2016年6月26日日曜日

四月、不浄の塔の下で二人は 平山 瑞穂

宗教の隔離されている世界が生々しく、リアリティ満載で掲載されている。
取材のたまものなのか、創造なのか。

そっちの深みが気になって、実際のストーリーはありがちに終わっている。。

内容(「BOOK」データベースより)
消息を絶った兄を連れ戻すために「免穢地」を出立した「エンノイア」。新興宗教教祖の娘として純粋培養された少女は、小さな町工場に勤める「泥人」の青年らとかかわることで少しずつ変わっていく…。多彩な作風で幅広い読者を持つ気鋭の作家・平山瑞穂が描き出す、異色のラブ・ストーリー。

2016年6月24日金曜日

333のテッペン  佐藤 友哉

リズムと文体があわなくて、、途中で読むのをやめてしまいました。。


内容(「BOOK」データベースより)
そのテッペンで死体ハッケン、東京タワー立入禁止。数に呪われた男。謎に愛される少女。東京タワー、東京ビッグサイト、東京駅、東京スカイツリー。東京中がミステリー空間に変貌する最新・最速エンターテインメント。



2016年6月20日月曜日

旅猫リポート  有川 浩、 村上 勉

有川先生の王道ストーリー。
泣いて泣いて泣いて。

それぞれの短編も泣きの作品が多いけど、飼い主と猫の会話というか思いが
毎回話しの底辺にあって、それがまた細かく泣かせる構成に。
ぜひドラマ化希望。


内容(「BOOK」データベースより)
大人気作家・有川浩の作品が、青い鳥文庫に初登場!ぼくはオス猫のナナ。なにかの事情でぼくを手放さなくてはならなくなったというサトルは、引き取り手をさがすため、銀色のワゴンに乗って旅に出る。サトルとぼく、ひとりと一匹が出会う、素敵な風景、なつかしい人々。そしてついにぼくらの最後の旅が始まる―。小学上級から。総ルビ。

2016年6月18日土曜日

避難所 垣谷 美雨 

3.11の現実を見せられるような作品。
決してお涙頂戴ではなく、現実の流れで困ったこと、悩んだこと、また
人間関係でいろんな苦難があったことをまじまじと見せつけられる。

これが多くの避難所であった現実なんだろうと思うと、災害は
一瞬ではなくて、人々の生活に色濃く残りづづけるものだと改めて
認識した。



内容紹介
なして助がった? 流されちまえば良がったのに。3・11のあと、妻たちに突きつけられた現実に迫る長篇小説。乳飲み子を抱える遠乃は舅と義兄と、夫と離婚できずにいた福子は命を助けた少年と、そして出戻りで息子と母の三人暮らしだった渚はひとり避難所へむかった。段ボールの仕切りすらない体育館で、絆を押しつけられ、残された者と環境に押しつぶされる三人の妻。東日本大震災後で露わになった家族の問題と真の再生を描く問題作。

2016年6月13日月曜日

 お引っ越し 真梨 幸子

世にも奇妙な、のパターンではあるけれど、オチは波がある。
短編としては非常にいい話が多く、休日のひと時や夜中に
さくっと読むといいかも。


内容紹介
マンションの内見に来たキヨコ。ふと避難経路が気になり非常口の扉を開けると、そのまま閉じ込められてしまう。無事にでることは出来るのか……。今までありそうでなかった、引っ越しにまつわる恐怖を描く連作短編集


2016年6月6日月曜日

キャロリング 有川 浩

内容がまったく頭に入ってない。。
大好きな作家なのにうすうすな予感。
そんなレビューも多い。


内容(「BOOK」データベースより)
クリスマスにもたらされるささやかな奇跡の連鎖―。有川浩が贈るハートフル・クリスマス。

2016年6月1日水曜日

背乗り ハイノリ ソトニ 警視庁公安部外事二課 竹内 明 

奥深い話だったけどちょっとドキドキ感が足りなかったのは筆力の問題か。

よくある展開なのでシリーズものの1巻として成功かも。

内容(「BOOK」データベースより)
警察組織に紛れ込んだ「潜入者」の罠にかかり、公安を追われた元エース。組織に裏切られ、切り捨てられた男は、それでも飢えた猟犬のように捜査に執念を燃やす。仲間が仲間を疑い、尾行・監禁し、罠にさえ陥れる苛烈な公安捜査。ニセモノは、誰だ―。