2017年12月29日金曜日

トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業  梶山 三郎


これは怒られなかったのかなあ、というくらいリアリティと裏側を
書いている作品。
たまに、エンタメなのかの境目が分からなくなるけど
wikiの人物ページなども見ながら読むと直よし

内容紹介
創業家VS.左遷サラリーマン!
日本の救世主は、ハズレ社員だった。気鋭の経済記者が覆面作家となって挑む日本最大のタブー「27兆円企業」に迫る!
「失われた20年を、高度成長期並みに駆け、世界一となったあのトヨトミ自動車が潰れるときは、日本が終わるとき。日本経済最後の砦・巨大自動車企業の真実を伝えたいから、私は、ノンフィクションではなく、小説を書きました」(梶山三郎)

2017年12月19日火曜日

プラージュ   誉田 哲也


久しぶりの一気読み。
ネタはそんなに深いはずじゃないのに、二重層の小説になっていて
最後は謎解きめいたこともある。
でもそれはナシとしても楽しめる作品。

途中ですっごい怖い描写もあるけど、、。・


内容(「BOOK」データベースより)
仕事も恋愛も上手くいかない冴えないサラリーマンの貴生。気晴らしに出掛けた店で、勧められるままに覚醒剤を使用し、逮捕される。仕事も友達も住む場所も一瞬にして失った貴生が見つけたのは、「家賃5万円、掃除交代制、仕切りはカーテンのみ、ただし美味しい食事付き」のシェアハウスだった。だが、住人達はなんだか訳ありばかりのようで…。




2017年12月13日水曜日

突然、僕は殺人犯にされた スマイリーキクチ

まさに明日は我が身。
これはマニュアルとしても絶対読んだほうがいい。
ここまで怖いことはなかなかないと思いつつ、本当いつ風評被害にあうか
分からないのでぜひ読んでみて。


内容(「BOOK」データベースより)
1999年、身に覚えのない事件の殺人犯だとネット上で書き込まれ、以降10年間に渡って誹謗中傷受け続けたお笑い芸人のスマイリーキクチ。そんな顔の見えない中傷犯たち、そして警察と検察、すべてと闘い続けた10年間の記録が遂に文庫化。ネットのトラブルに巻き込まれないための対策マニュアルも改訂版で完全収録。

2017年12月10日日曜日

必然という名の偶然 西澤 保彦

途中でやめてしまいました。
リズムと展開がちょっと合わないかも。。


内容紹介
腕貫探偵不在の街で殺人事件が大勃発!

結婚式会場から姿を消した花嫁が。見知らぬマンションで夫が。
名簿に名を連ねる同窓生たちが。嵐の夜に学校で妻が……。
<腕貫探偵>シリーズでお馴染みの“櫃洗市"で、住人たちが次々に変死する。
腕貫さんなくして謎は解けるのか?
大富豪探偵・月夜見ひろゑが驚くべき方法で事件解明に挑む!
殺人街と化した櫃洗市での奇妙・珍妙な事件を描く連作ミステリ6編。

2017年12月4日月曜日

ラスト・ワルツ 柳 広司

またもやごめんなさい。読めなかったです。。

内容(「BOOK」データベースより)
華族に生まれ陸軍中将の妻となった顕子は、退屈な生活に惓んでいた。アメリカ大使館主催の舞踏会で、ある人物を捜す顕子の前に現れたのは―(「舞踏会の夜」)。ドイツの映画撮影所、仮面舞踏会、疾走する特急車内。帝国陸軍内に極秘裏に設立された異能のスパイ組織“D機関”が世界で繰り広げる諜報戦。ロンドンでの密室殺人を舞台にした特別書き下ろし「パンドラ」収録。スパイ・ミステリの金字塔「ジョーカー・ゲーム」シリーズ!


