2015年10月26日月曜日

迷子の王様: 君たちに明日はない5 垣根涼介



シリーズをすべて見ていたのでつい読んでみた。
そして悲しいことに、ものすごく薄く伸ばしている作品になっていた。。

どうしてもオチが知りたい人は読んでもいいけど、満足感は遙かに薄い。

内容(「BOOK」データベースより)
一時代を築いた優良企業にも、容赦なく不況が襲いかかる。リストラ請負人・村上真介のターゲットは、大手家電メーカー、老舗化粧品ブランド、地域密着型の書店チェーン…そして、ついには真介自身!?逆境の中でこそ見えてくる仕事の価値、働く意味を問い、絶大な支持を得る人気シリーズ、堂々完結。



2015年10月22日木曜日

最愛  真保 裕一

この作品、2回目です。
すごく切なくて、重くて、前を向くしかない、作品です。
重さに途中でやめたくなるかもだけど、一人の女性の生き方として
一人の男の子の再生として、ぜひみてください。


内容(「BOOK」データベースより)
小児科医の押村悟郎のもとに、刑事から電話が入った。18年間、音信不通だった姉・千賀子が銃弾を受け、意識不明で病院に搬送されたというのだ。しかもそれは、千賀子がかつて殺人を犯したことのある男との婚姻届を出した翌日の出来事だった。姉は一体何をしていたのか―。悟郎は千賀子の足跡を追い始める。



2015年10月20日火曜日

さよならの手口  若竹七海

途中であきらめました。。
正直、リズムが合わなかったです。ただ、前に読んだときは
ちゃんと最後までいけたような。。

薄い感じの構成だったからかなあ。

内容(「BOOK」データベースより)
探偵を休業し、ミステリ専門店でバイト中の葉村晶は、古本引取りの際に白骨死体を発見して負傷。入院した病院で同室の元女優の芦原吹雪から、二十年前に家出した娘の安否についての調査を依頼される。かつて娘の行方を捜した探偵は失踪していた―。有能だが不運な女探偵・葉村晶が文庫書下ろしで帰ってきた!


2015年10月17日土曜日

放課後に死者は戻る 秋吉 理香子

前評判は結構高く、推理小説として読み応えもあるかも、と期待していた。

でも、、個人的にはこのオチはずるいイメージ。
いろんな映画や小説を読んでいる人は、「あれじゃん」と
感じてしまうかも。

でも若い人が見る分には、新鮮で新しいオチと最後の数十ページ
に驚愕の真実が! 的な楽しみがある。
結構矛盾はあるけど。


内容(「BOOK」データベースより)
ある夜、僕は崖から突き落とされた。目が覚めると、巻き添えになった美形の高校生の姿に変わっていた―入れ替わった姿で、僕は犯人探しを始める。僕を殺した奴は、誰だ。容疑者=クラスメイト。


2015年10月13日火曜日

その時までサヨナラ 山田 悠介

途中というか最初からオチが丸見えで、一つのネタだけでぐりぐり引っ張って
リズムだけでわかりきったオチまでもっていくいつもの手法。

読みやすくて、楽しいというか小説としての進み具体は
不快じゃないけど、深みはまったくない。オリジナリティも。


内容紹介
別居中の妻子が、旅先で列車事故に遭遇した。仕事のことしか頭にない悟は、奇跡的に生還した息子を義理の両親に引き取らせようとする。ところが、亡き妻の親友という謎の女の登場で、事態は思いもかけない展開を見せ始めた。はたして彼女は何者なのか。そして事故現場から見つかった結婚指輪に、妻が託した想いとは? ホラーの鬼才が切り拓く愛と絆の感動ミステリー!



2015年10月8日木曜日

あなたの本   誉田 哲也

それぞれが小粒でそれぞれが読みとめてしまうことができるイメージ。。

つなぎこみの問題なのか、展開の問題なのか。。
ちょっとすぐオチが思い出せない話が多く、卵の話はちと気持ち悪い
流れしかなく、最後まで読むのがつらかった。



内容(「BOOK」データベースより)
父の書斎で見つけた奇妙な本。『あなたの本』と題されたそれを開くと、自分の誕生から現在までが一つ違わず記されていた。このまま読み進めれば、未来までもわかってしまうのか。その先をめくるか否か、悩みぬいた男の決断とは?サスペンス、ユーモア、ファンタジー、SFなど人気作家の多彩な作風を堪能できる七つの作品集。


2015年10月7日水曜日

すべての神様の十月 小路 幸也

これも二回目でした。。

でも全く後悔なし。
覚えていても面白く、ちゃんとエッジがたった短編になっています。
それぞれの神の存在意義が従来のイメージをそれぞれ覆し
決してファンタジーよりにもなっていなくて、人間模様として
楽しめます。


内容(「BOOK」データベースより)
榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら「小吉人生」と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ…(貧乏神の災難)ほか、4篇。神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。


2015年10月6日火曜日

百瀬、こっちを向いて。   中田 永一

昔似たような話の小説は読んだけど、これは初めてかと。

早見あかりの映画で気になって読んだけど。。ちょっとリズムが合わなかった。
映画のほうがそのまま考えずにみられるからいいのかも。


内容(「BOOK」データベースより)
「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。


2015年10月5日月曜日

断固として進め   江上 剛

江上先生は当たり外れがある。
ただ、外れでも読み応えはあるし、ほかの作家の方々よりは
面白いんだけど。

今回は外れに近い。
もっと企業に深堀するか、人に深堀すればいいのに、どちらにも
付かずに、取材して知ったことをちょっと小説風にした、という感が
ぬぐえない。


内容(「BOOK」データベースより)
人類の存亡をかけたエボラ出血熱との闘いが続くなか、富士フイルムの薬剤が全世界から注目を浴びた。果敢な経営を続ける同社はしかし、今世紀に入り本業消失という未曾有の危機に陥っていた。窮地に抗して未経験の化粧品開発に挑み、大ヒットを生んだ経緯をモデルに、社員たちの不屈の奮闘を描く迫力ビジネス小説。変われる者だけが生き残る。全ビジネスマンが今なすべきことがここに!


2015年10月1日木曜日

世界地図の下書き  朝井 リョウ


子供の会話や待遇の話。それに尽きるくらいで、朝井先生のいつもの
深みどころのないふわふわとした形で終わっていく。
ちょっとだけスパイスをきかせて。

正直、朝井先生の作品はどれも素晴らしいけど、どれも覚えられない。
昔の片岡先生の作品にちょっと似ている。