2007年11月30日金曜日

扉は閉ざされたまま 石持 浅海

10年前にはやったパターン。
別荘で男女が閉じ込められ、どんどん人が死んでいく。。

本格推理としては上出来で、一見の内容とテンポ。
新しい発見や楽しみはないけど、王道をそのまま楽しみたい人にはお勧め。

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内容(「BOOK」データベースより)
久しぶりに開かれる大学の同窓会。成城の高級ペンションに七人の旧友が集まった。(あそこなら完璧な密室をつくることができる―)当日、伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。何かの事故か?部屋の外で安否を気遣う友人たち。自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた。しかし、参加者のひとり碓氷優佳だけは疑問を抱く。緻密な偽装工作の齟齬をひとつひとつ解いていく優佳。開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった…。


2007年11月29日木曜日

ブレイクスルー・トライアル  伊園 旬

自分が勤めている会社が似ている似ている会社のせいか、結構楽しめた。
最後の最後でまたもや謎解きがあり、ノンストップ系のエンタメ最高峰作品。。
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出版社 / 著者からの内容紹介
懸賞金1億円の一大イベント<ブレイクスルー・トライアル>に参加することを決めた、門脇と丹羽。それは、技術の粋をつくした難攻不落の研究所に侵入し、制限時間24時間以内に、所定のものを持ち帰るというものだった。彼らにはそれぞれの過去があり、このイベントで優勝することによって人生を変えようと考えていた。
ひょんなことからイベントに紛れ込んだダイヤモンド強盗犯グループ、保険会社の依頼で、その強盗を追う私立探偵、研究所の守りを固める叩き上げ頑固一徹の管理人、ライバル会社から派遣されたスパイチームなどが参加を表明し、それぞれ思惑を胸にイベントに集結する。侵入者を阻むため、各所に設けられた指紋、静脈、虹彩などの生体認証。さらには、凶暴な番犬や新型警備ロボットの一群など、数々の障害に立ち向かい、突破するのはどのチームなのか。


2007年11月26日月曜日

たぶん最後の御挨拶 東野 圭吾

東野先生のエッセイ。

内容はほとんど覚えていない。。。
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2007年11月25日日曜日

邪魔 奥田 英朗

このミスだから読んだ作品。
前評判は恐ろしく高く、レビューもほぼ絶賛。
そんな作品にも関わらず、内容をほとんど覚えていない。。

奥田先生の作品は、結構読んでいるけど、この後も
レビューを書くとおもうが、あまり記憶にない作品が多い。


この作品はいくつかの主人公の話が交差して、絡み合う
系なのだが、そのせいもあり全体的な印象が、暗い ってだけで
内容が薄い気がする。

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出版社/著者からの内容紹介
この小さな幸せは、誰にも壊させない
2002年版「このミステリーがすごい!」第2位
第4回大藪春彦賞受賞
及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供2人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織りこんだ傑作。

2007年11月23日金曜日

ハサミ男 殊能 将之

よくあるパラレルミステリー(よくないか。)

自分と同じことをやる、レベルの低い人を探す系。

本格推理なので、謎解きが好きな人にはお勧め。
あまり気にせず読んだとはいえ、最後のオチにはびっくりした。
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出版社/著者からの内容紹介
第13回メフィスト賞受賞作
連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。その残虐性から「ハサミ男」と名づけられたシリアル・キラーが、自分の犯行を真似た第3の殺人の真犯人を捜す羽目に……。殺人願望と自殺願望という狂気の狭間から、冷徹な目で、人の心の闇を抉るハサミ男。端麗なる謎!ミステリ界に妖しい涼風が!

最近、推理小説らしい推理小説がないとボヤいている人へ。そんな貴方には、『ハサミ男』との心躍るひとときがお勧め。小気味よいユーモアと警句、三重四重のたくらみを秘めた構成の妙、ありきたりの「狂気」に居直らない志の高さ──異能な才気がほとばしる注目新人の1st.は、久しく忘れがちだったミステリのダイゴ味をたっぷり堪能させてくれる。気分は〈クライム・クラブ〉系、ネオサイコ・パズラーの快作!──法月綸太郎

2007年11月21日水曜日

虚貌 雫井 脩介

やめられない、止まらない、の典型的な作品。
もともと作品には一定の評価がある雫井先生。
ある意味、安心して楽しめます。
肉厚のミステリーが読みたい人は是非。

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内容(「BOOK」データベースより)
二十一年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。間もなく、解雇されていた従業員三人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えたが…。恐るべきリーダビリティーを備え、ミステリー小説界を大いに賑わせた、怪作にして傑作。待望の文庫化。


2007年11月19日月曜日

ガダラの豚 中島 らも

人に進められて読んでみました。
しっかし、長い!

