2010年9月30日木曜日

真昼の星空  米原 万里

さくっと読んでさくっと終わりました。

でもそれぞれ雑学的には面白く、昼のひと時にさら~と
読む程度でいいかも。
それに結構昔のエッセイなのでイマドキではないのは確か。


内容(「BOOK」データベースより)
「昼の星の輝きよ、わたしを通して万人に届くがいい!」外国人には吉永小百合はブスに見える?日本人没個性説に異議あり!束縛あるほうが自由になれる。


2010年9月29日水曜日

国境事変 誉田 哲也

読んだけど、、途中で付いていけなくなった。
疲れているのかなあ。。いろんな舞台と人がごちゃごちゃ出てくるので
頭の中で整理するのが大変だった。

どこかで落ち着いてゆっくり読むならいいかもだけど
通勤で読むのはちと向かない。


内容(「BOOK」データベースより)
何者かが密かに上陸し、不穏な空気漂う長崎県対馬。東京・新宿の片隅で発生した在日朝鮮人殺人事件。捜査を巡り、対立する警視庁捜査一課と公安外事二課。己れの「信じるもの」を追い求め、男たちは国境の島へ向かった…。


2010年9月28日火曜日

親指の恋人 石田 衣良

いつもどおりさら~っと読める作品。と思いきや最後に向かうにつれて
だいぶ後悔していく。
あんまりはなすとよくないから、この辺にしておくけど石田先生の
作品が好きな人には向かないかも。



内容(「BOOK」データベースより)
「これから送るのは、親しい友達にも話していないことだ。暗くなるけど、いいかな?」「わたしは…今、この瞬間全身でスミオの話をきいてるよ。全部、話して―」六本木ヒルズに暮らす大学生の澄雄と、薄給のパン工場で働くジュリア。携帯の出会い系サイトで知り合ったふたりのメールが空を駆けていく。二十歳のふたりは、純粋な愛を育んだが、そこへ現実という障壁が冷酷に立ち塞がる。無防備すぎる恋は追いつめられ、やがてふたりは最後の瞬間に向かって走り出すことに。格差社会に否応なく歪められる恋人たちを描いた、現代版「ロミオとジュリエット」。



2010年9月27日月曜日

きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で) 宮藤官九郎

こんなもんなのかなあ。。

初めての宮藤本だったのですごく期待したけど、リズムや内容があわなくて
まったく読めなかった。

小説というか文字だとちょっと違うのかなあ。。

同じ脚本家でも三谷・鴨上はものすごく面白しろかったのに。
何が違うんだ。。


内容(「BOOK」データベースより)
冬に白鳥が飛来することだけが名物の東北の小さな町で、「質実剛健」をモットーにする男子高に通う「僕」。高校では先輩たちにイビられ、モテからは遠く離れた毎日の繰り返しで、深夜ラジオの「ビートたけしのオールナイトニッポン」だけが心の支え。ある日、尊敬する高田文夫氏が出演するローカル番組で、「おもしろ素人さん」を募集しているのを見つけた「僕」は、親友たちの名前を勝手に書いて応募した…。

2010年9月25日土曜日

日本警察が潰れた日 小野 義雄

タイトル借りしてしまったけど、そんなに目新しい話はなかった。。
いや、この手の話を一回も読んだことがなく、疑問ももったこと
のない人には是非読んで欲しい。

この手の裏側の恐怖やマスコミ報道の恐ろしさをしるいい入門篇になっている。
ちょうど検事の事件が新聞をにぎわしているから、両面で考えるいいチャンスになる、



内容紹介
新潟県警柏崎署にかかった1本の電話。それが欺瞞と隠蔽の始まりだった
テレビ朝日系のドラマスペシャルでドラマ化が決定した「落としの金七事件簿」著者の最新作!警察組織幹部の信じられない振る舞いと、それらを覆い隠そうとする仲間意識、そして政治家の思惑が日本警察をピンチに立たせます。

