2014年8月30日土曜日

もしも俺たちが天使なら 伊岡 瞬

最初は一瞬とまどうけど、登場人物と話の裏っかわが分かれば
グイグイと楽しくなる。

Vシネマとまではいかないけど、深夜の30分ドラマを2回見た、そんな感じです。



内容紹介
谷川涼一は、腕がいいのにお節介な性分で損ばかりしているイケメン詐欺師。
ずっと一匹狼だったが、女のヒモで暮らしているモテ男の松岡捷と、いわくありげな元刑事の染井義信とつるんで、性に合わない人助けに乗り出すことに――。
ところが、それを阻む怪しい人物が続々と現れ、命まで狙われる。敵の狙いは何なのか? 意外な黒幕の正体が明らかになると、物語が急展開する!
二枚目だが野良犬みたいな男3人が繰り広げる、


2014年8月25日月曜日

モルフェウスの領域 海堂 尊


リズムと展開の悪さに読み飛ばしてしまいました。。
海棠先生、調子悪かったのかなあ。。

適当に書いた感がありありと。。

内容(「BOOK」データベースより)
桜宮市に新設された未来医学探究センター。日比野涼子はこの施設で、世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りについた少年の生命維持業務を担当している。少年・佐々木アツシは両眼失明の危機にあったが、特効薬の認可を待つために5年間の“凍眠”を選んだのだ。だが少年が目覚める際に重大な問題が発生することに気づいた涼子は、彼を守るための戦いを開始する。人間の尊厳と倫理を問う、最先端医療ミステリー!


2014年8月20日水曜日

ヒカルの卵 森沢 明夫

ほのぼのした田舎の成長物語かと思いきや全く違う。

リアリティもありつつ、人間模様もある。

主人公はちょっと現実離れしているけど、実際の田舎の
人はこんなものなのかもしれない。
逆にこうだからこそ、この展開があり得るのかも。

田舎系に興味がある人はぜひ。


内容(「BOOK」データベースより)
世界初?たまごかけご飯専門店にようこそ!「限界集落」に暮らす村人たちを、俺が元気にしてやんべ!養鶏農家でお人好しの二郎は「たまごかけご飯専門店」を開くと決意した。しかも、限界集落からさらに山奥に入った森のなかで。このあまりにも素っ頓狂な計画に、村人たちは大反対するが…。小さな山村に暮らす愉快な面々が繰り広げる、笑って泣ける物語。




2014年8月18日月曜日

隣室のモーツアルト 藤堂 志津子

やばい、、内容全く覚えていない。。。

きっと面白い話がいっぱいあったのかと。。


内容(「BOOK」データベースより)
食道がんの手術のために入院した51歳の多花子。それは、半身不随の母をひとりで介護する暮らしの中で得たつかのまの休息だったが、隣の病室に昔の男がいることに気づいて…いくつもの人間模様を見届け、後半生をあるがままに受けとめ生きる女性の覚悟としなやかさ。不思議な迫力に満ちた傑作短編集。




2014年8月17日日曜日

図書室のキリギリス 竹内真

エッセイ風の地味な話かと思ったんだけど、結構内容も展開も複雑でおもしろい。
推理小説と男女系や泣きの部分をうまく混ぜ込んだ、成長もの、という感じだろうか。

本の世界にもう少しはいって推理の面を強く出せば、ブリリアにも勝てそう。


内容紹介
バツイチになったのを機に、職探しをはじめた詩織。友人の紹介で学校司書に採用されるが、彼女にはある特殊な能力があって……。本に込められた思いと謎を読み解くブックミステリー。


2014年8月16日土曜日

友罪 薬丸 岳

これも題材から進め方からオチまで。一気に完全に読み進めてしまう。
途中なんとなくわかる部分もあるけど、それを補って有り余るほどの
展開とオチ。

これは途中でいくら悲しくなっても、わかりそうになっても最後まで
読んでほしい。

決してオチが後味悪いものじゃなく、かつ事件が深堀されることもない。


―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?―
ミステリ界の若手旗手である薬丸岳が、児童連続殺傷事件に着想を得て、凶悪少年犯罪の「その後」を描いた傑作長編!