2017年11月27日月曜日

湘南ミステリーズ 式田 ティエン


ごめんなさい、読めなかったです。。
また借ります。。

内容紹介
『このミス』大賞作家が描く、湘南を舞台にしたミステリー連作短編集です。女性ボードシェーパーが漁師小屋の連続放火事件を追う「波と炎」。難聴のサーファーと女子高生の恋「よい知らせを聞く耳について」。チンピラが横須賀を目指す「夏の門衛」。銀座を裸足で歩く見習いスタイリストを描く「モード・エ・サーブル」。嫁を刺して逃亡する義母「しのぎ筋」。海難事故で漂流するクルーたちのサバイバル「風のあらまし」、湘南の浜辺で交錯する6つの物語。

2017年11月12日日曜日

海の底  有川 浩

これ二回目だけど、、読めないで返却してしもた。。



内容(「BOOK」データベースより)
4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦『きりしお』の隊員が見た時、喧噪は悲鳴に変わっていた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている!」自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこもるが、彼らはなぜか「歪んでいた」。一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、機動隊は凄絶な戦いを強いられていく―ジャンルの垣根を飛び越えたスーパーエンタテインメント。

2017年11月6日月曜日

展覧会いまだ準備中  山本 幸久

全く覚えてない。。これは読んでないと思われ。
ごめんなさい。。


内容(「BOOK」データベースより)
大学時代は応援団に所属し、今は新米学芸員の今田弾吉、二十八歳。個性的な先輩らから振られる雑用をこなすことに精一杯の毎日で、いまだ自ら企画した美術展を実現させていない。だが、美術品専門運送会社の美人社員・サクラの存在と応援団OBから鑑定を依頼された一枚の絵が、彼の心に火を付ける―。特別書き下ろし短篇付き。

2017年10月27日金曜日

最終退行 池井戸 潤

流石。
銀行小説は展開とリズムになれている。
奥深さはないけどサクサク楽しく読める。


内容紹介
現場銀行員による腐敗幹部との誇り高き闘い
「負け組」と言われる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、バブル期の経営責任もとらず、公的資金に頼りながら、なおも会長として院政を敷く元頭取を陥れようと策謀を巡らすリストラに遭った行員。その攻防から銀行ぐるみの不正の匂いをかぎつけた副支店長は、組織に反旗を翻す。攻守ところを変えるスリリングなドラマから現代サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする。

2017年10月16日月曜日

スカーフェイス  富樫 倫太郎


グイグイどんどん系。
一気に犯罪の世界と犯人を追い続ける展開に引き込まれる。


内容(「BOOK」データベースより)
犯人逮捕の為なら一切手段を選ばない、酒と暴力に溺れた女刑事、登場!「あいつと組んだら、負傷する」。相棒漬しのレッテルを貼られ、仲間から忌み嫌われている淵神律子。そんな彼女が追うのは、殺害した人間の身体にアルファベットの文字を刻む、残虐な連続殺人犯。そして、彼女自身もまた、その被害者の一人だった―。遺体に残されたメッセージの意味は?犯人の目的は何なのか?孤高の女刑事と殺人鬼の壮絶な闘いが始まる。ベストセラー「SRO」シリーズの著者が描く、新たな警察小説。


星をつける女 原 宏一


漫画的なノリと展開。
いっそそのままドラマにしてしまえる話。
軽くてテンポがいいので一気読みのパターン。


内容紹介
累計12万部突破『握る男』、大人気シリーズ『ヤッさん』著者が描く食小説

「私は、ただ星をつけるだけの女です。
もしあなたが、あなたの人生を「星つき」にしたいと願っているなら、
四の五の言わずにあなたの行動で示すしかないじゃないですか」
牧村紗英 (30代 「牧村イート&リサーチ」代表)

世界的な「食の格付け本」の「格付け人」、牧村紗英。
会社を辞めて独立し、シングルマザーとして働く彼女は、
先輩で相棒の真山幸太郎と、人気店の覆面調査を開始する。
絶対的な味覚と調査能力で、彼女がつける「星」の数は……?

(本日の調査対象)
1 有名人も常連の高級フレンチ「メゾン・ド・カミキ」
2 行列のできるラーメン店 「麺屋勝秀」
3 今もっとも泊まりたいお宿「白浜温泉 紀州ノ庵」


2017年10月9日月曜日

ペンギンのバタフライ 中山 智幸


一つ一つがありがちで、、ちょっと薄かった記憶。最後に連携していく
流れはもう覚えてない。。


内容紹介
あなたの小さな決断が、どこかの誰かを幸せにする――
昔好きだったミュージシャンの事故に巻き込まれて死んだ妻を取り戻すため、佳祐はあの坂道を自転車で逆走して時間を遡ることに成功したのだが。(「さかさまさか」)
「名前をもらってくれませんか」――台風の夜、妻の出産のために訪れた病院で出会ったのは、幼い時に死別した父親だった。(「バオバブの夜)
「ぼくね、きみの生まれ変わり」と白髭の太った老人から言われて……(「ふりだしにすすむ」)
なぜか2年後からメールをくれた彼女の、やっかいな願いごととは。(「ゲイルズバーグ、春」
他人の未来が見えてしまう俺は、自分が神だと思っていたのだが……(「神様の誤送信」)
以上、5つの短編小説が複雑に絡み合って、「バタフライ効果」の如く“奇跡"を生み出していく。あたたかい涙が思わずこぼれる、少し不思議な物語。

