2013年1月31日木曜日

緑の毒 桐野 夏生

最後までちゃんと読めなかった。
なぜか最初の数十ページで読む気がしなくなり、読み飛ばして
最後のオチをそのまま読んでしまいました。

おそらく文体や表現が自分には合わなかったんだと思う。
桐野先生の話は好きでもう何冊も読んでいたから大丈夫だと過信して
いた。
テーマがテーマだけにダメだったんだと思う。


内容紹介
妻あり子なし、39歳、開業医。趣味、ヴィンテージ・スニーカー。連続レイプ犯。。水曜の夜ごと、川辺は暗い衝動に突き動かされる。救命救急医と浮気する妻に対する、嫉妬。邪悪な心が、無関心に付け込む時――。



2013年1月30日水曜日

黄土の疾風 深井 律夫

村おこしで苦労するよりも経済戦争的やあるいはサラリーマンの悲哀や人間模様的に
苦労する話。
建て直し系の話しを想像するとまったく違うのでちと残念。



内容紹介
第3回城山三郎経済小説大賞受賞作! 日中両国の農業の危機を克服するため、投資ファンドを設立し黄土高原で村興しを始めた大塚草児。草児の後見人、宮崎善幸が社長を務める総合飲料メーカー・六甲酒造は、欧州穀物メジャー・オレンジサントの乗っ取りの標的となっていた。村興しの成否は? 乗っ取りは回避できるか? 日中の架け橋となる壮大な物語。



2013年1月29日火曜日

亡国前夜  江上 剛

登場人物のつながりが分かりづらく、なかなか頭の中で整理することが
できなかった。
江上先生のいつもの経済小説とは違った趣を出したかったんだと
思うが、あまりうまく行っていないケース・・。


内容(「BOOK」データベースより)
世界同時不況下の日本で、若者による通り魔事件が頻発しだした。フリーターの金子将太は魔手から若い女性を救うが、二人は名乗ることもできず別れる。犯行は財界人テロへと激化。背後には絶望した若者を糾合する新興宗教政党の動きがあった。将太が救った中国人女性が、また食いつめ来日した米中の男たちが帯びる任務とは?国家存亡の事態が迫りくる!憂国のクライシス・ノベル。


2013年1月28日月曜日

境遇 湊 かなえ

うーん、、面白けど、オチというか納得感はあまりない。
もっと期待してしまうし、もっと深みがあると思って
読み進めると、どーーでもいいオチが。。
いや、人によっては感動するかもしれないけど
こんなことをここまで大騒ぎするようなことか?
という感想がつい。。


内容紹介
発売日: 2011/10/5
主人公は36歳のふたりの女性。
政治家の夫と幸せな家庭を築き、さらに絵本作家としても注目を浴びる主婦の陽子。
家族のいない天涯孤独な新聞記者の晴美。ふたりは親友同士であるが、共に生まれてすぐ親に捨てられた過去を持つ。
ある日、「世間に真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状と共に、陽子の5歳になる息子が誘拐された。
真実とは一体何なのか ……。
晴美と共に「真実」を求め奔走する陽子。すると、陽子の絵本のファンだという一人の女性の存在が浮上する。
犯人はその女性なのか、それとも……。
人 は生まれる環境を選べない。しかし、その後の人生は自分の意思で選び、自分の手で築いていくことができる。
犯人の示す「真実」が明らかになるとき、ふたりの歩んできた境遇 =人生の意味が改めて浮き彫りになっていく。


2013年1月24日木曜日

さあ、地獄へ堕ちよう 菅原 和也

もう、、いいかな。。
まだ書きなれていないせいだと思うけど、非常に読みづらい。
汚い表現とかも出てくるので、途中と途中で嫌になるし。

自分はダメでした。

内容(「BOOK」データベースより)
身体改造、裏サイト、居場所を見つけられず悲鳴を上げる魂たち―。第32回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作。


2013年1月22日火曜日

やらなきゃゼロ!――財政破綻した夕張を元気にする全国最年少市長の挑戦 (岩波ジュニア新書) 鈴木 直道

もっと実績や実情を深く掘り下げた形がよかった。
出すのが早すぎたような気がする。
ただ、夕張のPR目的で作ったのならよく出来ている。

3年後に期待。

内容(「BOOK」データベースより)
夕張メロンで知られる北海道夕張市に全国最年少の市長が誕生した。元東京都職員のごく普通の若者が、財政破綻したまちの再生に取り組む。厳しい財政事情、全国一高い高齢化率、最低水準の行政サービス…難問山積のなか、持ち前の行動力を発揮し、夢と情熱をもって地域再生にチャレンジする若き市長の奮闘記。


