いま、ドラマで「モンスターペアレント」が放送されているが
そのレベルを超えたすさまじい真実の事件。
ここまですごいでっち上げがあるのかと思うくらいに、想像の
レベルを遥かに超えています。
おそらく、一気読みになると思うけど、それほどまでに興味深い話。
そして筆力も展開もいいので、読みモノとしてもベスト。
出版社/著者からの内容紹介
第6回「新潮ドキュメント賞」受賞!
クレーマー保護者の虚言によって、
彼は史上最悪のいじめ教師に仕立てられた。
「早く死ね、自分で死ね!」
2003年6月、全国ではじめて「教師によるいじめ」と認定される
事件が福岡で起こった。問題の小学校教師は、担当児童を自殺
強要や暴力でPTSDによる長期入院に追い込んだとされ、
「殺人教師」とまで報じられた。
だが後に、一連の事実は、児童両親によるでっちあげだった
ことが明らかになる──。
子供は善、教師は悪という単純な二元論的思考に陥り、
550人もの大弁護団を結成した人権派弁護士、保護者
の無理難題を拒否できない学校現場や教育委員会、すぐ
に騒いで教師を悪者にするマスコミ、被害者を救うヒロ
イズムに酔う精神科医、そしてモンスター・ペアレント......。
病める教育現場で偽善者たちが引き起こした、驚愕の冤罪劇!
2008年7月30日水曜日
2008年7月29日火曜日
砲台島 三咲 光郎
戦時中の殺人事件を、19歳の少年警察官と公安幹部が追いかけていく話。
戦争系が好きな人はなんとか読めるかもだけど、あたしは途中でギブアップ。
久しぶりに最後のページだけ読みました。
ま、その程度の読み込みです。
ただ、、、雑誌のレビューでは評価が高いので、好き嫌いかも。
戦争系が好きな人はなんとか読めるかもだけど、あたしは途中でギブアップ。
久しぶりに最後のページだけ読みました。
ま、その程度の読み込みです。
ただ、、、雑誌のレビューでは評価が高いので、好き嫌いかも。
2008年7月19日土曜日
あふれた愛 天童 荒太
正直、ちょっと読むのがつらくなる話。
悲劇とかグロとかではなく、精神的な病を抱えた人の短編集なので
その思いや背景を解説されると、ちょっと引く。
あえてこの本を読まなくても天童先生の作品にはいいものがいっぱい
あるので、それら全てを読み終えてから、どーしても読みたくなったら
読もう、、、。
内容(「BOOK」データベースより)
ささやかでありふれた日々の中で、たとえどんなに愛し合っていても、人は知らずにすれ違い、お互いを追いつめ、傷つけてしまうものなのか…。夫婦、親子、恋人たち。純粋であるがゆえにさまざまな苦しみを抱え、居場所を見失って、うまく生きていくことができない―そんな人々の魂に訪れる淡い希望を、やさしくつつみこむように描く四つの物語。天童荒太の本質がつまった珠玉の作品集。
悲劇とかグロとかではなく、精神的な病を抱えた人の短編集なので
その思いや背景を解説されると、ちょっと引く。
あえてこの本を読まなくても天童先生の作品にはいいものがいっぱい
あるので、それら全てを読み終えてから、どーしても読みたくなったら
読もう、、、。
内容(「BOOK」データベースより)
ささやかでありふれた日々の中で、たとえどんなに愛し合っていても、人は知らずにすれ違い、お互いを追いつめ、傷つけてしまうものなのか…。夫婦、親子、恋人たち。純粋であるがゆえにさまざまな苦しみを抱え、居場所を見失って、うまく生きていくことができない―そんな人々の魂に訪れる淡い希望を、やさしくつつみこむように描く四つの物語。天童荒太の本質がつまった珠玉の作品集。
2008年7月17日木曜日
グロテスク 桐野 夏生
実際にあった事件をモチーフに、一人称で語られる小説。
グロテスクというタイトルは最後の最後にチラッと触れる程度で
