2011年10月30日日曜日

殴られた話 平田 俊子

うーん。。。
エッセイを小説風に読んでいる感じ。
正直、この主人公の話はどうでもいい。
何の発展も深ぼりもオチもない。

いや、オチはあるんだどうけど、どうでもいい。
よくある女性の日記や独り言を読んでいるイメージしかない。


内容紹介
こんなに痛いのは、殴られたからじゃない! ピアニストの椎名と不倫関係にある「わたし」だが、彼には他にも女がいる・・。息が詰まるほどのディテール。一人称ならでは効果が、作品の完成度を高めている。

2011年10月29日土曜日

芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~ 鈴木おさむ

前評判が高く、レビューも良かったので借りてみましたが、
よくある内容とよくある展開。
日記という見せ方でキャッチーにして売ってみた感がある。

本当に内容はどうでもいいというか、どこにでもあるもの。
まあ企画で引っ張った小説なので、、よさは出ないだろうなあ。
これがテレビとの差なんですね。


内容(「BOOK」データベースより)
結成11年目、いまだ鳴かず飛ばずの漫才コンビ「イエローハーツ」。これまで、コンビの今後について真剣に話すことを互いに避けてきたふたりも、気がつけば30歳。お笑いに懸ける思いは本気。でももう後がない。だから何とかして変わりたい。そう思ったふたりは、「交換日記」を使ってコミュニケーションを取り始めた。お互いの本音をぶつけ合うために―。カリスマ放送作家・鈴木おさむだから描けた、売れない芸人たちのリアル青春物語。

2011年10月28日金曜日

民王 池井戸 潤

これは、、、手抜きというかさくっと書きなぐったなあ。。
政治の世界をきっちりどっぷり見せていくのかと重いきやSFものの
夢オチ系。
この設定なら何でもありになってしまうし、内容もウスウスなので
おすすめはまったくできない、
池井戸先生の本はいい作品ばかりなので、ぜひこの作品以外を読んで下さい。


内容紹介
企業小説を変革し続けてきた乱歩賞作家・池井戸潤が、
ついに政治の世界に踏み込んだ!

ある日突然、首相・武藤泰山と、武藤の大学生のドラ息子・翔の中身が入れ替わってしまう。
原因もわからないまま、やむなく泰山の変わり身となって国会に出ることになった翔。
遊んでばかりの日常を送ってきた翔には、国会でおこなわれる討論や質疑応答など、到底理解できない。
幼稚な発言を繰り返す上、首相だというのに文書に書かれた漢字すら読めず誤読を繰り返すという状況に……。
首相と息子の入れ替わりなど夢にも思わない世間では、一国の代表とは言いがたい言動に対する厳しい批判が渦巻く。
またそれと時を同じくして、泰山のまわりでは、閣僚の酔っ払い発言やスキャンダル、献金問題などが相次ぐ。
国を背負うはずの大人たちに、一体何が起こったのか―。

本物の大人とは、国を動かす政治とは何か。

胸がスカッとする、痛快エンタメ政治小説!

ファミリー・レストラン 東山 彰良

まったくわからない。。
完全に読み飛ばしました。

テーマも設定も面白くできると思うけど、負荷彫りしすぎたのか
設定をややこしくしすぎたのか、まったく頭に入ってきませんでした。。

一度立ち読みして合うと思ったら買ってください。

内容(「BOOK」データベースより)
金持ち整形外科医に誘われて瀟洒なスペインレストランを訪れた女と客たちの前で、突然店の主人は自分の首を切る。「あなたもサバイバーですか」という謎の言葉を遺して―やがて客たち全員を巻き込んだ「死」のゲームがはじまる。


2011年10月26日水曜日

連戦連敗 深井 律夫

まさに実話に基づくような記述と展開。

リアリティありありのいい経済小説でした。
交渉ごとの具体性や関連企業の描写。
本当にこういうことがあるだろうなあ、という話し方。
すべてにおいて勉強になるというか、あるあるな感じでした。

ちょっとサスペンス的な要素が入っているのがちと残念。

内容(「BOOK」データベースより)
日本産業銀行上海支店の江草雅一は、「日中が協力すれば世界最強」という信念のもと、中国投資課(通称・動物園)で日本企業の中国進出をサポートしている。デジタルカメラが世界を席巻する前夜、日本最大のフイルムメーカー・浅間フイルムは、従来型の写真(銀塩)フイルム生き残りをかけ、最後の市場を中国に求めようとしていた。しかし、先に中国進出を果たした米国系のウエスティンフイルムは、これを妨害すべく、投資銀行・モルゲンゴールデマンに杜愛蓮をスカウトする。中国民族資本・チャンスフイルムとの提携をめぐって、両社は熾烈な競争を繰り広げるが…。中国政府の思惑、背後にうごめく汚職、そして、仕掛けられた罠。巨大市場を制するのはどちらか?果たして真の勝者は誰か?世界最強のプロジェクトが始動する。長編経済小説。


