2010年8月29日日曜日

最後の一球 島田 荘司

完全なスポーツミステリーかと思いきや、そのあたりは
そんなに深みはなく、青春時代を振り返りつつ事件が起こる話。
トリック系はまったく覚えていない。。

内容(「BOOK」データベースより)
「二番手の男」が投じた友情と惜別の一球が御手洗も諦めかけた「事件」を打ち砕く!「奇跡が起こったよ石岡君」心躍る感動の青春ミステリー。御手洗潔シリーズ長編。


2010年8月25日水曜日

王様ゲーム 金沢伸明

タイトルが意味ありげで借りてしまいました。
ただ、、予想通りの展開の深みでした。

リズムは悪くないし、さくっと読めるので映画とかドラマとか
好きな人にはいいかも。


内容紹介
モバゲータウンで4ヵ月連続で総合ランキング1位を獲得したホラー小説。ある日、高校のクラスメイト全員に”王様”と名乗る人物から命令メールが届く。最初は簡単な命令だったが、それは次第にエスカレートし…ついに、命を懸けた王様ゲームが始まった!

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2010年8月20日金曜日

新参者 東野 圭吾

今更読みました。
短編だということもこのとき知りました。
そうか、、、でもこのくらいのレベルは昔からあるなあ。。という作品。

もちろん面白い。でも昔から東野作品を知っている人は
あれのほうがいい
という意見が多々出るだろう。

まあ、今はバブルみたいなものなので、、。


内容(「BOOK」データベースより)
日本橋。江戸の匂いも残るこの町の一角で発見された、ひとり暮らしの四十代女性の絞殺死体。「どうして、あんなにいい人が…」周囲がこう声を重ねる彼女の身に何が起きていたのか。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、事件の謎を解き明かすため、未知の土地を歩き回る。


老朽マンションの奇跡 井形 慶子  

家に興味があるので、そのあたりで借りて見ました。
いや、こんなリフォームがあるのかと、新たな知識がぐいぐい
入ってきました。
事実に基づいた話だけに、今から引っ越す人とか、家を買おうと
思っているひとは絶対に読むべき本。


内容(「BOOK」データベースより)
「住みたい街No.1」吉祥寺で築35年のメゾネットを500万円で買って「ロンドンフラット」に再生!見棄てられたガラクタ物件をわずかな予算で理想の家に作り替え。不況の今だからこそ叶う住宅取得の裏ワザが炸裂する。あなたの住宅観を変える疾風怒涛のドキュメンタリー。


2010年8月17日火曜日

すべての雲は銀の… Silver Lining 村山 由佳

切ない、、、、。
これは女性が好きになるかも。あまり深く言うと拒否る人もいるので言わないけど
結構予想が難しい展開と奥深さ。

でも舞台がペンションということで旅ものや田舎への憧れみたいな読み方でも
面白い。

最後の最後は、、やっぱりそうなったか。。っ手感じ。

内容(「BOOK」データベースより)
恋人由美子の心変わりの相手が兄貴でさえなかったら、ここまで苦しくはなかったのかもしれない。傷心の祐介は、大学生活から逃れるように、信州菅平の宿「かむなび」で働き始める。頑固だが一本筋の通った園主、子連れでワケありの瞳子…。たくましく働く明るさの奥に、誰もが言い知れぬ傷みを抱えていた。


2010年8月16日月曜日

ひまわり事件 荻原 浩

感動するだろう、と思って借りた作品。
そして、感動はしなかった。
面白いけど、泣かせたいのか淡々とやりたいのかいまひとつ
つかみきれなかった。
最後の持っていきかたは想像ついたけど、そこに向かう直前のエピソードがちょっと。。



内容(「BOOK」データベースより)
実行犯は、ジジババと幼稚園児?隣接する有料老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」。老人とガキどもの不思議な交流、やがて起こるカゲキな「事件」とは?荻原浩渾身の熱血幼老小説!―。