内容自体はまったくグロテスクじゃない。
筆力はいつもどおりすばらしく、好き嫌いが分かられるが、口語体の独白展開が
自分はいやいやながらもグイグイ引き込まれて、一気読みの状態だった。
非常に長く、上下巻に分かれて販売するほど。
ただ、読んでいくうちに長さを忘れて次々と知りたくなるのが桐野先生の怖いところ。
他のレビューも総じて評価が高く、食わず嫌いだが読んだら分かる、そんな本の典型的パターン。
【本書の内容】
世にも美しい妹ユリコを持つ「わたし」は、ユリコと離れたい一心でQ女子高を受験して合格し、スイスに住む両親と離れて祖父とふたり暮らしを始める。エスカレーター式の名門Q女子高は厳然とした階級社会であった。佐藤和恵という同級生が美人しか入れないという噂のチアガール部に入ろうとして果たせず、苛立つのを、「わたし」は冷やかに見守る。
夏休み前に母が自殺したという国際電話が入る。ユリコが帰国するというので、「わたし」は愕然とする。同じQ女子高の中等部に編入したユリコは、その美貌でたちまち評判になるが、生物教師の息子木島と組んで学内で売春し、それがばれて退学になる。和恵はQ大学から大手のG建設に就職した。―そして二十年後、ユリコと和恵は渋谷の最下層の街娼として殺される。
グロテスクというタイトルは最後の最後にチラッと触れる程度で
内容自体はまったくグロテスクじゃない。
筆力はいつもどおりすばらしく、好き嫌いが分かられるが、口語体の独白展開が
自分はいやいやながらもグイグイ引き込まれて、一気読みの状態だった。
非常に長く、上下巻に分かれて販売するほど。
ただ、読んでいくうちに長さを忘れて次々と知りたくなるのが桐野先生の怖いところ。
他のレビューも総じて評価が高く、食わず嫌いだが読んだら分かる、そんな本の典型的パターン。
【本書の内容】
世にも美しい妹ユリコを持つ「わたし」は、ユリコと離れたい一心でQ女子高を受験して合格し、スイスに住む両親と離れて祖父とふたり暮らしを始める。エスカレーター式の名門Q女子高は厳然とした階級社会であった。佐藤和恵という同級生が美人しか入れないという噂のチアガール部に入ろうとして果たせず、苛立つのを、「わたし」は冷やかに見守る。
夏休み前に母が自殺したという国際電話が入る。ユリコが帰国するというので、「わたし」は愕然とする。同じQ女子高の中等部に編入したユリコは、その美貌でたちまち評判になるが、生物教師の息子木島と組んで学内で売春し、それがばれて退学になる。和恵はQ大学から大手のG建設に就職した。―そして二十年後、ユリコと和恵は渋谷の最下層の街娼として殺される。
2008年7月16日水曜日
マガジンハウスを創った男岩堀喜之助 新井 恵美子
マガジンハウスの前身である平凡社を作った人の伝記。
平凡社のすごさが分からない人にはまったく興味がわかず、
展開も盛り上げに欠けいまひとつ。。
マガジンハウスが一番盛り上がってきた時代にはほとんど触れない
ので、40代後半や50代の人向けの時代小説のよう。
平凡社のすごさが分からない人にはまったく興味がわかず、
展開も盛り上げに欠けいまひとつ。。
マガジンハウスが一番盛り上がってきた時代にはほとんど触れない
ので、40代後半や50代の人向けの時代小説のよう。
2008年7月15日火曜日
ブラック・ジャック・キッド 久保寺 健彦
前評判や受賞など期待は高かったけど、まあまあレベルの青春もの。。
タイトルやテーマは読ませる気にさせるけど、内容がついていってないので
期待はずれ感は大きい。
ただ、読んで損したとまでは行かないので、時間つぶしに小学生時代を振り返る
青春ものが読みたい人にはいいかも。
出版社 / 著者からの内容紹介
雪降る聖夜、奇蹟が起きる! 三冠制覇、青春小説の超新星!
