2010年5月30日日曜日

判決の誤差 戸梶 圭太

やばい、、あまりにもつまらなく、そして内容がなく、いやな表現満載だったので
途中でリタイヤしました。。。


内容(「BOOK」データベースより)
2009年5月。私たちが裁判に参加する。対象になる事件は、殺人・強盗などの重大な犯罪。“市民感覚を反映する”ということだが、法律の専門家でない私たちにできることは何なのか。人が人を監視し、裁く時代。真の“民意”が剥き出しになるとき、私たちはどう生きるべきか。リアルな社会をリアルに描く、リアルな法廷ミステリー。


2010年5月29日土曜日

夢をかなえるゾウ 水野 敬也

この手の本はほとんど読まない主義なんだけど、娘がもってきて
しまったのと、話題性があったので借りてしまいました。

でも読んでみて、思ったより面白かった。特に会話のリズムや
展開が。

正直、作者も言っているけど書いてある内容や指南はどこにでも
あること。
それをうまい会話のリズムと展開でなんとなく読ませてしまう技術は
すごい。
この手の話の革命的編集、企画力だと思う。
売れるわけだ。

内容(「BOOK」データベースより)
「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様“ガネーシャ”。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかりで…。ベストセラー『ウケる技術』の著者が贈る、愛と笑いのファンタジー小説。


2010年5月26日水曜日

血の冠 香納 諒一

ちょっとグロイ、、。。

女性は読まなくてもいい。男性も、、読みなれている人以外は
やめたほうがいいかも。

ただ、警察小説としてのできはまあまあで、展開やリズムは悪くない。
推理小説としては、、、ちょっと、、、かな。
それなら何でもありじゃん、って最後思った。


内容(「BOOK」データベースより)
警察OBの越沼が殺された。頭蓋骨が切断され、脳味噌に王冠のように釘を植えつけられて。それはかつて「キング」と呼ばれる殺人者が繰り返した、二十六年前の忌まわしい迷宮入り事件の手口と同じだった―。弘前中央署会計課係長の小松一郎は、幻馴染みの警視庁警視正・風間によって、捜査の最前線に立たされる。少年時代二人はキングの被害者だったのだ。地元有力者を密かに容疑者と目する風間たち。だが、その追跡も空しく、猟奇殺人はさらに続く。そして、解決の鍵となる捜査資料が紛失した。署内に事件と関わりのある者がいるのか?北の街を舞台に心の疵と正義の裏に澱む汚濁を描く、警察小説の傑作誕生。



2010年5月25日火曜日

1950年のバックトス 北村 薫

来ました。北村先生です。

短編集なんだけど、表題の「1950年のバックトス」は、オチを予想していたとはいえ
いい話。
だいぶずっしりした。

また他の作品も小粒ながら読み応えあり。一つ一つが短いので、待ち合わせの合間や
ちょっとした時間の息抜きで読むといいかも。

内容(「BOOK」データベースより)
「野球って、こうやって、誰かと誰かを結び付けてくれるものなんだね」忘れがたい面影とともに、あのときの私がよみがえる…。大切に抱えていた想いが、時空を超えて解き放たれるとき―。男と女、友と友、親と子を、人と人をつなぐ人生の一瞬。秘めた想いは、今も胸を熱くする。過ぎて返らぬ思い出は、いつも私のうちに生きている。謎に満ちた心の軌跡をこまやかに辿る短編集。


2010年5月23日日曜日

希望ヶ丘の人びと 重松 清

まあー相変わらず重松先生はすごい。
短編だけど同じ舞台の連作。

全てが感動させますよ、的な作品。
さすがに全部で泣いたわけじゃあないけど、読み応えといい
感動ポイントといい、他の作品を引き離している。

一昔前のメガトン級の作品と比べると70点くらいだけど
あくまでも重松作品内での点数であり、一般的には
85点くらいあげてもいいかも。

最後まで飽きずに読めます。


内容紹介
亡き妻のふるさとに住む父子を描く感動長編

亡き妻の“ふるさと”――そこには、彼女と仲の良かった友だちがいて、
彼女のことを好きだった男がいて彼女が初めて恋をした人がいた……。
70年代初めに開発されたニュータウンに引っ越してきた父と子の、かけがえのない日常を描く感動長編。
主人公の私〈田島〉は、この春から小学五年生になる亮太と中学三年生になる美嘉とともに
「希望ヶ丘」にやってきた。ここは、2年前にガンで亡くなった妻・圭子の“ふるさと”であり、
今度の引っ越しは、脱サラして進学塾の教室長への転職を決めた私自身の再出発でもあった……。
いじめ、学級崩壊、モンスター・ペアレント、家族の死――あなたはいま、子どもたちにどんな「希望」を語れますか?

