2013年3月31日日曜日

ルーズヴェルト・ゲーム 池井戸 潤

野球の話にいきつつ、社内派閥系も少しはいるのでちと
視点がふらふらしがち。

人物像も展開もおもしろいけど、内容的には薄いきが。。

内容説明

中堅メーカー・青島製作所の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・・・・。野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩するなか、青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業・ミツワ電器が「合併」を提案してくる。
青島製作所は、そして野球部は、この難局をどう乗り切るのか?
負けられない勝負に挑む男たちの感動の物語。





2013年3月27日水曜日

アナザーフェイス  堂場 瞬一

前に読んだことあるけど、やっぱり面白かった。
展開というか個々のエピソードというか。

一つの多きな幹をいろんな角度からひねっていくけど
実はオチとか解決とかどうでもよくて、それまでの過程が
面白い。

まあ、良くも悪くも映像化しやすい小説です。


内容(「BOOK」データベースより)
警視庁刑事総務課に勤める大友鉄は、息子と二人暮らし。捜査一課に在籍していたが、育児との両立のため異動を志願して二年が経った。そこに、銀行員の息子が誘拐される事件が発生。元上司の福原は彼のある能力を生かすべく、特捜本部に彼を投入するが…。堂場警察小説史上、最も刑事らしくない刑事が登場する書き下ろし小説。


2013年3月24日日曜日

列島融解 濱 嘉之

偏っている感もあるけど、内容は深くて充実している。
知識を得るような小説だけど、展開も面白くて、生々しい。

ただ、この間逆の本も読まないとちと怖い。
基本的に原発推進の本です。

内容(「BOOK」データベースより)
東日本電力社員を経て衆議院議員となった小川正人は、未曾有の大震災後、日本が直面するエネルギー問題に真っ向から取り組んでいた。原発の行方と、代替エネルギーの可能性は。停滞した経済は復調し、安全は守られるのか。日本自由党政権となり激動する政財界を見つめながら、この国のかたちを描き直す意欲作。


2013年3月23日土曜日

神様の贈り物 木内 一裕

前評判が高かったので期待して読んだ。
内容というかひねりは少ないけど、筆力と展開が面白くて
最後まで一気読みでした。
ただ、賛否両論分かれると思う。

2時間ドラマとかだとちょうどいいのかなあ。


内容(「BOOK」データベースより)
殺し屋チャンスは、バスジャック犯から乗客を救ったことで一躍ヒーローとして日本中から注目を浴びた。だが、それが原因で裏社会の“育ての親”に頭を撃たれる。死の淵を彷徨うチャンスが、神様から贈られたものとは―。未体験ゾーンで加速する最新作。


2013年3月22日金曜日

セシルのもくろみ 唯川恵

けっこう内幕を描くエンタメ世界の話。
オチやパターンはよくある系だけど、さらっとこの手の
世界を知りたいという人にはお勧め。


内容紹介
専業主婦の宮地奈央(38)は、夫と息子の3人で幸せに暮らしていた。ある日、友人に誘われて応募した女性誌の読者モデルに合格してから、生活が変わっていく。モデルたちの様々な思惑に戸惑いながらも、まだ“負けたくない”気持ちがあったことに気づく――。恋愛小説の名手が描く、アラフォー女性が再び輝く物語


2013年3月19日火曜日

警告 畠山 英治郎

ちょっと自分とは文体やリズムが会わなかった。

登場人物やテーマなどはいいんだけど。。

内容紹介
元刑事で牧師の阿久津六郎が、鋭いインスピレーションによって事件の真相に迫るサスペンス小説。神の愛を伝える道を選んだ阿久津だが、乞われれば事件解決に協力もする。彼にはカリスマ的な直感力があり、なんらかの言葉が警告として浮かんだときは、相手から不審に思われることも恐れず忠告するのだった。刑事と牧師の両方の判断基準を持つ阿久津の視点が、人間の心の闇を浮き彫りにする


2013年3月18日月曜日

逃亡医 仙川環

ちょっとタイトルにだまされた感が。。
逃亡しているわけありお医者さんという話しではないような。

内容もうすうす出し追い詰められている感もそんなにない。
ただ、オチは多少びっくり。
沿う来たか、って感じ。

ダメだろ。

内容(「BOOK」データベースより)
肝臓移植のドナーになるはずだった心臓外科医・佐藤基樹が失踪した。佐藤のかつての恋人・遼子から捜索を頼まれた元刑事・鹿川奈月は男の生まれ故郷を訪ねる。しかし、以前そこにいた「佐藤基樹」はまったくの別人だった。“佐藤”とは何者なのか?そして、なぜ逃げるのか?足取りを追う奈月は、孤独な男の影にいつしか自らを重ね合わせていた…。「ドナー予定者」「友のいない男」「関西弁の呟き」…。かすかな手がかりを、元刑事が追う。医療ミステリー界の気鋭が贈るノンストップ・サスペンス。



