2007年9月25日火曜日

わたしを離さないで カズオ イシグロ

いやあ、、、まったく覚えてないなあ。。

なんとなく、暗い話っていうイメージは残っているけど、印象に残ったシーンや
セリフなど一切なし。

ダカーポの書評につられて読んだけど、私にはこの本のリズムが会わなかったみたい。
途中で投げたような気もする。。。

外国文学が好きな人は試してください。
そうでない人は読まなくていいかと。。

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Book Description
『日の名残り』『私たちが孤児だったころ』で高い評価を得た作家が送る、感動的な小説。心に残る友情と愛の物語の中で、世界と時間を巧みに再創造してみせる。

現在31歳のキャシーは、イギリスの美しい田園地方ヘールシャムの私立学校で、子ども時代を過ごした。そこでは子どもたちは外界から保護され、自分たちは特別な子どもで、自分たちの幸せは自身だけでなく、やがて一員となる社会にも、非常に重要だと教えられていた。キャシーはこの牧歌的な過去とはずいぶん昔に決別したが、ヘールシャム時代の友人二人と再会して、記憶に身をまかせることにする。

ルースとの交友が再燃し、思春期にトミーに熱を上げた思いが恋へと深まりはじめる中、キャシーはヘールシャムでの年月を思い返す。外界から隔絶された穏やかさと心地よさの中、少年少女がともに成長する幸せな場面を、彼女は描写する。だが、描写はそんな場面だけではない。ヘールシャルムの少年少女育成のうわべに隠れた、暗い秘密を示唆する不調和や誤解。過去を振り返ってはじめて、3人は自分たちの子ども時代と現在の生き方の真実が見え、それに対峙せざるを得なくなる。

『Never Let Me Go』は単純に見える物語だが、そこに徐々にあらわにされていくのは、驚くべき深さで共鳴する感情だ。カズオ・イシグロの最高作にあげられるだろう。 --このテキストは、 ハードカバー 版に関連付けられています。

出版社 / 著者からの内容紹介
自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。共に青春 の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇 妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々 がたどった数奇で皮肉な運命に……。彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく――英米で絶賛の嵐を巻き起こし、代表作『日の名残り』を凌駕する評されたイシグロ文学の最高到達点

2007年9月23日日曜日

鹿男あをによし 万城目 学

万条目作品第2弾。
期待を裏切らず、前作鴨川ホルモー級の面白さ。

この人、すごい、って素直に思える作品です。
仕掛けは前作よりパワーダウンしていますが、わくわく感は
同じで、ちょっと切ない感もあります。

あまり言ってしまうと問題なのですが、前作同様2段オチになっています。

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出版社 / 著者からの内容紹介
「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」。二学期限定で奈良の女子高に赴任した「おれ」。ちょっぴり神経質な彼に下された、空前絶後の救国指令!?「並みの天才じゃない」と金原瑞人氏激賞!


2007年9月14日金曜日

鴨川ホルモー 万城目 学

ここ数年読んだ中では文句なしのNO.1作品。
ちなみに、、、これ以降読んだものを含めても、まだNo1。

一瞬、くだらないSFおちゃらけ系かと思いきや、説明するのが
難しいほど、思いっきり面白い。

ものすごい設定だけど、ストーリー展開に無理を感じず、かつぐいぐい
世界に引き込まれていく。
リズムがものすごくいい感じで流れていく。

また、無茶な設定の割には、いろんな要素があり、学生もの、恋愛もの
冒険モノ、推理モノといろんなパターンで楽しめる。

といっても、やはり一番のポイントは
作品性
だ。

なんだろうが面白い。
本好きでもそうでない人も、是非読んで欲しい。
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今回は内容の記載はなしです。
先入観ナシで読んでください。