ブラック・ジャックになりたいおれと、『ガラスの仮面』を教えてくれた内気な宮内君。そして、眼鏡を外すと超綺麗な泉さん。イブの晩、駅の向こう側の見知らぬ街に姿を消した泉さんの弟・健太を捜して、三人の大冒険が始まった――。ドラマ原作大賞選考委員特別賞、パピルス新人賞同時受賞に輝く、驚異の超大型新人登場!
タイトルやテーマは読ませる気にさせるけど、内容がついていってないので
期待はずれ感は大きい。
ただ、読んで損したとまでは行かないので、時間つぶしに小学生時代を振り返る
青春ものが読みたい人にはいいかも。
出版社 / 著者からの内容紹介
雪降る聖夜、奇蹟が起きる! 三冠制覇、青春小説の超新星!
ブラック・ジャックになりたいおれと、『ガラスの仮面』を教えてくれた内気な宮内君。そして、眼鏡を外すと超綺麗な泉さん。イブの晩、駅の向こう側の見知らぬ街に姿を消した泉さんの弟・健太を捜して、三人の大冒険が始まった――。ドラマ原作大賞選考委員特別賞、パピルス新人賞同時受賞に輝く、驚異の超大型新人登場!
2008年7月13日日曜日
告白 チャールズ・R・ジェンキンス
北朝鮮の内幕を知る意味では貴重な資料。
当時の生活レベルや、内情、また家族によっては北朝鮮や日本に
対するイメージが違うことがよく分かる。
特に姉妹で真逆の思想だったのはびっくり。
また、小泉政権についても本当に拒否していた時代もあった
ので、新聞や雑誌だけではいまひとつ分からない拉致問題
についてだいぶクリアになった。
ただ、内容はところどころ退屈なので、資料として読むしかない。
商品の説明
告白
拉致被害者・曽我ひとみさんの夫の半生記。米軍兵として駐留していた韓国から北朝鮮へ渡った理由、曽我さんとの出会い、北朝鮮からの出国などを記す。横田めぐみさんら、他の拉致被害者に関する貴重な証言も出てくる。
「特権的な暮らしを享受していたとさえ言える」著者だが、それでも、寒さと空腹と不衛生と戦う日々だった。兵士が物ごいに来たり、学校の備品が盗まれないよう、生徒が交代で見張りに立つなど、困窮した北朝鮮社会の実情を振り返る描写が生々しい。
今の望みは夫婦2人、佐渡で幸せな日々を送ること、娘たちが幸せで充実した人生を歩むことという。「選択の自由がある社会で暮らしていることをありがたく思う」との言葉に実感がこもっている。
(日経ビジネス 2005/12/05 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
当時の生活レベルや、内情、また家族によっては北朝鮮や日本に
対するイメージが違うことがよく分かる。
特に姉妹で真逆の思想だったのはびっくり。
また、小泉政権についても本当に拒否していた時代もあった
ので、新聞や雑誌だけではいまひとつ分からない拉致問題
についてだいぶクリアになった。
ただ、内容はところどころ退屈なので、資料として読むしかない。
商品の説明
告白
拉致被害者・曽我ひとみさんの夫の半生記。米軍兵として駐留していた韓国から北朝鮮へ渡った理由、曽我さんとの出会い、北朝鮮からの出国などを記す。横田めぐみさんら、他の拉致被害者に関する貴重な証言も出てくる。
「特権的な暮らしを享受していたとさえ言える」著者だが、それでも、寒さと空腹と不衛生と戦う日々だった。兵士が物ごいに来たり、学校の備品が盗まれないよう、生徒が交代で見張りに立つなど、困窮した北朝鮮社会の実情を振り返る描写が生々しい。
今の望みは夫婦2人、佐渡で幸せな日々を送ること、娘たちが幸せで充実した人生を歩むことという。「選択の自由がある社会で暮らしていることをありがたく思う」との言葉に実感がこもっている。
(日経ビジネス 2005/12/05 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
2008年7月12日土曜日
統治崩壊 江上 剛
ベテラン広報マンが企業の腐敗や派閥に立ち向かっていく、よくある企業もの。