2013年3月16日土曜日

太陽は動かない 吉田 修一

いやー評判どおりに面白く一気読みの作品。
文体、リズム、筆力ともに申し分なし。

テーマはよくあるパターンだけどそれを映画のように
ドキドキさせながら読み進ませてしまう手法は見事。

ぜひ、この世界を体感してください。

やっぱり小説は映画よりすごいや。

内容紹介
新油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡と共に、その背後関係を探っていた。産業スパイ――目的は、いち早く機密情報を手に入れ高値で売り飛ばすこと。商売敵のデイビッド・キムと、謎の美女AYAKOが暗躍し、ウイグルの反政府組織による爆破計画の噂もあるなか、田岡が何者かに拉致された……。いったい何が起きているのか。陰で糸引く黒幕の正体は?
暗闇の中を、本能のままに猛スピードで疾走するスパイ、謎の女、政治家、大学教授、電機メーカー取締役、銀行頭取……。それぞれの思惑が水面下で絡み合う、目に見えない攻防戦。謀略、誘惑、疑念、野心、裏切り、そして迫るタイムリミット――。
未来を牛耳り、巨万の富を得るのは、誰なのか? そして物語は、さらにノンストップ・アクション急展開!!

この世で最も価値あるものは情報だ。
情報は、宝――。
宝探しに秀でた者だけが、世界を制する。

金、性愛、名誉、幸福……狂おしいまでの「生命の欲求」に喘ぐ、しなやかで艶やかな男女たちを描いた、超弩級のエンターテイメント長篇!



2013年3月15日金曜日

バーにかかってきた電話   東 直己

これは好き嫌いの問題じゃなくなぜか読む気がしなくて
まったく読まずに返してしまいました。。

また借りてみよう。

内容(「BOOK」データベースより)
いつものバーで、いつものように酒を呑んでいた「俺」は、見知らぬ女から、電話で奇妙な依頼を受けた。伝言を届け相手の反応を観察してほしいという。疑問を感じながらも依頼を果したのだが、その帰り道、何者かによって殺されそうになった。そして、ひとり調査を続けた「俺」が知ったのは依頼人と同じ名前の女が、地上げ放火ですでに殺されていたことだった。


2013年3月11日月曜日

桃色東京塔   柴田 よしき

警察小説としては非常によく出来た展開と登場人物の描き方。

主役はベタな書き方なんだけど、それをとりまくエピソードや
脇役たちがちょいひねってある。
連作形式なのでそれぞれ深く面白い作品。


内容(「BOOK」データベースより)
警視庁捜査一課に配属されながら、事件で失敗し出世の道を閉ざされた黒田岳彦。一方、過疎の村にあるI県警上野山署捜査課係長の小倉日菜子は警官の夫を職務中に亡くしていた。捜査を通じて心を通わせてゆくが、いくつかの事件がふたりの距離を変えはじめる。悩み、葛藤する男女を描く「遠距離恋愛」警察小説。


2013年3月6日水曜日

愚者のエンドロール  米澤 穂信

いやーまったく読めなかった。
1作目は結構面白かったのに。

数ページで止めてしまったので、レビューも避けておきましょう。。


内容(「BOOK」データベースより)
「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか?その方法は?だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。


2013年3月4日月曜日

聖女の救済 東野 圭吾



東野先生らしからぬ、一点押し。
一つのトリックを思いついたからそれをどんどん膨らませて
いって、こんな感じで仕上げました、という作品。

そのトリックもまた薄々で。。
どうしたんだろう。。

内容(「BOOK」データベースより)
資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。


2013年3月2日土曜日

炎の商社マン (下巻) 小林 真一

下巻はどんどん大型案件を獲得しつつ、今度は使えない上長や役員たちを
次々に陥れていく感じ。

本当にこんなことができるのかと思い気や、著者の経歴を見ると納得。
自分の理想を書いたんだ。。

内容紹介
「仕事が退屈」だって?この一冊で吹っ飛ばせ! 官僚体質にメスが入り、新たに歩み始めた真の総合商社。ビジネスマンの浪漫を描く長大作は、世はサラリーマン全員の共感を呼ぶ!!


2013年3月1日金曜日

炎の商社マン (上巻) 小林 真一

一応上下でレビューを。
上巻は若さゆえの思い切りや理不尽に対抗するする若い実力派
サラリーマンの戦いが読めて気分がいい。

細かい商社によくあるエピソードをつなげて言って上巻にした形。


内容紹介
こんな男が一人いれば、その会社は潰れない。 十年間下積みに甘んじた男が所を得るや、停滞の中に安住する名門商社を革新に導く。一人でも会社を変貌させるのが男児だ!!