2010年9月21日火曜日

再会 重松 清

本当だったら鉄板のはずが、そんなに記憶に残っていない。。
思い出を振りかえる系の話がメインなんだけどその2重構成の
せいかどれもあんまり深く落ちてない。

やばい、、重松慣れか。。


内容(「BOOK」データベースより)
子供の頃、勇気はみんなから称えられ、努力は必ず報われた。だけど、おとなになったいまは?初恋の少女、ちょっとさえないヒーロー、親戚中の鼻つまみ者だった酔っぱらいのおじさん…なつかしい人との再会が教えてくれた、気づかなかった幸せの数々。「勝ち負け」だけじゃ量れない、生きることの豊かさを伝える全6編。


2010年9月20日月曜日

密事 藤田 宜永

うーん。。
恋愛小説としては面白いし、深みも展開もいい。
だけも、、好き嫌いかも。そんなに大感動!ってわけでもない。
まあ、それを求める性質のものじゃないかも。

恋愛小説としてはよくできているので、ちょっと変化球気味の
恋愛小説を読みたくなったら是非。
でも長いよぉ~。


内容(「BOOK」データベースより)
フリーライターの弥生は四十五歳。娘と母と気ままな三人暮らしをしながら、年下の恋人との安定した付き合いを続けていた。そんな折、引退した女性歌手・佐和の半生を取材するうちに、彼女の甥・浄人のミステリアスな魅力に惹かれていき―。男性作家が渾身の力を込めて女心に迫った恋愛長編。


2010年9月17日金曜日

熱球 重松 清

なかなか甲子園の話が出てこないと思ったらとんでもないオチだった。
まあ、それは話の本筋とは思えないけど、やけに引っ張り、最後は
微妙な展開だった。

筆力はあるので最後までなんとか面白く読めたけど、特に感動するとか
心の残るってわけでもない。

40歳前後の人が逃避行したくなったときには是非。

内容(「BOOK」データベースより)
甲子園に憧れていた。予選を勝ち進んだ。でも、決勝戦前夜の悲劇が僕と仲間たちの夢を断ち切った。二十年後、三十八歳になった僕は一人娘を連れて故郷に帰ってきた。仲間と再会した。忘れようとしていた悲劇と向き合った。懐かしいグラウンドでは、後輩たちが、あの頃の僕らと同じように白球を追っていた。僕も、もう一度、マウンドに立てるだろうか―。おとなの再出発を描く長編。



2010年9月16日木曜日

中庭の出来事 恩田 陸

やばい、、わけわかんなくて最後まで読めませんでした。。
恩田ワールド付いていけず。。


内容(「MARC」データベースより)
瀟洒なホテルの中庭。こぢんまりとしたパーティの席上で、気鋭の脚本家が不可解な死を遂げた。周りにいたのは、次の芝居のヒロイン候補たち。自殺? それとも他殺? 芝居とミステリが融合した、謎が謎を呼ぶ物語のロンド。


2010年9月15日水曜日

格闘する者に○ 三浦 しをん

今更のように三浦先生のデビュー作を読んだ。

いや~レベルたっかいなあ。。
軽くてサクサクなのはいいとして、それぞれ小粒に面白い。

これ、もっと深くしたら売れるんだろうなあって感じがすごく出ている。
まあ、いわずもながで売れているんだけど。

そんなお試し小説を読む感覚で読んでみてください。

内容(「BOOK」データベースより)
これからどうやって生きていこう?マイペースに過ごす女子大生可南子にしのびよる苛酷な就職戦線。漫画大好き→漫画雑誌の編集者になれたら…。いざ、活動を始めてみると思いもよらぬ世間の荒波が次々と襲いかかってくる。連戦連敗、いまだ内定ゼロ。呑気な友人たち、ワケありの家族、年の離れた書道家との恋。格闘する青春の日々を妄想力全開で描く、才気あふれる小説デビュー作。