2010年5月21日金曜日

リセット 垣谷 美雨

リセットは前に北村先生の作品を読んだけど、同名の違う作品。

北村作品より人間くさくて、読後感も悪くない。
よくある展開といえばその通りだが、軽くさくっとタイムスリップものを
読みたい場合はこれで十分。

ただ、、、そう考えてみると、北村先生の「リセット」はすごかったんだなあ
と改めて思ったりもする。

内容紹介
現在40代後半の専業主婦とキャリアウーマン、水商売あがりの三人は、それぞれ今の生活に不満を抱えていた。ある日、彼女たちは何者かの手によって高校時代にタイムスリップさせられてしまう。今度こそ理想の人生を!と願う三人の運命は!?考えさせられつつも読んだ後、元気がもらえる作品。


2010年5月20日木曜日

体育座りで、空を見上げて   椰月 美智子

やばい、、どうでもいい内容満載だ。。
いや、言葉が正しくない。
後にまったく引かない作品だ、という感じ。
文学賞ものはこういうものだけど、記憶にも記録にも残っていないけど
不快感はない。
というか「いい作品なんだろうな」というテイストはある。

ノスタルジックに文学に浸りたい人はぜひ。

内容(「BOOK」データベースより)
大人の階段を昇るのってすごくしんどい。五分だって同じ気持ちでいられなかった、あの頃。今もっとも注目の著者が、読者を瞬時に思春期へと引き戻す、おかしくも美しい感動作!野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞受賞第一作。

2010年5月19日水曜日

森に眠る魚 角田 光代  

これは怖い。。
角田先生のよくある淡々怖い系。
内容やストーリーについてはそんなに目新しいものじゃないけど、その筆力というか
展開はすごい。

内容は本当にあった事件をモチーフにしているらしく、その部分がものすごく怖い。。。
ただ、最後までしっかり読むべき。



内容(「BOOK」データベースより)
東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく。

2010年5月15日土曜日

きみはポラリス   三浦 しをん

これもOLが公園で読む話。

悪くはない。ただ人に強く進めるものでもない。
そんな短編集。


内容(「BOOK」データベースより)
これって恋or愛?いえ、これこそ恋愛そのもの。世間の注目も原稿の注文も「恋愛」のことばかり。なら、とことん書いてみようじゃないの!ということで生まれたただならぬ「恋愛短篇集」。初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛…本気で恋し、だれかを愛したいなら読むしかない!われらの時代の聖典。

2010年5月13日木曜日

死写室 - 霞 流一

帯がけっこう映画の内幕を小説風に紹介するのかと思いきや、なーーーーんもない。
殺人事件はあるが、展開やオチなどが昭和30年代の少年漫画のようなネタ。

内容(「BOOK」データベースより)
映画館、試写室、ロケ先&セットの撮影現場etc.で発生する、奇怪な事件の数々。密室、透明人間、斬首魔、建物消失などVFX級の謎に酩探偵・紅門福助が挑む!単行本特典として書き下ろし三本を収録したスペシャル・エディション。

2010年5月12日水曜日

マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~ 三橋 貴明

久しぶりのダメダメ本。

どーでもいいネタや誰も検索すれば出てくるような情報を、さも大事のような書き方で
綴っている。
はっきりいってひどい。
此の人、経済系ではそれなりの作品や論説を出すのに、得意分野じゃないのはだめなんだなあ。

これを各時間はおそらく1日くらいだろう、そんな作品。

PS
ネットにまったく触れていない人や、マスゴミのネタを全く知らない人には読み応えがあります。
すべて2chに掲載されていた情報だけど。

内容(「BOOK」データベースより)
捏造報道が繰り返されるのは、産業構造こそ問題だった!人気経済評論家が書き下ろす渾身のメディア論。

2010年5月10日月曜日

リクルートのDNA―起業家精神とは何か 江副 浩正

前に立ち読みしたこともあったけど、今回なんとなく借りてみました。
で、、まったく読み応え無し。

昔の面白い話が続くのかと思いきや、時代や読ませどころがコロコロ変わって
続いてもっとこの話が知りたいとか、この浸りの中で次の話にいきたいと思っても
どれもが中途半端に流れて行く。。
まあ、リズムだけの問題か。

やっぱりこの人は編集者じゃないなあ。読ませようという意思がない。

出版社/著者からの内容紹介
リクルートの遺伝子たちは、なぜこれほどにも強いのか?
リクルートで起業や経営を学び成功する「リクルートの遺伝子」を持った人びとの活躍が続いている。彼らの原動力となっている江副浩正氏の「起業家精神」とは何か。大前研一氏絶賛!!

