2011年9月30日金曜日

名もなき毒 宮部 みゆき

この作品をこのタイミングで読んでいることがちと不思議。
ただ、このシリーズは前々から読んでいるのですっと入り込めた。
というか2回目のような気もする。

内容は鉄板でなんの問題もない。
分厚いけど安心して最後まで一気に読める。
ただ、それは宮部先生の筆力に依存しているせいで、何か最後の最後ですごい
感動や喜びがあるとか、心にズッシリのこる作品ってわけでもないのが少々残念。


内容(「BOOK」データベースより)
どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ。財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵・北見のもとを訪れる。そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡くしたという女子高生だった。

2011年9月28日水曜日

ドント・ストップ・ザ・ダンス 柴田 よしき

結構読み応えのある展開でした。
キャラが面白いのと、感動的要素がそれぞれにあるのがいい。
連載ものらしいのでこの前後も是非読みたい。


内容紹介
人気の園長兼私立探偵・花咲慎一郎シリーズの最新刊! ある園児の父親が暴漢に襲われ昏睡状態に陥ってしまう重傷を負う。花咲は失踪中の母親・並木久美を探そうとする。一方、城島事務所から若いパティシエの身辺調査を依頼され、内偵を進めると、殺人の疑いをかけられ、命を狙われているとの噂もあった。久美を追っているうちに、駅のホームから突き落とされ間一髪電車に轢かれそうになる花咲…。命懸けの追跡行が、過去の火災事故の真相を浮かびあがらせる。ラストのどんでん返しが、せつない感動を呼ぶ、著者渾身の長編ミステリー!!

2011年9月25日日曜日

ヘヴン 川上 未映子

やばい、、、まったく記憶にない。。
何の本だかもわからない。。

また借りたほうがいいのか、それとも無視かすら、悩む本。


内容(「BOOK」データベースより)
「僕とコジマの友情は永遠に続くはずだった。もし彼らが僕たちを放っておいてくれたなら―」驚愕と衝撃、圧倒的感動。涙がとめどなく流れる―。善悪の根源を問う、著者初の長篇小説。



群衆リドル Yの悲劇’93 古野 まほろ

完全に読み飛ばしました。
展開と内容がわかりづらく、要所要所だけ読んで、最後のオチを確認して
おしまいにした。。。

もうこの手の本格推理を読む感性じゃないのかなあ。

内容(「BOOK」データベースより)
浪人中の「元女子高生」渡辺夕佳のもとにとどいた“夢路邸”内覧パーティの誘い。恋人の東京帝大生・イエ先輩こと八重州家康と連れだって訪れたそこには、個性的でいわくありげな招待客たちが集っていた。雪の山荘。謎めいた招待状。クローズドサークル。犯行予告。ダイイング・メッセイジ。密室。生首。鬼面。あやつり。見立て。マザー・グース。そしてもちろん、名探偵。本格ミステリのあらゆるガジェットを駆使した、おそるべき傑作。

2011年9月22日木曜日

眠れぬ真珠 石田 衣良

うーん。。
まあ、恋愛ものですね、一言で言って。
それ以上でも以下でもないです。

恋愛物が淡々と読みたい人だけ読む感じ。
オチも想像の範囲で、展開も想像の範囲なので、石田先生のファンの人限定で是非。

内容(「BOOK」データベースより)
出会いは運命だった。17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく―。孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。愛しあう歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は…。一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。熱情と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。

2011年9月20日火曜日

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 ティナ・シーリグ、Tina Seelig、 高遠 裕子

いや、結構この手の本は敬遠していたんだけど、これはちゃんとケースが記載されていて
具体例と展開方法の指南があるので、見に着くような内容が多かった。

ただ、何か具体的に役立つというよりトレーニングや知識の鍛錬に近いかも。
その点はスタンフォード大学の講義という面であっている。

どっかの誰だかわからない人が1つのケースを淡々と書いている本に比べれば
100倍いい。


出版社 / 著者からの内容紹介
●「あなた自身に許可を与える――常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください」――アメリカの超エリートが「社会に出たときに知っていればよかったと思うこと」「社会で自分の居場所をつくるのに不可欠だと思ったこと」をリストアップ。「起業家精神」と「イノベーション」に関する最良のテキストであると同時に、「人生への贈り物」とも言える言葉がいっぱい詰まった自己啓発書。