2017年9月4日月曜日

リターン   五十嵐 貴久

いつもどり怖くてグロイ。
でも読んでしまうリズムと筆力。すごいです。
読後感は最悪だが。



内容紹介
高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは……。『リカ』を超える衝撃の結末。

2017年8月30日水曜日

アノニマス・コール  薬丸 岳


やばい、全く覚えていない。。
また借りよう。。


内容(「BOOK」データベースより)
3年前のある事件が原因で警察を辞めた真志は、妻の奈緒美と離婚、娘の梓と別居し、自暴自棄な生活を送っていた。ある日、真志の携帯に無言電話がかかってくる。胸騒ぎがして真志が奈緒美に連絡すると、梓は行方不明になっていた。やがて、娘の誘拐を告げる匿名電話があり、誘拐事件は真志がすべてを失った過去の事件へつながっていく。一方、真志を信じられない奈緒美は、娘を救うため独自に真相を探り始め―。予想を裏切る展開の連続と、胸を熱くする感涙の結末。社会派ミステリの旗手による超弩級エンタテインメント!!作家生活10周年記念作品。

2017年8月9日水曜日

我が心の底の光 貫井 徳郎

ずっしり重く読んでいた記憶なのだが、、今はうっすらと覚えているのみ。。
年齢を課さてねく章立てなのだけど、なぜかシーンや感動的なセリフなどが
思い出せない。


内容紹介
峰岸晄は五歳で伯父夫婦に引き取られ、空腹を抱えながら育った。
母は死に、父は人を殺したからだった。
学校では、椅子に画鋲が置いてあったり、いじめに遭った。
幼なじみの木下怜菜は万引きまでさせられる晄をただ一人、案じてくれる存在だった。
まったき孤独の闇の中で、晄が向かう先は――。
驚愕のラストが待ち受ける、心に迫る傑作長編!

2017年7月17日月曜日

純平、考え直せ  奥田 英朗

サクッと読めて、軽いタッチの小説。
二度目だけど、、ちょっと記憶があいまい。。


内容紹介
坂本純平、21歳。埼玉県東松山市出身。新宿・歌舞伎町のチンピラにしてみんなの人気者。
心酔する兄貴分の命令は何でも聞くし、しゃべり方の真似もする。女はちょっと苦手だが、困っている人を見るとほうっておけない。

そんなアナクロな純平が組長から受けた指令、それは鉄砲玉(暗殺)。

決行までの三日間、自由時間を与えられた純平は羽を伸ばし、さまざまな人たちと出会う。
しかしその間、携帯サイトではなんと「純平」に関するスレッドが立ち、ふらちな書き込み合戦が白熱していく──。

2017年7月16日日曜日

また次の春へ  重松 清


完全に読み飛ばした。。全く覚えていない。。
また借りないと。。

内容紹介
「俺、高校に受かったら、本とか読もうっと」。幼馴染みの慎也は無事合格したのに、卒業式の午後、浜で行方不明になった。分厚い小説を貸してあげていたのに、読めないままだったかな。彼のお母さんは、まだ息子の部屋を片付けられずにいる(「しおり」)。突然の喪失を前に、迷いながら、泣きながら、一歩を踏み出す私達の物語集。

2017年7月4日火曜日

廉恥 警視庁強行犯係・樋口顕 今野 敏

家族の話が裏ストーリーでうっすら続いてくるけど、メインは一つの謎を
ぐりぐりと説いていく王道小説。
単純にサスペンスがさくっと読みたい人にはいい。骨太で読後感どっしり。


内容紹介
警視庁強行犯係・樋口顕のもとに殺人事件の一報が入る。被害者は、キャバクラ嬢の南田麻里。彼女は、警察にストーカー被害の相談をしていた。ストーカーによる犯行だとしたら、警察の責任は免れない。被疑者の身柄確保に奔走する中、樋口の娘・照美にある事件の疑惑が……。警察組織と家庭の間で揺れ動く刑事の奮闘をリアルに描く、傑作警察小説。

