2014年7月30日水曜日

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫) 高橋 秀実

ちょこちょこしたエピソードがロジカルでおもしろいけど、よくよく読んでみると実は
ほとんど負けてる現実。

たまーーにすごくかつけど継続性がないので、うーんって感じ。



内容(「BOOK」データベースより)
甲子園も夢じゃない!?平成17年夏、東大合格者数日本一で有名な開成高校の野球部が、東東京予選ベスト16に勝ち進んだ。グラウンドでの練習は週1日、エラーでも空振りでもかまわない、勝負にこだわりドサクサに紛れて勝つ…。監督の独創的なセオリーと、下手を自覚しながら生真面目に野球に取り組む選手たちの日々。思わず爆笑、読んで納得の傑作ノンフィクション!


2014年7月29日火曜日

メギド 渡辺 裕之

筆力が高いせいか、内容はうすうすなはずなのに、一気読みができた。
ハードボイルドとしてグイグイ読むのは大正解。

ここで謎ときの要素とか、人間性の要素とかはほとんど気にしないで
読み進めたほうがいい。

そう思うと、途中途中で出てくるちょっとした泣きのエピソードがグッとくる。

内容(「BOOK」データベースより)
ベトナム戦争が泥沼化し、日本国内でも政情不安が続いていた1972年、奥秋川でひとりの美青年が発見された。彼はすべての記憶を失い、頭部に大きな手術痕が残っていた。キャンプ場を営む根岸に助けられ達也と名づけられた青年は、断片的に殺人の記憶が甦るようになる。やがて、戦中から兵器開発を続ける軍需会社“大島産業”から達也に“零隊”と呼ばれる刺客が送り込まれた。だが、達也は「メギド」と呼ばれるもうひとりの人格を自覚、敵を撃退する。彼は一体何者なのか?そして待ち受ける壮絶な運命とは?ヒットシリーズ『傭兵代理店』の著者が贈る、アクション謀略小説。


2014年7月22日火曜日

ブルー・ゴールド 真保裕一

最初だけとまどうけど、あとはよくある影の実力グループで新人が
成長していくお話。

細かいエピソードや勝った負けたはおもしろいけど、ちょっとだけ
矛盾を感じつつ次回作も見てしまうだろうなあ、って話。



内容(「BOOK」データベースより)
若手商社マンの藪内之宏は零細企業のゴールド・コンサルタントに飛ばされる。社長は悪名高く敵だらけ、同僚は凄腕ハッカーの青年に年齢不詳のド派手美女。藪内はクセモノぞろいの面々と貴重な商品である「水」獲得に奔走するが、予期せぬ妨害に悪戦苦闘する。


2014年7月18日金曜日

夏を拾いに  森 浩美

昔を思い出しているところはちょと退屈になって読み飛ばしてしまいました。
そこが肝みたいんだけど。

最初と最後の親子の会話のほうがよかったので、そこを厚めにしてほしかった。


内容(「BOOK」データベースより)
「私たちには、いつだって拾いにいける夏がある」。“現代の人情話”の名手が描く、懐かしく瑞々しい、少年の日々。宝物のような友情、家族の絆。現代人が原点に立ち返る共有装置を込めた、ノスタルジック感動長編。


2014年7月14日月曜日

ケルベロスの肖像 海堂 尊

シリーズの最後みたいで、それなりに盛り上がったけど、会話とシーンで
つなぎ切っている。
内容的には、、どーでもいい感じ。

この次を書くのはそれなりに大変そう。



内容(「BOOK」データベースより)
東城大学病院を破壊する―病院に届いた一通の脅迫状。高階病院長は、“愚痴外来”の田口医師に犯人を突き止めるよう依頼する。厚生労働省のロジカル・モンスター白鳥の部下、姫宮からアドバイスを得て、調査を始めた田口。警察、法医学会など様々な組織の思惑が交錯するなか、エーアイセンター設立の日、何かが起きる!?文庫オリジナル特典として単行本未収録の掌編を特別収録!



2014年7月11日金曜日

喧嘩猿 木内 一裕

時代劇は嫌いだけど、これは楽しめた。
石松の話だけど、次郎長は全く出てこないで、その前の任侠
で楽しめるのがすごいことろ。

続編というか別枠の話があったらうれしい。

内容(「BOOK」データベースより)
売られた喧嘩は必ず買う。度胸だけを頼りに己の信じた道を進むだけ。世間を敵に回しても、生き方だけは変えられぬ。馬鹿と呼びたきゃ呼ぶがいい。こんな糞みてえな世の中で、命を惜しんでまで生きていてえとは思わねえ。名刀・池田鬼神丸を巡り、男たちの生き方が激突する!デビュー作『藁の楯』映画化の著者が書き下ろす、七作目にして、痛快の極み。


2014年7月8日火曜日

リターン 五十嵐 貴久

いやあ、、、怖い。

リカの最初の話はもう覚えていないけど、それでも大丈夫。

殺し方が怖いので、そこは飛ばしつつ、ドキドキの展開だけ楽しもう。
最後もやっぱり怖いけど。


内容(「BOOK」データベースより)
高尾で発見された手足と顔がない死体、それは、10年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と共に捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子と結婚の約束をした恋人・捜査一課の奥山から連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは…。


2014年7月7日月曜日

どれくらいの愛情  白石 一文

うーん。。。

よく出来てるはずなんだけど、全く覚えていない。。




内容(「BOOK」データベースより)
5年前、結婚を目前に最愛の女性、晶に裏切られた正平は、苦しみの中、家業に打ち込み、思わぬ成功を収めていた。そんな彼に突然、電話が。再会した男と女。明らかにされる別離の理由(表題作)。目に見えるものだけでは分からない「大切なもの」に気づくとき、人は感動に打ち震える。表題作の他3作を収録した傑作恋愛小説集。


2014年7月4日金曜日

てふてふ荘へようこそ 乾 ルカ

これは、、いい。
本当にふかいい。

それぞれのエピソードの立ち方がよく出来ていて、
さらにその裏ストーリー、またまた、サイドストーリー。

いくつにも重なって、一つにまとまっていく姿はまさに圧巻。

これは傑作。
逆にすごすぎてドラマ化は難しいだろうなあ。

内容(「BOOK」データベースより)
ある街の高台に佇む木造アパート「てふてふ荘」。敷金・礼金なし、2Kの間取りで家賃はわずか13,000円、しかも最初の1ヶ月は支払う必要なし…破格の条件に不審を抱きつつ1号室に入居したフリーターの高橋真一。翌朝目を覚ますと、見たことのない若い女の子が笑顔で座っていた。「これからよろしくね」。特異な事情を抱えた住人たちが出逢った、謎の“同居人”の秘密。切なくもほっこり心が温かくなる、おんぼろアパート物語。


2014年7月1日火曜日

生存者ゼロ   安生 正

これは逆に薄い気が。。

パニックムービー的な流れでハリウッドならこのくらいの薄さで
大作になっちゃう。

スケールはでかいけど謎解き部分は適当、という感じです・



内容(「BOOK」データベースより)
北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で職員全員が無残な死体となって発見された。陸上自衛官三等陸佐の廻田と感染症学者の富樫らは、政府から被害拡大を阻止するよう命じられる。しかし、ある法則を見出したときには、すでに北海道本島で同じ惨劇が起きていた―。未曾有の危機に立ち向かう!壮大なスケールで未知の恐怖との闘いを描く、第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。