2010年9月12日日曜日

犬はどこだ 米澤 穂信

犬探しはまったく関係ない調査事務所の話という入り口はまったく要らないとおもわれ。
それは逆の意味で。この設定がなくても面白い。

そして短編それぞれにある程度の面白みがある。
元々注目の作家が書く新しいパターンとあってリズムと内容は一定のものがある。

ただ、期待しすぎると。。って感じ。


内容(「BOOK」データベースより)
開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。

2010年9月10日金曜日

破裂 久坂部 羊

うーん、、、、帯でおなか一杯かな。。
ちょっと二転三転しているのでついていくのが精一杯でした。
最後はそれなりにオチがあるけど、いまひとつ読後感が悪い。


内容(「BOOK」データベースより)
医者の診断ミスで妻を傷つけられた元新聞記者の松野は、“医療過誤”をテーマにしたノンフィクション執筆を思いつく。大学病院の医局に勤務する若き麻酔科医・江崎の協力を得て、医師たちの過去の失敗“痛恨の症例”や被害患者の取材を開始した。その過程で、「父は手術の失敗で死んだのではないか」と疑念を抱く美貌の人妻・枝利子が、医学部のエリート助教授・香村を相手に裁判を起こす。が、病院内外の圧力により裁判は難航。その裏で医療を国で統制しようと目論む“厚生労働省のマキャベリ”佐久間が香村に接触を始める…。枝利子の裁判の行方は?権力に翻弄される江崎と松野の運命は?そして佐久間の企図する「プロジェクト天寿」とは?大学病院の実態を克明に描き、来る日本老人社会の究極の解決法まで提示する、医療ミステリーの傑作。


2010年9月7日火曜日

キケン 有川 浩

いや~、面白い。
有川先生の作品群の中でも青春色が色濃くでている。
昔なつかしいと、思いっきり暴れた大学時代をよみがえらせる。

大学時代いろんなことを楽しんだ人には是非。
(恋愛色はほとんどないです)


内容(「BOOK」データベースより)
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。


2010年9月5日日曜日

かあちゃん 重松 清

一つの事件がいろんな形で繋がっていく連作。
相変わらず濃い。そして面白い。そして心に響く。

是非、重松先生を信じて読んでみて下さい。

内容(「BOOK」データベースより)
「お母ちゃんな…笑い方、忘れてしもうた」親友をいじめた。誰からも助けてもらえなかったあいつは、自殺を図り、学校を去った。残された僕たちは、それぞれの罪を背負い、罰を受けて、一人の年老いた「かあちゃん」に出会った―。母が子どもに教えてくれたこと、子どもが母に伝えたかったことを描く、感動の最新長編。


2010年9月3日金曜日

血の鎖 結城 五郎

深いねえ、、、。

帯びの内容とはまた違った展開と深みがある。
あまり詳しく言えないけど、ドスン系ではある。

内容(「BOOK」データベースより)
不妊治療の末、念願の子供を授かった夫婦。なぜ、彼らは子供を残して心中したのか?幸せな日々を送っていたはずの妹が心中を遂げた。ただ一人血で結ばれた兄は、恐るべき真相に近づいていった。


2010年9月2日木曜日

風花 川上 弘美

不思議な女性の不思議な感情の話。
短編なんだけど、帯の内容ほど大きく揺れうごくわけでもなく
でも周りではいろんなことが起きていく。

不思議と次々と読み進めてしまい、最後のオチが
妙に(すごくというもっていき方でもない)気になる。

そして、この最初のリズムを保ちながら終わっていきます。


内容(「BOOK」データベースより)
夫に恋人がいた。離婚をほのめかされた。わたしはいったい、どう、したいんだろう―。夫婦の間に立ちこめる、微妙なざわめき。途方に暮れながらも、自分と向き合い、夫と向き合い、少しずつ前へ進みはじめた、のゆり、33歳の物語。


2010年9月1日水曜日

ずっとひとりだった 幌村 海行

どんな経緯で読んだのかは覚えていないのです。。。
備忘録して記録しておきます。