2017年6月30日金曜日

背乗り ハイノリ ソトニ 警視庁公安部外事二課  竹内 明

久しぶりのドキドキノンストップ系。
いろんな話が複雑に絡み合っているけど、わかりやすい描写とオチが
明確に処理されていくのでリズムがいい。




内容紹介
背乗り【ハイノリ】とは、諜報員や犯罪組織の構成員が、行方不明者などの戸籍を乗っ取って、その人になりすますこと――。

知られざる日本の闇、公安捜査の内実に迫る、衝撃作!

日本警察に巣食う中国のスパイ”潜入者”(モグラ)の罠にかかり、公安警察を追われた元エース・筒見慶太郎。組織の論理で切り捨てられ、家族さえ失い、失意のうちに左遷され、いまは在NY日本国総領事館の警備対策官として抜け殻のような生活を送っていた。

だが、国連総会での演説のため訪米した外務大臣・黒崎倫太郎の毒殺未遂事件が発生。筒見をハメた中国諜報員の影が事件の周囲にちらつく。同じ頃、日本ではかつての上司で“影の公安部長”と呼ばれた男が変死する。

外務大臣を狙った美女の正体は。公安警察が組織をあげて隠そうとするスキャンダル“ゼロ号ファイル”の中身とは。そして、日本の中枢に潜り込んだ、名前も戸籍もニセモノの人物とは誰か――。

仲間も権威も信じない捜査至上主義者、公安警察“最後の狂犬”が再び走り出す。

「読んで背筋が凍った。日本警察のなかには、こんな潜入者(モグラ)がいるのかもしれない」(公安捜査官)
「我々が一緒に仕事をしたいのは、こういう捜査官(オフィサー)だ。日本にはこういう優秀な捜査官も実在する」(FBI捜査官)


刑事の約束   薬丸 岳

別のシリーズの第二弾
前の回を知らなくても、楽しめるが前の回を読んでいたほうが
より面白い。
一つ一つが深くて、犯罪と人間性を絡ませる作品。


内容(「BOOK」データベースより)
万引き事件を起こした少年は、得体の知れない女とひっそり暮らす無戸籍児童だった。憐れむべき存在かと思えた少年はしかし、刑事・夏目の捜査で予想外の相貌をみせる(「無縁」)。割り切れない事情が、時にやりきれない犯罪を生む現代。絶望がしのび寄る乾いた世の中に、わずかな希望のありかを探る傑作短編集

2017年6月29日木曜日

狂信者 江上 剛

二回目だけど面白かった。
ビジネスの裏側が二転三転して、正しいものが悪で、悪が正しくて、が、ころころ変わる。
投資の世界とは別でエンタメとしておもしろい。


内容紹介
フリーライターの堤慎平は、取材で知り合ったユアサ投資顧問社長の湯浅晃一郎に見込まれ、強く入社を勧められる。当初は一千万円、働き次第で五千万円という年収に魅せられ、慎平は入社を決意するが、湯浅の年金基金の運用実態に疑念を持つ慎平の恋人で新聞記者の国本美保は猛反対。やがて本格的に取材を始めた美保は驚くべき真相を突き止める。

2017年6月26日月曜日

気まぐれ食堂 神様がくれた休日  有間 カオル


やばい、覚えてない。。これも読んでないのか。。
再度借りないと。。


内容紹介
料理人の実果は、念願の三ツ星レストランで働きはじめた矢先にケガをして失業、恋人にも逃げられてしまう。不運が重なり落ち込む彼女だが、「これは神様がくれた休日なんだ! 」と吹っ切って、思いがけない長期休暇を瀬戸内の小島で過ごすことに。そこで彼女が出合ったのは、気まぐれで営業しているという不思議な食堂。食堂を通じて島の人々とふれあい、様々な経験をしていくうちに、実果はすこしずつ夢と向き合っていく――。島でのゆったりとした日々に癒される、休日のような小説。

2017年6月22日木曜日

母性 湊 かなえ

これも読めなかった。。
もう一回借ります。。


内容(「BOOK」データベースより)
女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。…遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも―。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語。

