り替えします。北の街の路地裏に、その店はあった―。ハンサムでもないのに異常に女にもてる、就職した会社が必ずつぶれる。古い自分を脱ぎ捨てるため、「ばくりや」を訪れた者たちの運命は。