2012年10月30日火曜日

必然という名の偶然 西澤 保彦


やばい、、全然記憶に残っていない。。
短編のせいか内容のせいか。。
レビューの評価は高いし、面白そうなのに。。


内容(「BOOK」データベースより)
この街は、なんかおかしい!今日は倉橋譲の結婚式。この男、とにかく女運が悪い。婚約しては逃げられ、結納しては逃げられ、挙式中に逃げられ…。八年前には、控室から消えた花嫁が別の男と無理心中。そんな中、今日の花嫁が心中した男の交際相手だったと発覚。これを単なる偶然と言えるのか?(「エスケープ・ブライダル」より)。殺人街・櫃洗市で起きる奇妙・珍妙な6つの事件を描いた連作ミステリー。




2012年10月27日土曜日

漁師志願! 山下 篤

これはいい。
漁師の体験ものの側面と若者のチャレンジというか交流というか。
今、ドラマでも生田ガ出ている同じようなものがあるけどそれに近い。
それの漁師版で、さらに奥深さがあり、作品のリズムも非常にいいのでさくさく
と読み進める。
読後感も見事。



内容(「BOOK」データベースより)
「漁師募集!瀬戸内海で鯛の養殖」の広告に東京の青年が応募した。バイト人生のお調子者智志と、四年間寿司職人見習いをした真面目な真二、正反対の二人だ。小さな島での不自由な共同生活と厳しい漁師修業に、二人は耐えられるのか。が、親方の豊富な経験と仕事への静かな情熱にひそかに心揺さぶられるうち、二人の中で何かが変わっていく。―美しい自然をバックに描かれた爽やかな青春小説。


2012年10月24日水曜日

ドリームマッチ  今野 敏


すごい好きな作者の好きなテーマや展開だけど、なぜか薄々の感があり
最後まで一気読みの割には満足度が低い。
途中から書き飛ばした感もあり、もっと深くじっくりと描いて欲しかった。


内容(「BOOK」データベースより)
新興格闘技団体の合宿を依頼されたサバイバル・インストラクターの富臣竜彦。元陸上自衛隊のエリートで、幼い頃から修練を積む野見流合気拳術の使い手だ。極限状態の中、殴りかかってきた若手レスラーを一蹴した富臣に、武闘家としての片鱗を見た団体代表のスーパースター・神代の目が光る…。今野敏が描く痛快格闘技小説。


2012年10月23日火曜日

格闘する者に○ 三浦 しをん

読むのは2回目。
そしてこの本を読んでいるときにたまたま三浦先生と授賞式であった。

それはさておき、三浦先生のほかの作品をもう十二分に読んでいるせいか
ちょっとものたりない。
デビュー作としてはすごいんだけど、ものすごい勢いで先生が進化している
から他の三浦作品を読んだ人は、期待しないで軽く読み流して欲しい。
とは、先生にはいえませんでした、。。

ちなみにものすごく人当たりのいい、優しそうな人でした。


内容(「BOOK」データベースより)
これからどうやって生きていこう?マイペースに過ごす女子大生可南子にしのびよる苛酷な就職戦線。漫画大好き→漫画雑誌の編集者になれたら…。いざ、活動を始めてみると思いもよらぬ世間の荒波が次々と襲いかかってくる。連戦連敗、いまだ内定ゼロ。呑気な友人たち、ワケありの家族、年の離れた書道家との恋。格闘する青春の日々を妄想力全開で描く、才気あふれる小説デビュー作。



2012年10月20日土曜日

狼は瞑らない  樋口 明雄

久しぶりに読み応えがあるハードボイルド?
警察小説の側面を見せつつ、山小説やサスペンス、ミスれリーといろんな要素が
うまいバランスで描かれている。
作者の筆力のおかげか。

最後まで一気読み。


内容紹介
佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警護課に在籍し、SP(セキュリティー・ポリス)として、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。いまは一線を退き、北アルプスと立山連峰に挟まれた、広大な山岳地帯で遭難者を救助する、山岳警備隊の隊員となって久しい。その佐伯を狙う謎の暗殺集団。彼らは、警察と政界の闇の部分を知りすぎた佐伯を消すために送り込まれた、“掃除屋”と呼ばれる男たちだった。そして、幾重にも張りめぐらされた非常の罠。風速四十五メートルの大型台風に襲われ、下界と完全に弧絶した、標高二千メートルを超える険峻な山岳地帯を舞台に、過去を背負った男たちの、決死のサバイバルが始まる!


2012年10月18日木曜日

ロマンス小説の七日間 三浦 しをん、 こなみ 詔子

またもや三浦先生。

こちらは、、、残念ながら文体のリズムが合わなかった。
小説の中で別の小説(主人公が書く作品)が同時進行で進み、さらにその小説が
非常に分かりづらいファンだジー系の海外翻訳物なのでますます、どっちに
集中していいか分からなくなる。。

ただ、本人もそのことは重々承知で、実験的な作品なようなので
長い作家人生これもありかと。

読んでも読まなくてもダイジョブ。

内容(「BOOK」データベースより)
あかりは海外ロマンス小説の翻訳を生業とする、二十八歳の独身女性。ボーイフレンドの神名と半同棲中だ。中世騎士と女領主の恋物語を依頼され、歯も浮きまくる翻訳に奮闘しているところへ、会社を突然辞めた神名が帰宅する。不可解な彼の言動に困惑するあかりは、思わず自分のささくれ立つ気持ちを小説の主人公たちにぶつけてしまう。原作を離れ、どんどん創作されるストーリー。現実は小説に、小説は現実に、二つの物語は互いに影響を及ぼし、やがてとんでもない展開に!注目の作家、三浦しをんが書き下ろす新感覚恋愛小説。