2017年6月14日水曜日

真実の10メートル手前 米澤 穂信


ほんとうに、本当に残念。。これ、読めなかった。。
もう一回借りよう。。

内容(「BOOK」データベースより)
高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。太刀洗はなにを考えているのか?滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執―己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、本書のために書き下ろされた「綱渡りの成功例」など。優れた技倆を示す粒揃いの六編。


2017年5月26日金曜日

ブラバン 泰水, 津原

これも二回目。
読みながら思い出してはきたけど、ちょっと飽きてしまって
途中でやめてもうた。。
ごめんなさい。


内容(「BOOK」データベースより)
一九八〇年、吹奏楽部に入った僕は、管楽器の群れの中でコントラバスを弾きはじめた。ともに曲をつくり上げる喜びを味わった。忘れられない男女がそこにいた。高校を卒業し、それぞれの道を歩んでゆくうち、いつしか四半世紀が経過していた―。ある日、再結成の話が持ち上がる。かつての仲間たちから、何人が集まってくれるのだろうか。ほろ苦く温かく奏でられる、永遠の青春組曲。

2017年5月22日月曜日

迫りくる自分 似鳥 鶏

よくにたネタだけど、多少複雑にしている。
そのせいか、入り込めない自分が、、。


内容(「BOOK」データベースより)
総武線で隣を並走する電車に乗っていた、自分に瓜二つの男。後日その男と再会した俺は、気づけば犯罪者にさせられていた。顔が同じことを利用して周到に仕組まれたらしい冤罪。あいつはいったい誰だ?なぜこんなことを?日常を突然奪われた俺の、必死の逃走劇が始まった。自分から過去から警察から、逃げて逃げて逃げまくれ。疾走する新感覚のエンタメ小説。

2017年5月17日水曜日

天国の罠 堂場 瞬一

追っかけ的な話なんだけど過去との混在がややこしくてそこは無視して読んだ。
それでも面白いけど、、オチが分かりづらいかも。



内容(「BOOK」データベースより)
フリーライターの広瀬隆二は、元代議士の今井から15年前に失踪した娘・香奈の捜索を依頼される。追跡取材を続けるうち、広瀬はかつて交通事故で失った自分の恋人と重ね合わせ、まだ見ぬ“幻の女”に次第に惹かれていく。しかし、行く手を阻むかのように襲い掛かる謎の男たち。香奈失踪の裏に隠された巨大な組織的陰謀とは。そして待ち受ける衝撃の結末…。息もつかせぬスピード感で駆け抜ける、社会派クライムサスペンス。

2017年5月15日月曜日

フライ,ダディ,フライ  金城 一紀  

二回目。
映画のイメージが強いけど、小説のほうが生々しくて現実的。
こんなもんだで終わらないのがまたいい。



内容(「BOOK」データベースより)
鈴木一、47歳。いたって平凡なサラリーマン。ただし家族を守るためならスーパーマンになれるはずだった。そう信じていた。あの日が訪れるまでは―。一人娘を不良高校生に傷つけられ、刃物を手に復讐に向かった先で鈴木さんが出会ったのは―ザ・ゾンビーズの面々だった!脆くも崩れてしまった世界の中ではたして鈴木さんは大切なものを取り戻せるのか。ひと夏の冒険譚がいま始まりを告げる。

2017年4月19日水曜日

祈りの幕が下りる時  東野 圭吾


前に読んでたけど、また読んでまた面白い。加賀シリーズの人形町最後の場。
実のお父さんとの掛け合いというかなぞ、そして母とのつながりがメインかと
思いきやそれはあっさり追いやって、ミステリーとしての完成度を高めている。

家族愛より、殺人事件をちゃんと追っていったのが素晴らしい。


内容(「BOOK」データベースより)
明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。それは孤独死した彼の母に繋がっていた。シリーズ最大の謎が決着する。吉川英治文学賞受賞作。

