2013年12月23日月曜日

ライブハウス「ロフト」青春記 平野 悠

昔バンドを組んでいた人にはたまらない歴史物語。
知っているライブハウスの歴史やバンドの誕生秘話があって
そこがメインで楽しんでします。
ただ、本当は平野さんの生き様やライブハウス運営の苦労話
が主軸だと思うので、、そのあたりはちょっと微妙。

暴威のくだりは必読。



内容説明
坂本龍一、山下達郎、荒井由美、浜田省吾、サザンオールスターズ、ボウイ、スピッツ……日本のロック界のパイオニアたちを輩出してきたライブハウスの「虎の穴」が「ロフト」。その創始者が40年におよびロック界の波乱の歴史を回顧する壮大なクロニクル。歌謡曲に対するカウンターカルチャーとして、ロックが市民権を得て成長していった軌跡を、アーティストたちの素顔や、業界の生々しい実情とともに明らかにする。


2013年12月20日金曜日

冬の旅 辻原 登

基本的に暗くて救いがない話だけど、小説としてのグイグイ感は
ものすごい。

文学という表現が正しいのかどうかわかりませんが、文学系の導入作品としては
ある意味おもしろいかも。
ただし、楽しい作品や心躍る作品が好きな人にはまったく向きません。

内容(「BOOK」データベースより)
妻の失踪を皮切りに、緒方隆雄の人生は悪いほうへ悪いほうへと雪崩れる。失職、病、路上生活、強盗致死…。二〇〇八年六月八日午前九時。五年の刑期を終えて、緒方は滋賀刑務所を出所する。愛も希望も潰えた。残されたのは、凡てからの自由。たった一人、この世の果てへと歩き出す。衝撃のラストが待ち受ける―。魂を震わす、慟哭の物語。



2013年12月16日月曜日

6 シックス 早見 和真

一人のヒーローを軸としして、各大学や高校時代、あるいはまったく関係ない
シーンですれ違った人たちの葛藤を描いた連作。

一番最初の作品がものすごく盛り上がり、それ以降ちとすぼんでいくの
で残念だったけど、一つ一つはそこそこ読み応え有り。

主軸にいる子のエピソードや葛藤をもう少し知りたい気もしたけど
このレベルのギリギリラインがいいのかも。


出版社からのコメント
東大の補欠、法大のマネージャー、明大の就活生、立大のミスコン女子大生、慶應野球部の保護者、そして早大のエースピッチャー……東京六大学野球を主題に友情、恋愛、コンプレックスなどを描いた珠玉の野球&青春小説。 全国の書店員さんを中心に「読むほどに人生が愛おしくなる」と感動の声が広がっています。 現役の六大学の学生からOB、そして全然関係ない方まで。感涙必至。この機会に、ぜひご一読ください。



2013年12月14日土曜日

宝くじが当たったら 安藤 祐介

軽くてサクサク読めました。
内容の深みはまったくないけど、エンタメとしては
読み応えあり。

オチと人物像は今一つの感。。

内容(「BOOK」データベースより)
新堂修一(32歳・独身)は、食品会社の経理課に勤める、いたって普通のサラリーマンだった。大晦日の夜、一人自宅で宝くじの当せん番号を確認すると…2億円が当たっていた。人には言えない。新年を迎え、何食わぬ顔で出社し、銀行に行ってくじ券を渡すと、奥の部屋に通された。「200,000,000送金」。その日から、新堂修一の人生は激変する。実家のリフォーム、寄付金の電話、同級生との再会、昔の彼女と新しい猫…幸運の波に乗り切ることができるのか?笑って泣いて、それでも人しか愛せない!ノンストップ“億万長者”エンターテインメント。


2013年12月12日木曜日

少女には向かない職業 桜庭 一樹

大好きな桜庭先生の人気作にも関わらずリズムと書き方が合わないで
途中リタイヤ。
残念。。気分の問題もあるので、またしばらくしてから借りてみよう。

内容(「BOOK」データベースより)
あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した…あたしはもうだめ。ぜんぜんだめ。少女の魂は殺人に向かない。誰か最初にそう教えてくれたらよかったのに。だけどあの夏はたまたま、あたしの近くにいたのは、あいつだけだったから―。これは、ふたりの少女の凄絶な“闘い”の記録。『赤朽葉家の伝説』の俊英が、過酷な運命に翻弄される少女の姿を鮮烈に描いて話題を呼んだ傑作。


2013年12月11日水曜日

亡国前夜  江上 剛

これ、、2回目だ。

初回の感想は忘れたけど、今回はなんだか飽きちゃった。
2回目もじっくり楽しめる作品ではないっす。


内容(「BOOK」データベースより)

世界同時不況下の日本で、若者による通り魔事件が頻発しだした。フリーターの金子将太は魔手から若い女性を救うが、二人は名乗ることもできず別れる。犯行は財界人テロへと激化。背後には絶望した若者を糾合する新興宗教政党の動きがあった。将太が救った中国人女性が、また食いつめ来日した米中の男たちが帯びる任務とは?国家存亡の事態が迫りくる!憂国のクライシス・ノベル。


2013年12月10日火曜日

遮断 - 警視庁失踪課・高城賢吾

全く記憶にない。。

数ページ読んでやめてしまいました。
結構人気のシリーズなのに。
今度は違う巻を読んでみます。


内容(「BOOK」データベースより)
厚労省高級官僚である六条舞の父親が失踪した。事件性はないと思われたが、一億円の身代金要求が届き様相は一変する。現金を用意して引き渡しに挑むものの、あえなく失敗に終わる。同時期にくせ者新メンバー田口はインド人技術者の失踪事件を調べていた。鍵は外国人労働者の就労斡旋なのか。二つの事件の関係は。



2013年12月3日火曜日

路(ルウ) 吉田 修一

吉田先生のいつもの「泣かせよう」という力は感じなくて、ただ淡々と台湾新幹線の建設経緯と
それにかかわりそうな人たちのドラマで、深いものは一切なかった。
泣きを期待したらだめかも。


内容(「BOOK」データベースより)

ホテルの前でエリックからメモを渡された。彼の電話番号だった。「国番号も書いてあるから」とエリックは言った。すぐに春香も自分の電話番号を渡そうと思った。しかしエリックが、「電話、待ってる」と言う。「電話を待っている」と言われたはずなのに、春香の耳には「信じてる」と聞こえた。春香は自分の番号を渡さなかった。信じている、あなたを、運命を、思いを、力を―。商社員、湾生の老人、建築家、車輛工場員…台湾新幹線をめぐる日台の人々のあたたかな絆を描いた渾身の感動長篇。


2013年12月1日日曜日

教場 長岡 弘樹

もうこれは歴史に残る名著だろう。
今年のベスト3に入る。

もう有名な作品なので内容は触れないけど、登場人物が興味を引くというか
印象に残りやすく、物語にもすっと入っていける。
また教官がすごくよくてきた主人公で、このシリーズが出たら映画ドラマ原作としては
争奪戦になるだろう。

佐藤浩市で映画化決まりか。



内容(「BOOK」データベースより)

君には、警察学校を辞めてもらう。この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。前代未聞の警察小説!