2013年6月28日金曜日

阪急電車 有川 浩

実は2回目。
ただ、2回目のせいか、それとも1回目以降有川先生の作品を膨大に読んでいるせいか。
内容が薄々感が否めず、心にズッシりと来るものがない。

泣きも感動も清涼感も。
2回目のせいだと思いつつ、できれば何回読んでもいい作品に出会いたい。


内容紹介
恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。


2013年6月23日日曜日

205X 水野 武光

2回続けてリズム合わず。。
テーマは面白いのに、筆力がついていなずに読みきれない作品がこのごろ増えてきた。


内容(「BOOK」データベースより)
経済低迷、政治の迷走が続いた40年後の日本は、完全に中国政府の支配下に置かれ、廃墟と化していた。中国による完全な植民地化。再生することなど想像もできないほどの絶望的な状況に、革命の魂が目を覚ます。レジスタンスたちは、過去の過ちを修正することができるのか?日本の未来を位置づけるシミュレーション小説。


2013年6月21日金曜日

ホイッスル 藤岡 陽子

初めての作者にしては、自然と読み進めた。
内容はさておき、サクサク読み進めたので、この手の作品に書きなれている
作者みたい。

一人の女性の再生とやらがメインなんだけど、それだけじゃなく
いろんな人物が絡み合ってくるので、そのあたりは短編として
楽しめる形か。


内容(「BOOK」データベースより)
平穏に暮らしていたはずの両親。その父が突然いなくなった。思い出の詰まった実家も売却されていた。何一つ身に覚えのない母は、なぜと叫びながらも、答えを手繰り寄せていく。不倫・離婚・裁判、家族の再生の物語。



2013年6月20日木曜日

ドッグマザー 古川 日出男

リズムと内容が絶対的に合わなかった。。

最初の数十ページでダウン。
理解するために読み込む努力はしなかったので、その努力が出来る人には
いいのかも。

内容説明
僕はここ京都で聖家族を作る。大震災後のひびが入った世界で。謎めいた「教団」の闇の中で。青年は愛する老犬博文を道連れに長い旅に出る。養父メージの骨の入った壺を背負って。京都へ。その地下世界へ。前世を売る謎の「教団」の女教祖と姉弟たち。第一部「冬」、第二部「疾風怒濤」、第三部「二度めの夏に至る」――ポスト3・11の新たな想像力が爆発し、その向こう側の物語へと読者を誘う圧倒的小説世界!


2013年6月17日月曜日

心に雹の降りしきる 香納 諒一

これは奥深くて展開が複雑で、いろんなネタが絡み合っていつつも
明確に理解でき、着いてもいける。

久しぶりにいい刑事物。

本流のネタは数年前の少女誘拐なんだけど、それは薄く底辺にありつつ
メインは主役の刑事の葛藤や人との絡み合い。

それにいろんな事件の背景や人物の過去が絡み合って
うまく昇華されている。
リズムも筆力も見事なので、刑事物が好きな人には鉄板の作品。


内容紹介
7年前に行方不明になった少女の遺留品が発見された。まったく期待せずに捜査を再開した県警捜査一課の都筑だが、数日後、情報をもたらした探偵・梅崎の死体が発見される。梅崎はいったい何を掴んでいたのか? 都筑は足取りを追う……。


はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか 篠田 節子


なんかややこしくて、内容というか意味合いを理解するのに
時間がかかった。
結果、読み飛ばして、頭に何も残らないという形に。。

こういった科学的な話をじっくり読める人じゃないと無理なのかなあ。
でも嫌いじゃないんだけど、こういう話。
リズムが合わないということで。



2013年6月12日水曜日

二人静  盛田 隆二

やばい、、薄々過ぎて何も記憶にない。。
ごめんなさい。。。


内容(「BOOK」データベースより)
困難を抱える男女が出会った。認知症の父親の世話と仕事に忙殺される町田周吾。他人との会話が困難な場面緘黙症の娘を女手一つで育てる乾あかり。介護施設での出会いを契機に二人は距離を縮めていく。しかし、彼らには幾多の苦難が待ち受けていた。真実の愛とは何かを問いかける第一回ツイッター文学賞受賞の傑作長編。巻末によしもとばななの特別エッセイを収録。


2013年6月10日月曜日

私のこと、好きだった?  林 真理子

久しぶりの林先生の作品

内容も展開もよくあるパターンなので、さくさくすいすい
読むのには適している。
さすがにリズムは完璧だし、筆力もある。
ただ、、、もう心に残るものがなく、薄い感覚は否めない。


内容(「BOOK」データベースより)
女子アナとして華やかな世界で生きてきた美季子は、四十二歳になったいまも独身である。大学の同級生だった兼一と結婚した親友の美里は、彼の不倫の果てに離婚。不倫相手と新たな家庭を持った兼一だったが、またもや女性問題でトラブルを起こす。美季子には、兼一への複雑な想いが…。成熟した四十代だからこそ芽生える「心の迷い」を描き出した傑作。


2013年6月8日土曜日

メディア・ディアスポラ 織田直幸

うーん。。

リズムと展開が分かりづらくてどうしても頭に入ってこなかった。
小説なれしてない作者かと思われ。

ただ、レビューは賛否両論わかれ、中にはすいすい読めた人も居るので
そのあたりはなんとも。

テーマは面白く、いまどきでもあるので、ドキュメンタリーを読むような
感覚で読めばまだいいかも。


内容(「BOOK」データベースより)
近未来、再び大震災が日本を襲った。テレビメディアは再び国民の信を裏切り、全民放地上波局の視聴率がいっせいにゼロとなる。その只中、メディアの復活に賭けるテレビマンたちがいた。第一線からは退き、「ニュース速報映像」をキャッチしては局へと売り歩く元敏腕ディレクターと中継市民たちがいた。民放地上波キー局を買収した巨大IT企業『O.I.L』の悪意と野望が“日本の放送”を席巻しようとする時、テレビマンと元敏腕ディレクター、中継市民はテレビメディアと自らの誇りを守るため再び立ち上がった…。テレビメディアが没落していく中、突如現れた“メディアの悪魔”と対峙したテレビマンと中継市民が、熾烈を極める激闘の果てに見た驚愕の真実とは!?テレビメディアの崩壊と再生を描く、近未来サスペンスアクション小説。


2013年6月1日土曜日

列島融解 濱 嘉之

珍しく原発推進的な小説。
これはこれで説得性があり、両面からいろんな意見を聞きたい人にはいいかも。

内容(「BOOK」データベースより)
警視庁公安部・内閣情報調査室・衆議院議員政策担当秘書出身の著者が、圧倒的情報量で描き出す震災後の「世界」とは?電力会社出身のエリート、小川。元経産省のキャリア官僚、藤原。かつてない逆風選挙を勝ち抜いた若き二人が、共にする志。この国はどこへ向かうのか。「いまそこにある危機」に、立ち向かう。