2017年4月3日月曜日

ハゲタカ外伝 スパイラル  真山 仁

実はハゲタカ自体を知らないのだけど、それでも最後までおもしろく読めた。
ハゲタカ全巻買おうと思ったくらい。

決してお約束でもなく、厳しいビジネスの現実を分からせてくれる作品。
あるあるな人間模様と最後のオチは分かってるけど、期待通りのおもしろさだった。



内容(「BOOK」データベースより)
2007年9月、東大阪の中小メーカーマジテック創業者にして天才発明家の藤村登喜男が急逝する。通称“博士”の彼こそ、芝野健夫に事業再生家として歩むきっかけを与えた恩人だった。芝野はマジテックを救うべく、大手電機メーカー・曙電機から転じて奮闘する。しかし、後継者問題やクライアントからの締め付けなど、ものづくりニッポンを下支えする町工場に降りかかる難題と、自己の利益を優先する金融機関の論理に翻弄され、苦境の渦に飲み込まれていく。再生浮上のきっかけをつかんだと思った矢先、リーマンショックが発生。想定外の余波に襲われ、絶体絶命のピンチに陥る。捨て身の最終戦を前にして、鷲津をも巻き込んで、芝野は決死の反撃を決断する―。『ハゲタカ』シリーズ本編の裏に秘められてきたストーリー。


2017年3月31日金曜日

あの頃の誰か  東野 圭吾


一つ言えるのは、やっぱり秘密は今のバージョンがいいということ。
寄せ集め感はぬぐえなかった。


商品の説明
メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれれない誰かの物語。名作『秘密』の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。

2017年3月29日水曜日

恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち    森 晶麿

作者としては嫌な感想だろうけど、一言でいうと
伊坂作品で見たことあるような気がする
作品。

つまらなくはないけど、伊坂作品のすごいのと比べてしまう。
かわいそうな気もするけど、文体や流れはすごくいいので今後に期待。



内容紹介
「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。口笛が聴こえる夜は、もうすでにいつもの夜とは違いますからね」

四国と淡路島の境目にある〈恋路ヶ島サービスエリア〉。このサービスエリアの売り子になると、一年以内に恋人からプロポーズされるという伝説がある。そんな伝説を信じるでもなく信じている恋路ヶ島出身の理代子は、自宅アパートとバイト先のサービスエリアを往復する平凡な日常を送っていた。ある夜、謎の新入り清掃士マキノの「静かな夜です。気をつけて」という一言から、理代子は事件に巻き込まれていく。 死体を運ぶ兄弟、有名司会者と愛人、人類嫌悪団体〈ノア〉……。人生の小休止=サービスエリアに、その夜集まった“獣”たちが繰り広げるポップでちょっとシリアスな、長編ミステリ。


2017年3月20日月曜日

鍵のない夢を見る 辻村 深月

賞をとった名作なのだけど、、、心に刻まれるような
感想はなく、どれもシーンすら残らない状態。。

おそらくサクサク読めて、それで山場とかがない作品だからだと思う。
文学ってそんなものかしら。


内容(「BOOK」データベースより)
望むことは、罪ですか?彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。そんな願いが転落を呼び込む。ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。待望の最新短篇集。


2017年3月14日火曜日

笑う少年 樋口 有介

やばすぎるくらいに記憶に残っていない。。
おそらく読み飛ばして最後は読んでいないと思われます。。


内容(「BOOK」データベースより)
シングルマザーで弁護士事務所の調査員・風町サエは、安売りピザで大儲けし、今や芸能界を牛耳る小田崎貢司から依頼を受ける。自殺したアルバイト店員の両親が求める賠償金を減額したいというのだ。一方、ある人から小田崎の弱点を探るよう頼まれ―。謎に満ちた男の前半生に潜む真実とは!

2017年3月12日日曜日

ソナタの夜  永井するみ

怖くなるような、身に覚えはないけど自分のことのように
感じてしまう作品。

こんなのいいなあ、という作品とこれはやなだ、という作品が
混ざっているので誰でも共感できる瞬間があると思う。

恋の悩み多き女性にぜひ


内容紹介
愛しているから、私が、嘘をついた。結婚をせずに関係を続けるということは、相手に何があっても知らずにいるという不安を一生涯背負うこと。いとおしく、切なく、親密なのに遠い。表題作のほかに6編を収録。それぞれの恋愛に隠された「たくらみ」と、狂おしいほどに切実な想いを、濃密に描いた短編集。(講談社文庫)