2014年8月15日金曜日

太陽は動かない   吉田 修一

これはすごいねえ。息もつかせぬ展開とはまさにこのこと。
グイグイくる筆力とリズムは一級品だけど、それ以上に会話や動きやシーンなど
登場人物がめちゃめちゃ記憶に残る。

産業スパイといいつつ、完全に本物のスパイの話。

いい映画が見たい人はこの小説で十二分に代用できます。



内容(「BOOK」データベースより)
油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。産業スパイ組織AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡とその背後関係を探っていた。目的は機密情報を入手し高値で売り飛ばすこと。商売敵のデイビッドと謎の美女AYAKOが暗躍し、ウイグル過激派による爆破計画の噂もあるなか、田岡が何者かに拉致された。息詰まる情報戦の末に、巨万の富を得るのは誰か?産業スパイ“鷹野一彦”シリーズ第1弾!


2014年8月12日火曜日

防波堤 横浜みなとみらい署暴対係 今野 敏

主人公の魅力が十二分にあり、事件や解決の方法がまさに王道ハードボイルドと
警察小説のパターンが組み合わさっている傑作。

新宿鮫シリーズにちと似ているけど、こっちのほうが中身は深い気がする。
短編なのでドラマ化もしやすく、主人公がいい俳優さんなら
視聴率を取るいいドラマになりそう。


内容紹介
「ハマの用心棒」と呼ばれ、暴力団から恐れられている神奈川県警みなとみらい署の暴対係長・諸橋。陽気な相棒・ジョーこと城島をはじめ、部下たちから尊敬、信頼されている。ある日、馴染みのやくざ・神野組唯一の組員・岩倉が身柄を拘束された。素人に手を出したという。昔気質の神野が素人に手を出すはずがない。諸橋と城島は岩倉の取調に立ち会う。
表題作「防波堤」他、横浜を舞台に悪と戦う諸橋班の活躍を描く6篇を収録。



2014年8月11日月曜日

わたしをみつけて 中脇初枝


ものすごくいい話のようなのですが、、私はまったく覚えていません。。

おそらく図書館の期限切れでそのまま返してしまったかと。
また借ります。。

内容(「BOOK」データベースより)
施設で育ち、今は准看護師として働く弥生は、問題がある医師にも異議は唱えない。なぜならやっと得た居場所を失いたくないから―。『きみはいい子』で光をあてた家族の問題に加え、今作では医療現場の問題にも鋭く切り込んでいく。新境地となる書き下ろし長編。



2014年8月7日木曜日

あの頃の空 佐江 衆一

それぞれがちょっとした日常の定年退職後の風景なので、読み進めてしまうのは確か。
記憶にドスンとは残らないけど、たまにほろり、たまにほっと、たまにスカッとする短編集。



内容(「BOOK」データベースより)
定年を迎えたあの頃、忙しかった三十代のあの頃、楽しかった少年時代のあの頃、そして、いつか訪れる終の瞬間…。昭和のノスタルジー溢れる追憶の日々。迷える熟年男性に贈る人生の応援歌。



2014年8月4日月曜日

ランドマーク  吉田 修一

まったく覚えていない。。
おもしろいレビューが多いのに、、。

懲りすぎて意味不明な描写が多かったのかなあ。。

内容(「BOOK」データベースより)
大宮の地にそびえたつ地上35階建ての超高層ビル。それはフロアがねじれながら、巨大な螺旋を描くという、特異な構造をもっていた。設計士・犬飼と鉄筋工・隼人、ふたりの毎日もビルが投影したかのように不安定になり、ついにゆがんだ日常は臨界点を超える。圧巻の構想力と、並はずれた筆力で描く傑作長編。


2014年8月1日金曜日

白ゆき姫殺人事件  湊 かなえ

ドラマがあったので久しぶりに読みかえしてみました。

ただ、、全く心に響かなくて記憶のかけらも残っていない。。
週刊誌やワイドショーの会話を読んでいるようで、さらっと流れて行ってしまいました。

これがやりたかったのだと思うけど、、、読みごたえはないなあ。


内容(「BOOK」データベースより)
化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人人への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。