2011年10月19日水曜日

悪の教典 上 貴志 祐介

さすが噂どおり

分厚い上下巻でしたけど、一気読みでした。
そんなにグロイ表現が続くわけでもなく、下巻で一気に
展開していきますが、上巻はサスペンス要素が入った上質の
ミステリーという感じ。

ただ、もっと深くて怖い貴志先生の作品はあるので、長編映画に
最適な小説っていうのが妥当かも。

内容紹介
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。


2011年10月17日月曜日

愛ある追跡 藤田 宜永

内容もエピソードも展開もいい。
ただ、、オチが。。
これは連載なのか?
まだまだずーーーと続きがあるのかしら。

つまりそういうことで、最後の最後まで解決はしないです。
行く先々でエピソードがあり、それでちょっと感動する形くらいで。

消化不良だなあ。。

内容(「BOOK」データベースより)
妻子ある勤務医が殺害された。不倫関係にあった娘が殺人容疑者となり、逃亡。獣医である父親は、警察より前に娘を捜し出そうと独自に調査を進める。デリヘル嬢の運転手となり、愛猫の病気を突き止め(「男の総決算」)、娘と接触した老歌手の犬の事故に遭遇し(「愚行の旅」)、差出人不明の手紙から道を塞ぐ馬に出会い(「じゃじゃ馬」)、温泉街で少年から傷ついた野鳥を見せられ…(「再出発」)。追跡の旅を続ける獣医の叙情あふれるミステリー。

2011年10月16日日曜日

ロード&ゴー 日明 恩

ちょっと裏話し、ちょっと仕事術、ちょっと感動で、子気味いい展開と
いいリズムのいい小説です。

すべて面白要素が詰まって読みやすく、お休みのひと時に一気読みできそうです。



内容(「BOOK」データベースより)
元暴走族の過去を持つ消防隊員、生田は、周囲も認めるベテランの運転手。だが、二カ月前に異動してからは、慣れない救急車のハンドルも握らなければならなくなった。そんなある日、路上で倒れていた男を車内に収容したところ、突然、その男、悠木がナイフを手に救急隊員のひとりを人質にとる。同じ頃、警察とTV局に謎の男から犯行声明が入った。男は、悠木の家族を人質にしていることと、悠木に爆弾を持たせていることを告げ、二億円を要求する―。

2011年10月10日月曜日

無限大経営 杉田 望

すべて実話の起業、というか社長気苦労物語というか。
書き方のリズムの問題なのか、感動的な展開はないので
判明教師的な指南書として読むことが正解。


内容(「BOOK」データベースより)
裏切り、倒産危機、妻の死…。逆境を乗り越えるなかで、彼は何を手に入れたのか?中小企業経営者・起業家予備軍に贈りたいベンチャー・スピリットを奮い立たせる1冊。


2011年10月8日土曜日

名残り火 (てのひらの闇 (2)) 藤原 伊織

やばい、、、まったく読まずに返したようだ。。
記憶にない。。

また借ります。。

内容(「MARC」データベースより)
堀江の無二の友人・柿島が殺された。その謎に満ちた死に疑問を持った堀江は調査に乗り出す。そこには流通業界に横たわる新たな闇があった! 著者の遺作となった長篇ミステリー。『別冊文芸春秋』連載に加筆修正し単行本化。

2011年10月5日水曜日

雑司ヶ谷R.I.P. 樋口 毅宏

バタバタしている話しなので、そこを楽しむくらいかしら。
宗教団体の跡取りがテーマなのでその社会性とか裏話などは
随所にあってそれはそれで面白いけど、メインは跡継ぎが
暴れ巻くって、二転三転のどんでん返しがある、って感じ。

こういったテーマでぎゃちゃがちゃした作品が読みたい人は是非。

内容(「BOOK」データベースより)
一代で巨大教団を築いた雑司ヶ谷の妖怪が死んだ。新教祖就任に向けた儀式と抗争の進む「現在」と初代教祖の戦前戦中戦後の受難の「過去」が交錯する。『さらば雑司ヶ谷』『民宿雪国』著者の最新最高傑作。

2011年10月4日火曜日

誰かが足りない 宮下 奈都

それぞれが、薄いエピソード。
リズムがいいからサクサク読めてこれはこれで電車読みにはぴったり
だけどそんなに深い感動がまっているわけではないです。

重松先生の書きなぐった短編って感じかしら。


内容紹介
予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。10月31日午後6時に、たまたま一緒に店にいた客たちの、それぞれの物語。認知症の症状が出始めた老婦人、ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、その悩みと前に進もうとする気持ちとを、丹念にすくいとっていく。