2017年3月10日金曜日

天国の罠   堂場 瞬一

堂場先生のお約束な展開とリズム。
全く問題ないけど、慣れすぎてしまってどこかで
また読んだ風な感覚が出てきてしまう。

初見のはずだけど。

鉄板におもしろいし、よくできた映画ような展開だけど
新鮮味がないのはなぜだろう。



内容(「BOOK」データベースより)
フリーライターの広瀬隆二は、元代議士の今井から15年前に失踪した娘・香奈の捜索を依頼される。追跡取材を続けるうち、広瀬はかつて交通事故で失った自分の恋人と重ね合わせ、まだ見ぬ“幻の女”に次第に惹かれていく。しかし、行く手を阻むかのように襲い掛かる謎の男たち。香奈失踪の裏に隠された巨大な組織的陰謀とは。そして待ち受ける衝撃の結末…。息もつかせぬスピード感で駆け抜ける、社会派クライムサスペンス。


2017年3月7日火曜日

とにかくうちに帰ります 津村 記久子

それぞれ、軽い文体で進んでいくが中身は充実している作品群。
泣くような、悲しいような、ほっとするような。
それぞれの作品で感じ方が違うので、深夜ドラマの単発ドラマのような形で
楽しんでください。


容(「BOOK」データベースより)
うちに帰りたい。切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい―。職場のおじさんに文房具を返してもらえない時。微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する時。そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう時。それぞれの瞬間がはらむ悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に綴って、働き・悩み・歩き続ける人の共感を呼びさます六篇。


2017年2月27日月曜日

小説 創業社長死す  高杉 良

経済小説が好きな人には鉄板の作品。
某ラーメン系のメーカーだけどライバルとの関係や社内の派閥など
あるあるなネタとイメージと違う社風に驚く。

最後まで読み応えあり

内容(「BOOK」データベースより)
東邦食品工業の創業者で相談役の小林貢太郎が急死した。絶大な権力とカリスマ性で会社を掌握してきた小林の死に、社内は揺れる。大株主でもある小林の妻・晶子の支持を得た社長の筒井節は、周囲を蹴落とし次第にワンマン体制を築きあげていくのだが…。大手総合食品メーカーの創業経営者の突然の死と後継者争いを描き、今日、多くの企業が直面する経営承継問題の本質に鋭く切り込む、著者真骨頂のビジネス小説!


2017年2月6日月曜日

黒警  月村了衛

ごめんなさい。。
完全に覚えていない。。


内容(「BOOK」データベースより)
街で女を見捨てた警視庁組織犯罪対策部の沢渡と、行きずりの女の命を救った滝本組の幹部ヤクザ・波多野。腐れ縁の2人の前に、女を助けたい中国黒社会の新興勢力「義水盟」の沈が現れる。3人の運命が重なる時、警察内部の黒く深い闇が蠢きだす…。

2017年1月27日金曜日

キングを探せ  法月綸太郎

深読みしすぎるときりがないので、ここはさらっと読んで
楽しむ方が吉



内容紹介
繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。目的は一つ、動機から手繰られないようターゲットを取り換えること。トランプのカードが、誰が誰を殺るか定めていく。四重交換殺人を企む犯人たちと、法月警視&綸太郎コンビの、熾烈な頭脳戦をご堪能あれ!


2017年1月24日火曜日

検事・沢木正夫・自首  小杉 健治

オチがうっすら読めたけど、最後までは制覇。
そんなに難しい展開じゃないけど、筆力だけで持って行っている感はあり


内容紹介
十八年前の女子大生殺人事件の犯人だと、ある男が名のりでてきた。
男はストーカーの末の殺人事件だという。「秘密の暴露」もあり、捜査陣は色めきたったのだったが、
あまりにも素直に自白する男に不審をいただいた。
はたして男の意図は?そして事件の真相は?
好評、検事・沢木正夫シリーズ最新刊!


2017年1月9日月曜日

デッドクルージング 深町 秋生

クライムアクションとしては上出来な作品。
ごちゃごちゃした感はあるけど、読後感は最高


内容紹介
『このミス』大賞作家による、民兵vs元エリート女性工作員たちの過激アクション小説です! 2015年。富裕層と貧困層の格差が拡大し、脱北者の無条件受け入れを開始した日本。企業は不良少年らで民兵集団を組織し、民兵・晃らはミッションのもと、中国人が集うクラブを襲撃し、偽ドル札作りの天才・劉の拉致に成功した。一方、クラブの襲撃により、脱北者で売春婦として生活していたヒギョンが命を落とした。ヒギョンの姉・ファランは妹の死体を前に、ある決意をする……。ベストセラー『アウトバーン』(幻冬舎)著者の最新文庫。