2013年1月14日月曜日

敗者の嘘―アナザーフェイス〈2〉  堂場 瞬一

無理くり感ありあり。

設定は面白そうなんだけど、それで完結してしまって感じのなぞやオチが
とりあえずその流れで作ったような。

何も考えずに作者のリズムだけで書き上げたようで、ちと残念。

内容(「BOOK」データベースより)
神保町で、強盗放火殺人事件が発生。容疑者にスポーツ用品店店長の渋谷が浮上する。だが、任意捜査の最中に渋谷は自殺。翌日には真犯人を名乗る女性弁護士・篠崎優が出頭する。混乱する特捜本部に、かつての上司・福原の命令で、育児のため一線から外れた刑事総務課の大友鉄が加わるが…。「アナザーフェイス」シリーズ第二弾。



2013年1月11日金曜日

東京ピーターパン 小路 幸也

安易な落ちでもなければ、想像通りの展開でもないからある意味予想を裏切る。
最後も別に誰もが期待するハッピーな流れでもないので、まったく別の視点
で読み進めるといいかも。



内容(「BOOK」データベースより)
印刷所の平凡なサラリーマン、石井和正、34歳。元・伝説のギタリストで、ホームレスの“シンゴ”、60歳。メジャーを夢見るバンドマン、“コジー”こと小嶋隆志26歳。寺の土蔵に引きこもりの高校生・田仲聖矢16歳と、その姉・茉莉26歳。「人を、撥ねてしまったんです」石井が起こした事故により、5人のセカイが交わるとき、物語が動き出す。小路幸也が贈る、ラブ&ミュージックな大人の青春小説。


2013年1月10日木曜日

被害者は誰?   貫井 徳郎

うーん。
ムラがある。
短編なんだけど、それぞれのネタや引っ張り方にムラがあって
1冊の本としては、、、微妙。。

BS深夜30分ドラマかなあ。

内容(「BOOK」データベースより)
豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか?犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが…。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦。痛快無比!本格推理の傑作。


2013年1月8日火曜日

むかしのはなし  三浦 しをん


こういったテーマでよくここまでいろんな展開の
エピソードが書けるもんだ。
わざとか。

そのくらい変化球から始まって、ど真ん中で終わる。
三浦先生のいつものパターンだけど、ある意味王道になっていて
非常に読みやすい。
慣れもあるけど、ここまでくるともう違和感なく楽しめる。

内容(「BOOK」データベースより)
三カ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡し、抽選で選ばれた人だけが脱出ロケットに乗れると決まったとき、人はヤケになって暴行や殺人に走るだろうか。それともモモちゃんのように「死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか」と諦観できるだろうか。今「昔話」が生まれるとしたら、をテーマに直木賞作家が描く衝撃の本格小説集。


2013年1月7日月曜日

キングを探せ  法月 綸太郎

ごめんなさい、、、最初の数ページで脱落。。
リズムと文体が合わなかったです。
きっと面白いかと。。


内容(「BOOK」データベースより)
奇妙なニックネームで呼び合う4人の男たち。なんの縁もなかった彼らの共通項は“殺意”。どうしても殺したい相手がいる、それだけで結託した彼らは、交換殺人を目論む。誰が誰のターゲットを殺すのか。それを決めるのはたった4枚のカード。粛々と進められる計画に、法月警視と綸太郎のコンビが挑む。


2013年1月5日土曜日

夏休みの拡大図 小島 達矢、 くまおり 純

不思議なリズムを持つ作品。
主人公がよくある人でありつつ、どこか登場人物の関係性になぞが潜んでいるから
ちょっと連作ながら気が抜けない。
それぞれのエピソードも面白い。

なぞ抜きでも楽しめるけど、最後の最後で「あーーーー」という
ことが待っているので、その見事さでさらに○。

内容紹介
発売日: 2012/6/20
大学生の百合香は、親友・ちとせの引越しを手伝いながらこっそりと探していた。卒業式の日に消えた、片想い相手の第二ボタンを。それは、胸の奥にずっとしまっていた謎を解く鍵なのだ。しかし、見つかったのは、小学一年生の時に教室を騒然とさせた「花瓶の事件」の犯人の写真。その謎を語ると、ちとせが魔法のように解いてしまい……!? やさしく鮮やかに、学生時代の数々の謎ときらめきを描き出す、青春ミステリーの傑作。