江上さんお得意の金融系内幕暴露だが、そんなに新発見はない。
いろんなエッセンスが組み合わさって話としては面白いが、最後のオチや
内容の濃さは期待以上のものがない。
内容(「BOOK」データベースより)
いい人であることが規制業種の典型である銀行の中で出世する一番の能力だったのだ。ところが桧垣がトップになった時には、護送船団は崩れ、トップは生き残りをかけて自分の判断を求められるようになった。危機的時代!組織に埋没せず、個を貫く。銀行員生活26年に終止符を打った著者の最高傑作。
江上さんお得意の金融系内幕暴露だが、そんなに新発見はない。
いろんなエッセンスが組み合わさって話としては面白いが、最後のオチや
内容の濃さは期待以上のものがない。
内容(「BOOK」データベースより)
いい人であることが規制業種の典型である銀行の中で出世する一番の能力だったのだ。ところが桧垣がトップになった時には、護送船団は崩れ、トップは生き残りをかけて自分の判断を求められるようになった。危機的時代!組織に埋没せず、個を貫く。銀行員生活26年に終止符を打った著者の最高傑作。
2008年7月10日木曜日
片眼の猿 One‐eyed monkeys 道尾 秀介
盗聴専門の探偵とが、企業スパイを探しつつ、男女ものが絡み合ったサスペンス。
作者の道尾さんは相変わらず複線の出し方がうまく、体の特徴を捉えた記述は特出もの。
サスペンスとしても最後までグイグイ引っ張っていくが、ちょっとだ薄い感はある。
話
俺:三梨幸一郎は盗聴専門の探偵事務所『ファントム』を経営している。あるときクライアントの谷口楽器企画部長:刈田からライバル会社黒井楽器のデザイン盗用の疑惑の調査の依頼が巨額な報酬とともに舞い込んできた。毎日の盗聴を続ける中,社員同士の会話から通勤電車内のとある女性の事を知ることになる・・・
作者の道尾さんは相変わらず複線の出し方がうまく、体の特徴を捉えた記述は特出もの。
サスペンスとしても最後までグイグイ引っ張っていくが、ちょっとだ薄い感はある。
話
俺:三梨幸一郎は盗聴専門の探偵事務所『ファントム』を経営している。あるときクライアントの谷口楽器企画部長:刈田からライバル会社黒井楽器のデザイン盗用の疑惑の調査の依頼が巨額な報酬とともに舞い込んできた。毎日の盗聴を続ける中,社員同士の会話から通勤電車内のとある女性の事を知ることになる・・・
2008年7月1日火曜日
パラレルワールド・ラブストーリー 東野 圭吾
実は10年以上前に読んで家にあった作品を再読しました。
(図書館が1週間お休みなのです)
ようはパラレルワールドのように二つのストーリーが章を重ねて展開していき
その中で、恋愛とミステリーが複雑に絡まっている、そんな作品なのですが
出来がものすごくいいです。
入り込んでしまい、再読にも関わらず一気見でした。
是非読んで下さい。
青春時代を思い出すもよし、ミステリーとして楽しむもよし、男女の淡い思いを
楽しむもよし、どんな角度でも満点です。
内容(「BOOK」データベースより)
親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー
(図書館が1週間お休みなのです)
ようはパラレルワールドのように二つのストーリーが章を重ねて展開していき
その中で、恋愛とミステリーが複雑に絡まっている、そんな作品なのですが
出来がものすごくいいです。
入り込んでしまい、再読にも関わらず一気見でした。
是非読んで下さい。
青春時代を思い出すもよし、ミステリーとして楽しむもよし、男女の淡い思いを
楽しむもよし、どんな角度でも満点です。
内容(「BOOK」データベースより)
親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー
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