2010年8月15日日曜日

ラスコーリニコフの日 佐々木 敏

やばい、読み飛ばした。。
だって話がドコを中心に書いているのか分からなくなるのだもの。
どっちかにもっと偏ればいいのに、2面性で書き進めてどっちも
深堀ができそうなテーマだから、どっち付かずになっている。

惜しい、。


内容(「BOOK」データベースより)
日本では初めてのプロのスナイパーによる要人狙撃事件が発生。異国から送り込まれた刺客の、たった1発の銃弾に、警察上層部は凍り付いた。事件の真相を隠そうとする勢力と、それを許さない若き女性刑事。別件逮捕された正体不明の男をめぐる、前代未聞の法廷サスペンスが展開する。



2010年8月13日金曜日

骨の記憶 楡 周平

いや~、重い。重い。重い。

でもドスンと記憶に残り、ちゃんと消化される話。
長編だけどあっという間に読んでしまった。
隅々までぎっちりエピソードや深みが描かれていてどこも
読み飛ばす要素がない。

オチはなんとなく予想できるものの、一気に読んでしまいたくなる。

内容(「BOOK」データベースより)
没落した東北の旧家の嫁のもとに届いた宅配便は51年前に失踪した父の頭蓋骨だった。差出人は、中学卒業後、集団就職で町を出てその翌年に火事に遭って死んだはずの同級生。いったい誰が、何のために―。隠されていた過去が、昭和の記憶とともに今、明らかになる。人生の光と影を余すところなく描いた力作長篇。

2010年8月11日水曜日

今夜 誰のとなりで眠る 唯川 恵

一人の男がいろんな女性の記憶に残りそれがくすぶり続ける話。
もう死んでいるのに、そこから全てが繋がっていく。

相変わらず唯川作品という感じで、うまい恋愛日常作品になっている。
ドスンとはこないけど、グリグリとはくる、そんな作品。

出版社/著者からの内容紹介
奔放な生き方で多くの女性たちに愛された男の死。旧友たちが築いてきた穏やかな生活に、様々な波紋を投げかける…。立ち止まり、振り返る女たちに、いま、新しい選択が待っている。恋愛長編。


2010年8月10日火曜日

球体の蛇 道尾 秀介

うーん、暗い、重い、救いがない。
ってイメージ。

文学的なニオイを出したいのかもしれないけど
好き嫌いが分かれる。
道尾作品というイメージと違う古典文学作品かしら。



内容(「BOOK」データベースより)
1992年秋。17歳だった私・友彦は両親の離婚により、隣の橋塚家に居候していた。主人の乙太郎さんと娘のナオ。奥さんと姉娘サヨは7年前、キャンプ場の火事が原因で亡くなっていた。どこか冷たくて強いサヨに私は小さい頃から憧れていた。そして、彼女が死んだ本当の理由も、誰にも言えずに胸に仕舞い込んだままでいる。乙太郎さんの手伝いとして白蟻駆除に行った屋敷で、私は死んだサヨによく似た女性に出会う。彼女に強く惹かれた私は、夜ごとその屋敷の床下に潜り込み、老主人と彼女の情事を盗み聞きするようになるのだが…。呑み込んだ嘘は、一生吐き出すことは出来ない―。青春のきらめきと痛み、そして人生の光と陰をも浮き彫りにした、極上の物語。


2010年8月7日土曜日

あるキング 伊坂 幸太郎

期待していた分、ちょっと残念なうすうす系。
淡々とものすごい人がどんどん成長していくんだけど切り口という
か成長の仕方がちょっと微妙。

なんかすっきりしないというか、伊坂ワールドがちょっとずれているというか、。
少なくともまったく予想がつかない、「あるキング」の話だ。


内容(「BOOK」データベースより)
弱小地方球団・仙醍キングスの熱烈なファンである両親のもとに生まれた山田王求。“王が求め、王に求められる”ようにと名づけられた一人の少年は、仙醍キングスに入団してチームを優勝に導く運命を背負い、野球選手になるべく育てられる。期待以上に王求の才能が飛び抜けていると知った両親は、さらに異常ともいえる情熱を彼にそそぐ。すべては「王」になるために―。人気作家の新たなるファンタジーワールド。