ものすごい量。なんで、よっぽど時間があるときじゃないと
無理かとおもわれます。

途中で飽きるかと思いきや、なんとか2日がかりで読みました。
こネタをはさみつつ、オカルトチックなので、やっぱり最後までオチが気になって
しまいます。

また、文章力なのか、テンポなのか、やめたいとおもいつつも最後まで
読めたので、時間があるときに、なーーんも読むものがなかったら
いいかも。
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内容(「BOOK」データベースより)
大生部一家はテレビ局の特番取材で再びアフリカへ旅立つ。研究助手の道満、スプーン曲げ青年の清川、大生部の長男納、テレビのスタッフ6名。一行はケニアとウガンダの国境沿いを北上してスワヒリ語で「13」という意味の不吉な村、クミナタトゥに着いた。村民に怖れられる大呪術師バキリの面会に成功した一行は最大の禁忌を犯す。バキリのキジーツの少女を攫ったのだ。危機一髪。ケニアを後にする。日本推理作家協会賞受賞作。

2007年11月8日木曜日

盤上の敵 北村 薫

北村先生なりのサスペンス。
ただ、息詰まる攻防、ってほどじゃない。

ほとんど記憶にないのがその理由。
重く、幾重にも話が重なっている覚えがあるが、オチやメイン展開を
覚えていない。

おそらく、、、そういうことなんだろう。。
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出版社/著者からの内容紹介
陣型は整った。敵の駒(キング)を排除するのだ。
妻の奪還をめぐる殺人犯との息詰まる取引!

自宅に殺人犯が籠城、妻が人質に!?警察が取り巻き、ワイドショーのカメラが中継するなか、末永純一(白のキング)は唯一人、犯人との取引に挑む。先手を打って城内の殺人者(黒のキング)を詰め、妻・友貴子を無傷で救わなければ。盤上の敵との争いは緊迫のうちに進み、そして取引(ゲーム)は震驚の終盤を迎える。静諡と憂愁。極上の北村魔術。


2007年11月6日火曜日

一瞬の光 白石 一文

男女のぐちゃぐちゃ系(といっても変な意味じゃない)でありつつ
ビジネスの要素もある。
ビジネス系が読みたいけど、エンタメ要素も欲しい人にお勧め。

ただし、男女系のネタが強く、重く、いろんな意味で考えてしまう作品
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Amazon.co.jp
橋田浩介は一流企業に勤めるエリートサラリーマン。38歳という異例の若さで人事課長に抜擢され、社長派の中核として忙しい毎日を送っていた。そんなある日、彼はトラウマを抱えた短大生の香折と出会い、その陰うつな過去と傷ついた魂に心を動かされ、彼女から目が離せなくなる。派閥間の争いや陰謀、信じていた人の裏切りですべてを失う中、浩介は香折の中に家族や恋人を超えた愛の形を見出していく。
著者はデビュー作である本書で、「人は何のために生きるのか」「人を愛するとはどういうことか」という大きな問題に取り組んでいる。観念的になりがちなテーマを軸にしながらも、背景となる企業社会を残酷なまでにリアルに描くことで、地に足着いた存在感のある物語を作り上げた。無慈悲な現実の渦に見え隠れする感動、生きる喜び。そうした一瞬の光を求めてがむしゃらに生きる一人の男の姿が、そこにはある。

2007年11月1日木曜日

終末のフール 伊坂 幸太郎

伊坂作品でそこそこ有名な短編集。その表現で分かる人にはわかるのが怖い。
それぞれ「ほろっと」きて「くいっ」となります。
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出版社 / 著者からの内容紹介
あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。
2xxx年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか? 傑作連作短編集。

内容(「MARC」データベースより)
「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。秩序崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は…。表題作のほか、「太陽のシール」「篭城のビール」など全8編を収めた連作短編集。