2010年5月6日木曜日

虹の彼方 小池 真理子

いつ戻りの小池先生の作品。
男女がごくありふれたように恋愛し、どろどろになっていく。

そこにものすごい感動も、驚きの展開もなく、よくある男女のドロドロや
挙動があるだけ、、。。

まあ今回は嫌なおちじゃなかったけど、まあ、読まなくてもいいかなあ。。

内容(「BOOK」データベースより)
間に合ってよかった…。女優の志摩子と作家の正臣。48歳と43歳の女と男が出会い、恋に落ちる。それぞれに家庭があり、名声がある。この恋が、どれほど周りの人を傷つけるのか、世間の非難を浴びるのか。わかっていながらも、無防備な子供のように愛し合うふたり。遊びの恋ならどんなに楽だろう。もうもどれない、もう一人では生きていけない。切なさが胸をうつ第19回柴田錬三郎賞受賞作品。

桜ハウス 藤堂 志津子

淡々とただ、流れて行く作品。

女性が通勤途中や公園で何となく読むような作品。
特になにも残りません。


内容(「BOOK」データベースより)
伯母から古い一軒家を相続し、大家として3人の女性とハウスシェアを始めた蝶子。あれから10年が過ぎ、蝶子46歳、遠望子41歳、綾音36歳、真咲31歳となり、7年ぶりに当初のメンバー4人全員が顔をそろえることとなった。年齢も仕事も性格も、そして男性の好みもまったく違う女たち。それぞれの人生を懸命に生き、ホンネを言い合いながら、家族やパートナーとは違う、居心地のよい不思議な絆で結ばれていく。

2010年5月5日水曜日

殺してもいい命---刑事 雪平夏見   秦 建日子

このシリーズは読み応えがある。

オチがどうのこうのというより、キャラクターや展開でぐいぐい読ませるタイプ。
正直、内容や切り方はどーでもいい。
(ただ、今回はすごいオチだったけど)

もっとこのキャラクターを見たい、そんな作品。

内容(「BOOK」データベースより)
「殺人ビジネス、始めます」「新規開業につき、最初の三人までは特別価格30万円」―胸にアイスピックを突き立てられた男の口には、赤いリボンで結ばれたチラシが突っ込まれていた。殺された男の名は…。あの刑事・雪平夏見が帰ってきた!待望のシリーズ最新刊。

2010年5月3日月曜日

殺してしまえば判らない  射逆 裕二

やばい、、読み始めて10pくらいでヤメタ。。

なぜだろう。。その理由は、やめてしまえば判らない。。

内容(「BOOK」データベースより)
首藤彪三十四歳、現在無職。妻の彩理は、東伊豆の自宅の書斎出入口で血まみれとなって死んでいた。確たる物証もないまま、妻は自殺として処理される。彪は失意のあまり東伊豆を離れるが、彩理の死の真相を究明するために再びそこで暮らす決意をする。だが、引っ越してきた直後、周囲で発生する陰惨な事件やトラブルに巻き込まれてしまう。その渦中で知り合いとなってしまった奇妙な女装マニアの中年男・狐久保朝志。外見に似合わず頭脳明晰、観察力抜群な彼の活躍で、彪の周囲で起こる事件は次々と解決していき、さらには妻の死の真相まで知ることとなるのだが…。予測不能な展開と軽妙な文体、そしてアクの強い探偵の鮮やかすぎる推理で、読者を超絶&挑発の迷宮へと誘う本格ミステリ。斯界を震撼させる女装探偵・狐久保朝志初登場。横溝正史ミステリ大賞作家が放つ超絶&挑発しまくりの本格迷宮推理。

2010年5月2日日曜日

花まんま 朱川 湊人

予想以上にそれぞれ読み見ごたえあったが、どこまでも感動する話でもない。
まあ、話題にもなり易いし、賞もとるだろうけど、どこかで読んだような気がする。

内容(「MARC」データベースより)
小さな妹がある日突然、誰かの生まれ変わりだと言い出したとしたら-。大阪の路地裏を舞台に、失われてしまった懐かしさを描く作品集。表題作のほか、「トカビの夜」「妖精生物」「摩訶不思議」など全6篇を収める。