2010年8月6日金曜日

ヤッさん 原 宏一

何気なく手に取った作品だけど予想以上に読み応えがあり、久しぶりに
面白い作品、といえる。

これがあるから知らない作家も詠みたくなる。
ホームレスという立ち位置ながら不思議な存在と歴史をもつやっさんを中心に
それに伴う若者の成長物語。

成長ものが好きだということと、銀座のお店事情やちょっとした裏話が
面白くて、連作ながらそれぞれ面白い。

さくっと面白い作品が読みたい人は是非。

内容(「BOOK」データベースより)
誰が呼んだか“銀座のヤス”。親しみ込めて“ヤッさん”。築地市場と一流料理店を走って回り、頼られる謎の男。自分がなぜ宿無しかは語らないが、驚きの舌と食の知識を持つ。新米ホームレスのタカオは、ひょんなことからヤッさんに弟子入りして、「驚愕のグルメ生活」を味わうことに。市場も銀座も、最高に旨くて、人情はあったかくて、さっぱりと気持ちがいい。だが、誇りを持って働く現場には事件も起こる。ヤッさん&タカオの名コンビが、今日も走る。


2010年8月5日木曜日

初恋温泉 吉田 修一

悪人が話題の吉田先生作品。

初恋っていう甘酸っぱいものではなく、時に切なく、時につらさがにじみ出る
5つの短編。

まったく違う恋愛物語がばらばらと存在し、それぞれが一つ一つ立っている
作品になっている。
でも全てがすっきり終り話じゃないので、、微妙な点はある、。

内容(「BOOK」データベースより)
初恋の女性と結婚した男。がむしゃらに働いて成功するが、夫婦で温泉に出かける前日、妻から離婚を切り出される。幸せにするために頑張ってきたのに、なぜ―表題作ほか、不倫を重ねる元同級生や、親に内緒で初めて外泊する高校生カップルなど、温泉を訪れる五組の男女の心情を細やかにすくいあげる。日常を離れた場所で気づく、本当の気持ち。切なく、あたたかく、ほろ苦い恋愛小説集。

2010年8月2日月曜日

イノセント・ゲリラの祝祭 海堂 尊

海堂作品もひさしぶり。
田口よりも白鳥やその他の人たちが活躍する話でこれはこれで読み応えがあった。
ただ、もっとも伝えたかったであろうテーマは二転三転してよくわからなかった。

厚労省が大変なところだ、という印象しか残らない。。

内容紹介
映画化、テレビドラマ化もされた第4回『このミス』大賞受賞作の『チーム・バチスタの栄光』は累計320万部突破、続編の『ナイチンゲールの沈黙』も140万部を突破し、驚異の新人と謳われる海堂尊。彼の原点でもある「田口・白鳥シリーズ」の最新刊がいよいよ登場です! 今回の舞台は厚生労働省。なんと、窓際医師の田口が、ロジカルモンスター白鳥の本丸・医療事故調査委員会に殴り込み!? グズグズな医療行政を田口・白鳥コンビは変えることができるのか……。1年半ぶりに戻ってきた彼らの活躍にご期待ください。


2010年8月1日日曜日

ガリレオの苦悩 東野 圭吾

東野作品は約1年ぶりくらい。
本当に久しぶりだったけどあまり読み応えがなかったのが残念。ただある一定の
質は担保されているのでその辺は安心。

今回は短編だったので、サクサク読み終えて、、記憶が薄れている内容でした。


内容紹介
「悪魔の手」と名乗る者から、警察と湯川に挑戦状が届く。事故に見せかけて殺人を犯しているという彼に、天才科学者・湯川が立ち向かう 。