2015年12月27日日曜日

トライアンフ  悠木 シュン

これ、、、まったく覚えていない。。せっかく予約してまで
借りたのに。。

また借りよう。


内容紹介
エレベーター事故で閉じ込められた女性の元に、その翌日、フリーライターを名乗る男が訪ねてきた。
男は数日前に起きた政治家の娘の誘拐事件と、二十年前の児童誘拐事件に繋がりがあるのではないかと思っているようだ。
二つの事件に関わりがある五人の告白から、思いもよらぬ真実が浮かび上がってくる。


2015年12月22日火曜日

Iターン  福澤 徹三

やくざがからむドタバタサラリーマン小説。
なのだけど、切口は結構ワイルドでコメディ的な要素は
極力少ない。

だけど、重くなりすぎず、軽くなりすぎずちょうど中間を
走りながら最後まで一気に読めてしまう。

続編、ありでしょ。


内容(「BOOK」データベースより)
広告代理店の冴えない営業マン・狛江が単身赴任したのは、リストラ対象の北九州支店。思わぬトラブルでヤクザに絡まれ、大借金のうえ身売りの大ピンチに。鉄拳の雨と禁断のレバ刺し、爆弾を抱えたダイ・ハードな日常。生き地獄に陥った男のI(=自分)ターンとは!?血圧急上昇、リーマン・ノワールの傑作。



2015年12月21日月曜日

マドンナ・ヴェルデ   海堂 尊

珍しく過去の作品とのリンクが少ない。
なのでいちいちこの人どこで出てきたっけ、とか考えなくてもいい。
これだけでも楽しく読めます。
ただ、パターンはそんなに珍しいものではなく、お母さんの逆襲的な形で
母娘が戦います。

戦いかたがちょっとなよっとしていたり、矛盾を感じる場面もあるけど
この先どうなるんだろう、的な展開あります

オチは賛否両論かと。


内容紹介
美貌の産婦人科医・曾根崎理恵、人呼んで冷徹な魔女(クール・ウィッチ)。彼女は母に問うた。ママ、私の子どもを産んでくれない――? 日本では許されぬ代理出産に悩む、母・山咲みどり。これは誰の子どもか。私が産むのは、子か、孫か。やがて明らかになる魔女の嘘は、母娘の関係をも変化させ……。『ジーン・ワルツ』では語られなかった、もう一つの物語。新世紀のメディカル・エンターテインメント第2弾。




2015年12月18日金曜日

殺人出産 村田 沙耶香

近未来の設定ながら、こんなの絶対ない系の作品。

展開はまあまあ、なんだけど描写がちょっと。。
これは嫌いな人はとことん嫌いと思われ。個人的にもお勧めはしないです。
あらゆるジャンルが大丈夫で、小説慣れしている人だけ読んでみてください。


内容(「BOOK」データベースより)
「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい―。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない…。三人での交際が流行する、奇妙な世界を描いた「トリプル」など、短篇3作も併録。普遍の価値観を揺さぶる挑戦的作品集。


2015年12月17日木曜日

自覚: 隠蔽捜査 今野 敏

相変わらずスカッとして、読み応え十二分のシリーズ。
こういった生き方ができる人が一体何人いるんだろう。。

サラリーマンがつらいときに読むといいかと。


内容紹介
この男の行動原理が、日本を救う! 〝変人〞警察官僚の魅力が際立つ超人気シリーズ第七弾。署長・竜崎伸也はぶれない。どんな時も――誤認逮捕の危機、マスコミへの情報漏洩、部下たちの確執、検挙率アップのノルマなど、大森署で発生するあらゆる事案を一刀両断。反目する野間崎管理官、〝やさぐれ刑事〞戸高、かつて恋した畠山美奈子、そして盟友・伊丹刑事部長ら個性豊かな面々の視点で爽快無比な活躍を描く会心のスピンオフ!


2015年12月16日水曜日

神様の裏の顔  藤崎 翔

驚愕のラスト、ってほどじゃないけど、そこそこひねって読者を喜ばそうとする
意気込みを感じる。

リズムがよくて、よくある推理小説的重さもなく、サクサク読めてしまうのも
この作品の特徴。


内容(「BOOK」データベースより)
神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した―と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。聖職者か、それとも稀代の犯罪者か―驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

商品の説明をすべて表示する


2015年12月13日日曜日

億男 川村 元気

前評判が高く、映画の世界でも有名な人なので楽しみしていたけど。。
内容が薄くて、書きなれてないせいか、読みずらかった。リズムが本当に悪い

自己啓発ものに特化して、それが小説風、みたいにすればよかったのに。

レビューにもそれが表れていて、最近のアマゾンレビューは悲惨な状況に。。


内容(「BOOK」データベースより)
宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。浮かれる間もなく不安に襲われた一男は、「お金と幸せの答え」を求めて大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。だがその直後、九十九が失踪した―。ソクラテス、ドストエフスキー、アダム・スミス、チャップリン、福沢諭吉、ジョン・ロックフェラー、ドナルド・トランプ、ビル・ゲイツ…数々の偉人たちの“金言”をくぐり抜け、一男の30日間にわたるお金の冒険が始まる。人間にとってお金とは何か?「億男」になった一男にとっての幸せとは何か?九十九が抱える秘密と「お金と幸せの答え」とは?




