2014年1月30日木曜日

ことり 小川 洋子

設定も流れも自然なんだけど、なぜか面白味がなくて。。

それを言っては身も蓋もないけど、単なる日常を本当に日常で見せているから
小説を読む意味ないというか、公園でぼーっと見てればいい気になってしまって。。


内容(「BOOK」データベースより)
世の片隅で小鳥のさえずりにじっと耳を澄ます兄弟の一生。図書館司書との淡い恋、鈴虫を小箱に入れて歩く老人、文鳥の耳飾りの少女との出会い…やさしく切ない、著者の会心作。


2014年1月28日火曜日

ZONE 豊洲署刑事・岩倉梓 福田 和代、 小林系(こばやし・けい)

一つ一つが結構しっかり作ってある短編小説。
警察小説にしてはそんなに意地の張り合いや政治的な話もなく
所轄が扱う小さな事件が実はそこそこ深みがある、そんなことに気が付く作品。


内容紹介
守りたい、この街と人を。私たちは《仕事》から逃げない 本年度、最高の警察小説 東京都江東区豊洲は、日本全体が少子化と人口減に悩まされる中、空前の人口増と再開発に沸き立つ。工場移転により開かれた広大な商業・住宅地に、人口8万人から20万人へと急成長する都市が立ち現れてくる。そこで明らかになってくる日本の歪みと希望。 新たに設置された豊洲署生活安全課の刑事・岩倉梓のもとに持ち込まれてくる《児童ネグレクト》《貧困老人の孤独死》《震災詐欺》――。 本格派が描く、新世代警察小説。


2014年1月20日月曜日

しらない町 鏑木 蓮

青年が結構深く自分探しをしていく過程がおもしろい。
もともとは違う目的だったのが、どんどん2重で人物像が
クリアになり、さらに世界が広がってくる。

オチに依存するのであまり言えないけど、映画化すれば
そこそこいい作品になる気がする。


内容(「BOOK」データベースより)
故郷の島根を離れ、映画監督を夢見る青年、門川誠一。今は大阪でアパート管理のバイトで生活をしていた。ある日、亡くなった独り暮らしの老人、帯屋史朗の遺品を整理していた時、誠一は部屋で8ミリフィルムを見つける。映っていたのは―行商のため重いリヤカーで集落へと向かいながら、優しくほほ笑む女性の姿だった。帯屋老人はなぜこのフィルムを大切に保管していたのだろう。誠一はドキュメントを撮ることを決め、映像が撮られた場所とゆかりの人たちを訪ねてゆく…。独居老人の遺品の8ミリフィルムに導かれた青年がめぐりあう、戦争という時代、ありし日の故郷、人と人との絆の物語。


2014年1月18日土曜日

デパスな日々 伏本 和代

やばい、、また全然覚えていない。。
ごめんなさい。。読み飛ばしたようです。・



内容紹介
不眠・安定剤〈デパス〉につい依存してしまう団塊の世代の日常生活……中高年の置かれた精神的・肉体的不安定感を見事に描いた、文學界新人賞受賞作家による短篇集。


2014年1月17日金曜日

晴天の迷いクジラ 窪 美澄


それぞれの話が結構深くてグイグイ行くけど、なぜか
深みがない。
いや、あるんだけど記憶に深く残らない。

特に女性社長の下りはそこそこおもしろいけど、なんか途中で
ブン投げたようなオチが。。
2時間ドラマとかにするといいかも。



内容説明
ただ「死ぬなよ」って、それだけ言えばよかったんだ――『ふがいない僕は空を見た』の著者が放つ待望の二作目。感涙長編小説。


2014年1月13日月曜日

逆転ペスカトーレ  仙川 環

ネタと展開はよかったけど、途中からちょっと尻すぼみ。
ただ、最後までグイグイ行くリズムはあるので、ちょっと読みで見る
作品としてはちょうどいい。


内容(「BOOK」データベースより)
深山あきらの実家が営むレストランから突然シェフが退職。さらに家賃の値上げとピンチが襲う。そんなとき救世主となって現れたのが花井という凄腕シェフだった。彼の作るペスカトーレは口にした者を虜にする絶品で店は大繁盛。だが、花井は一転そのペスカトーレをメニューから外すと言い出す。そのうえネットでの誹謗中傷、ライバル店の開店など問題が続発して…。


2014年1月8日水曜日

幽霊人命救助隊  高野 和明

ネタと最初の出だしはちょっと気になったけど、途中からなんとなく
流れで書いているな~という感じがして読み飛ばしてしまいました。

もう少し深い感じで各作者かと思っていたのでその点は期待外れ。

内容(「BOOK」データベースより)
浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化。


2014年1月7日火曜日

平面いぬ。乙一


相変わらず乙一先生の世界観が満載。
アニメにしたらこれだけで10巻くらいできるようなネタの切り方。

ただ、小説として読み進めるとサクサクしすぎてちょっと物足りない
面もあり。

内容(「BOOK」データベースより)
「わたしは腕に犬を飼っている―」ちょっとした気まぐれから、謎の中国人彫師に彫ってもらった犬の刺青。「ポッキー」と名づけたその刺青がある日突然、動き出し…。肌に棲む犬と少女の不思議な共同生活を描く表題作ほか、その目を見た者を、石に変えてしまうという魔物の伝承を巡る怪異譚「石ノ目」など、天才・乙一のファンタジー・ホラー四編を収録する傑作短編集。

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