2012年10月15日月曜日

プラチナタウン 楡 周平

いやあ、ビジネスや自治体、義理人情や大人のサラリーマンの生き方など
いろんな様相がつまったおもちゃ箱みたいな面白い作品。
どんな角度からでも楽しめる。

もちろん、自治宅施策としては深み読みしきれず、そんなに実現性がある
わけでじゃないけど、エンタメとしては十二分。
ドラマや映画にしやすそう。


内容紹介
「老人介護」や「地方の疲弊」に真っ向から挑む社会派ビジネス小説! 出世街道を外された総合商社部長の山崎鉄郎は、やけ酒を呷り泥酔。気がついた時には厖大な負債を抱えた故郷緑原町の町長を引き受けることに。だが、就任してわかったことは、想像以上にひどい実情だった。私腹を肥やそうとする町議会のドンや、田舎ゆえの非常識。そんな困難に挫けず鉄郎が採った財政再建の道は、老人向けテーマパークタウンの誘致だったのだが……。


2012年10月14日日曜日

ばらばら死体の夜 桜庭 一樹

この独特の世界観と文体リズムに慣れているので、面白しろいという感想しかない。

桜庭先生の本や、深読みしたり、オチを探したりするのは邪道なので
ひたすら面白い世界にどっぷりはまりながら読み終えたほうがいい。

ドスン、とくる最後に必ずたどり着けるはずだ。

内容(「BOOK」データベースより)
2009年、秋。翌年6月から施行の改正貸金業法がもたらすのは、借金からの救済か、破滅か―四十過ぎの翻訳家、吉野解は貧乏学生の頃に下宿していた神保町の古書店「泪亭」の二階で謎の美女、白井沙漠と出会う。裕福な家庭に育った妻とは正反対の魅力に強く惹かれ、粗末な部屋で何度も体を重ねる。しかし、沙漠が解に借金を申し込んだことから「悲劇」の幕があがる―。



2012年10月13日土曜日

緑ヶ丘小学校大運動会 森谷 明子

ちょっと子どもじみたテンポと書き方なので、大人のミステリーを待っている人には
ものすごく物足りない。。

ただ、軽い中高生向けのミステリーを玉には読みたいと思う人は是非。

内容紹介
運動会の朝、マサルは学校で薬のパッケージを見つける。殺人の証拠だと考え、それを隠しておくことに。一方、父親はドラッグが出回っていることを嗅ぎつける。プログラムが進行するにつれ、明らかになる大人の思惑と、膨らんでゆく子供たちの想像。そして意外な真実! 運動会の一日を舞台にした技巧冴え渡る長編ミステリー。


2012年10月8日月曜日

自白―刑事・土門功太朗 乃南 アサ

やっばい、、、面白かったはずなのにまったく記憶にない。

さすがにレビューを書くのが遅すぎた。
でも短編で連作ものなので、サクサクとリズムに合わせて読み進めた記憶はある。
筆力のある作者なので、読み応えはあると思われ。。


内容(「BOOK」データベースより)
事件解決の鍵は刑事の情熱と勘と経験だ。地道な捜査で容疑者を追い詰める男の迫真の事件簿。


2012年10月5日金曜日

永遠の出口 森 絵都

いやあ、分からん。
なぜこれが大人気なのか。。
感性の問題だとは思う。文体のリズムがまったくもって合わなかった。
ただ、女性には人気だと思うので、他者のレビューを参考に。。



内容(「BOOK」データベースより)
「私は、“永遠”という響きにめっぽう弱い子供だった。」誕生日会をめぐる小さな事件。黒魔女のように恐ろしい担任との闘い。ぐれかかった中学時代。バイト料で買った苺のケーキ。こてんぱんにくだけちった高校での初恋…。どこにでもいる普通の少女、紀子。小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いたベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。


2012年10月2日火曜日

幸せになる百通りの方法 荻原 浩


なんか、女性誌にちょろっとショートショートを書いたものを集めました、
っていう作品群。

悪くないけど、書き飛ばしたなあと。


内容(「BOOK」データベースより)
このムズカシイ時代を、滑稽だけど懸命に生きる人たち―。短篇の名手が贈るユーモア&ビターテイスト溢れる七つの物語。


2012年10月1日月曜日

捜査官 末浦 広海


筆力はあるけど、内容が、、、薄い。。
この手の小説のレベルの高い作品が最近ものすごく多いので
そこと比べると、って感じ。

刑事小説は出尽くした感があるので、よほど内容が深いか、テーマが面白くないと
もう難しいかも。


内容(「BOOK」データベースより)
青森県警の元似顔絵捜査官・杉澤洋二と警察庁警備局の警視正・成瀬公大が、核廃棄物最終処分場建設反対派が起こすテロを捜査する。県警、公安、警備保障会社、二十三年前の事件、そして“エス”―さまざまに絡み合う思惑を解くきっかけは、たったひとつの手がかりだった。警察小説の要、“捜査”を二つの視点から描ききる、これぞ警察“捜査”小説。