2011年9月13日火曜日

雪冤 大門 剛明

ちょっとこねくりまわし的な感あり。
追いついていくのに必至だったのと、深堀しているんだかあいまいなんだが
わからない箇所があったような気がする。

ただ、テーマやサスペンス的な展開はうまくできている。

最後の最後は二転三転以上のグルグル感があるので、要注意。


内容(「BOOK」データベースより)
平成5年初夏―京都で残虐な事件が発生した。被害者はあおぞら合唱団に所属する長尾靖之と沢井恵美。二人は刃物で刺され、恵美には百箇所以上もの傷が…。容疑者として逮捕されたのは合唱団の指揮者・八木沼慎一だった。慎一は一貫して容疑を否認するも死刑が確定してしまう。だが事件発生から15年後、慎一の手記が公開された直後に事態が急展開する。息子の無実を訴える父、八木沼悦史のもとに、「メロス」と名乗る人物から自首したいと連絡が入り、自分は共犯で真犯人は「ディオニス」だと告白される。果たして「メロス」の目的は?そして「ディオニス」とは?被害者遺族と加害者家族の視点をちりばめ、死刑制度と冤罪という問題に深く踏み込んだ衝撃の社会派ミステリ、ここに誕生!第29回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞W受賞作。

2011年9月11日日曜日

グッバイ・ヒーロー 横関 大

展開やリズムがよく、サクサクよめた。
主人公のキャラも立っていて、初心者向けの電車読みにはちょうどいい。

感動するような展開やドキドキするような展開もあるので、
読み応えはそこそこあります。

内容(「BOOK」データベースより)
「困っている人がいたら助けなければいけない。それが俺のルールなんだ」―ピザと音楽を愛する人気配達人“亮太”と、立てこもり事件の人質“おっさん”が運び届ける、謎と絆の物語。


2011年9月10日土曜日

下町ロケット: 池井戸 潤:

いやー、前評判以上にすごい。
元々池井戸先生の本やいくつか読んでいたので
結構期待はしていたけど、それ以上。

中身というかネタがびっしりで、いろんな角度のネタや切り口を
放り込んでくるので、すべてにで飽きない。
そしてそれら細かい枝葉のネタが最後の最後で見事に絡み合う。

こりゃー売れるわ、という作品でした。


内容紹介
「その特許がなければロケットは飛ばない――。
大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!
かつて研究者としてロケット開発に携わっていた佃航平は、打ち上げ失敗の責任を取って研究者の道を辞し、いまは親の跡を継いで従業員200人の小さな会社、佃製作所を経営していた。
下請けいじめ、資金繰り難――。
ご多分に洩れず中小企業の悲哀を味わいつつも、日々奮闘している佃のもとに、ある日一通の訴状が届く。
相手は、容赦無い法廷戦略を駆使し、ライバル企業を叩き潰すことで知られるナカシマ工業だ。
否応なく法廷闘争に巻き込まれる佃製作所は、社会的信用を失い、会社存亡に危機に立たされる。
そんな中、佃製作所が取得した特許技術が、日本を代表する大企業、帝国重工に大きな衝撃を与えていた――。
会社は小さくても技術は負けない――。
モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの矜恃と卑劣な企業戦略の息詰まるガチンコ勝負。
さらに日本を代表する大企業との特許技術(知財)を巡る駆け引きの中で、佃が見出したものは――?
夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。」

2011年9月5日月曜日

鬼の跫音 道尾 秀介

さすが道尾先生。鉄板のストリー展開と怖さがちゃんと楽しめる。
オチはよくあるパターンではあるんだけどそれに持っていくまでが
筆力のすごさで楽しめる。

道尾先生の本を試しに読む感じの人には是非。


内容紹介
鈴虫だけが知っている、過去の完全犯罪。蝶に導かれて赴いた村で起きた猟奇殺人事件。いま最も注目を集める新鋭・道尾秀介が満を持して送り出す、初の連作短編集!

2011年9月3日土曜日

ツバメ記念日―季節風 春 重松 清

久しぶりの重松先生の残念本

完全に読み飛ばしてしまって何も残らない
話し。。

ただ、初めて重松先生の本を読む人にはまだいいかも。

出版社 / 著者からの内容紹介
記憶に刻まれた"春"は、何度でも人生をあたためる。憧れ、旅立ち、別れ、幼い日の母の面影──温かい涙あふれる12の春の物語

2011年9月2日金曜日

本日は、お日柄もよく 原田 マハ

いやー久しぶりn穴場。
まったく期待してなかったんだけどこれがまた結構面白くために成り
さらにちょっとした感動を呼ぶ連作傑作。

評判はいいみたいだけど、それ以上の新鮮な面白さがある。
スピーチライターというあまり取り上げられない職種というのも
興味深い。



内容(「BOOK」データベースより)
二ノ宮こと葉は、製菓会社の総務部に勤める普通のOL。他人の結婚式に出るたびに、「人並みな幸せが、この先自分に訪れることがあるのだろうか」と、気が滅入る27歳だ。けれど、今日は気が滅入るどころの話じゃない。なんと、密かに片思いしていた幼なじみ・今川厚志の結婚披露宴だった。ところが、そこですばらしいスピーチに出会い、思わず感動、涙する。伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入りすることになるが…。