2015年12月11日金曜日

俺たちに偏差値はない。―ガチバカ高校リターンズ 福澤 徹三  


よくある設定だけど、悪くない。軽くてサクサク読み進めれて、オチもありがたち。

いまどきの若い人が初めてとる分には、そこそこ楽しめる作品。



内容(「BOOK」データベースより)
16歳の平凡な少年、百鬼悠太は亡父の実家へ帰省した翌日、ひょんなことから1979年にタイムスリップ、父の剛志郎として高校へ通うはめになる。しかしそこはリーゼントとパンチパーマの巣窟。ヤンキーがすべてを支配する恐怖の世界だった。

2015年12月10日木曜日

徘徊タクシー  坂口 恭平

これまた、、全然覚えていない。。
途中まで読んで寝てしまったような。

もう借りることはないかと。

内容紹介
人間はつい目の前の現実を世界のすべてだと思ってしまう。でも、実はそうじゃない! 祖父危篤の知らせに故郷の熊本に戻った僕は、認知症の曾祖母と再会。彼女に導かれるように出かけたドライブで、徘徊老人を乗せて時空を旅するタクシー会社を思いつく。この世にボケ老人なんていない。彼らは記憶の地図をもとに歩いているだけなんだ。『独立国家のつくりかた』の著者による新しい知覚と希望に満ちた痛快小説!



2015年12月9日水曜日

狭小邸宅  新庄 耕  


狭小の不動産テクニックの話かと思いきや、完全にブラック企業の生き方の
話。

そこそこテクニック的な話もでるけど、営業とはなんぞや、そこでみんなどう生きているか
という話で、あんまり夢も希望もない。

内容紹介
第36回すばる文学賞受賞作。学歴も経験もいらず、特別な能力や技術もいらない。全ての評価はどれだけ家を売ったか。何も残らない仕事。なぜ僕は辞めずに続けているのだろう──。(解説/城 繁幸)


2015年12月8日火曜日

宰領: 隠蔽捜査5 単行本  今野 敏 

相変わらずの鉄板名作

このシリーズだけは外れがない。
新年をもった主人公とそれを防ごうする警察関係者。
その流れはいつも同じだけど、それが深くて切れ味もよくて展開も見事。

警察小説ではトップクラス

内容(「BOOK」データベースより)
大森署管内で大物国会議員が失踪した。発見された運転手の遺体、そして謎の脅迫電話。舞台は横須賀へ移り、警視庁と反目する神奈川県警との合同捜査を署長・竜崎伸也が指揮することに。迷走する捜査の行方は―。白熱度沸点の最新長編!


2015年12月7日月曜日

失恋天国 瀧羽麻子

展開というか要素は珍しく面白い。
ありえないシュチュエーションだけど、それがあまり感じられず
女性の心理や葛藤を描く作品として成り立っている。
ただ、残念なのは、、最後の短編。
ちょっと強引では。。
それは見てのお楽しみ。



内容紹介
結婚式目前に婚約者から振られ、放心状態の雛子のもとに手紙が届く。それはなんと「失恋学校」の入学案内だった。最初は訝しく思っていたが、入学を決意する雛子。失恋学校は全寮制で、バスの中で泣きじゃくっていたエミリと、美人の貴和子と、雛子は同室になり……。「今日の授業は、“思い出の品を捨てる”です」――など、奇想天外な授業やテストに明け暮れる雛子たちは、無事に「失恋」できるのか。『うさぎパン』の著者が贈る、大人の学園物語。


2015年12月2日水曜日

ダイイング・アイ   東野 圭吾

なんか東野先生っぽくない作品。
というか、昔の良さを知っている人から見ると、違和感バリバリ。

作品もホラーにしたいんだけどどこか推理やドンデンを探してしまい
中途半端なオチにつながる。

つまらなくはないけど、、昔の良さとどうしても比べる。


内容(「BOOK」データベースより)
記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。


2015年12月1日火曜日

ホテルローヤル   桜木 紫乃

良くも悪くも文学って感じ。
それぞれが暗く重く、後味があまりよろしくなく、考えさせられるというか
投影するような話。

まったく同じ体験をする人はまれだけど、ちょっとずれたら
こうなっててもおかしくないし、不思議なことに身近に感じる
エピソードととらえてしまう、このリズムと文体。

才能なのだろうか。
それは直木賞とるわな、って作品。


内容(「BOOK」データベースより)
北国の湿原を背にするラブホテル。生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く―。恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。ささやかな昴揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。第149回直木賞受賞作。