2015年8月24日月曜日

あなたの本   誉田 哲也

それぞれが短編で怖ってなる小さくまとまった話。
ドスンとくるというより、世にも奇妙な、の3番手くらいの
話くらい。



内容(「BOOK」データベースより)
父の書斎で見つけた奇妙な本。『あなたの本』と題されたそれを開くと、自分の誕生から現在までが一つ違わず記されていた。このまま読み進めれば、未来までもわかってしまうのか。その先をめくるか否か、悩みぬいた男の決断とは?サスペンス、ユーモア、ファンタジー、SFなど人気作家の多彩な作風を堪能できる七つの作品集。


2015年8月20日木曜日

瀬、こっちを向いて。  中田 永一

映画のイメージが強くてあまり頭に入ってこなかった。
最後は流し読みのようになってしまって、、セリフとひとり言が飛び交う
話になっていまいました。

映画を見よう。


内容(「BOOK」データベースより)
「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった…!」恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。



2015年8月18日火曜日

商品の詳細 収容所(ラーゲリ)から来た遺書  辺見 じゅん


読書感想文用に借りた一冊。さらっと読んだだけで
もったいないことをしたかも。。
記憶ないっす。



内容(「BOOK」データベースより)
敗戦から12年目に遺族が手にした6通の遺書。ソ連軍に捕われ、極寒と飢餓と重労働のシベリア抑留中に死んだ男のその遺書は、彼を欽慕する仲間達の驚くべき方法により厳しいソ連監視網をかい潜ったものだった。悪名高き強制収容所に屈しなかった男達のしたたかな知性と人間性を発掘して大宅賞受賞の感動の傑作。


2015年8月13日木曜日

母性   湊 かなえ

いつもの回想と独白の展開は変わらないけど、今回は母娘でそれぞれ矛盾があるので
そこがどこなのか、すれ違いはどこから生まれてたのかなど探りながら読むと面白い。

途中途中はよくある家族のひどい話が出てくるが、最後はそんなに悲観的になるようなことはないので安心して最後まで
この世界に入り込んでほしい。







内容(「BOOK」データベースより)
女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。…遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも―。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語。

2015年8月9日日曜日

東京タワーが見えますか。  江上 剛

中小企業の悲哀や悩みなどをテーマにしている分、ちょとありきたりな感はある。
なんか短編を頼まれてさくっと数日で書いてしまった気がする。。

でもそれぞれそこそこの作品になっているのは江上先生のすごいところ。

内容(「BOOK」データベースより)
銀行は慈善事業じゃない!そう言い切る支店長に、銀行マンとしての矜持はあったのか。昭和から平成へ、バブル景気が崩壊し地価が暴落していた頃。町工場からマンション経営に転じた小さな会社に下った銀行の非情な判断。寝たきりの母親を抱える社長に僕が出来ることはあるのだろうか。表題作他5編収録。


2015年8月6日木曜日

三面記事小説 角田 光代

いつもの深くて淡々と時が流れて、最後のほうでドスンとくる、作品ではなく
どちらかというと、これ、ほんとじゃないの?という桐野先生よりの
展開でした。

ただ、これはこれでおもしろいけど、ちょっと救いがない話が多いので
読んでいてブルーになること多し。


内容(「BOOK」データベースより)
「私は殺人を依頼しました。恋人の妻を殺してほしいと頼みました」誰もが滑り落ちるかもしれない、三面記事の向こうの世界。なぜ、姉夫婦の家はバリケードのようになってしまったのか?妻の殺害をネットで依頼した愛人の心の軌跡とは。直木賞作家が事件記事に触発されてうみだした、六つの短篇小説。


2015年8月3日月曜日

落英  黒川 博行

男二人の会話を軸として、警察小説なのかミステリーなのかちょっとつかみづらい
流れで話が進んでいく。
また警察官のキャラもつかみづらくて、いい人なのか悪い人なのか。。
最後の最後のでなんとなくわかるのだけど、最初の1/3くらいのキャラと
最後の数十ページのキャラが合わなくてちょっと違和感。



内容(「BOOK」データベースより)
大阪府警薬物対策課の桐尾と上坂は覚醒剤密売捜査の最中、容疑者宅で想定外のブツを発見した。発射痕のある中国製のトカレフ―迷宮入りしている16年前の和歌山・南紀銀行副頭取射殺事件で使用された拳銃だった。ふたりは拳銃を調べる専従捜査を命じられ、射殺事件を担当していた和歌山県警の満井と手を組む。しかし、満井は悪徳刑事だった。桐尾と上坂は、事件当時に犯人と目されていた暴力団幹部に、発見した拳銃と同じものを売りつけるよう、満井に持ち掛けられる。金さえあれば、いつでもあの女を抱ける―。黒い欲望が、刑事を危険すぎる囮捜査に走らせる。


2015年8月1日土曜日

還れぬ家  一麦, 佐伯

これは、、半分くらいから完全に飛ばして読んでしまいました。。。
暗い、波が少ない、展開が弱い、、そんな気がして。。


内容紹介
ほんとうは自分はこの家と和解していない。まだ還ってきてはいないのだ。父が認知症にかかり、介護が必要となる。高校生のとき親に対する反発から家出同然で上京したこともある光二だが、父と、そして家と、向き合わざるをえなくなる。さらに父の死後、東日本大震災が発生し、家を失った多くの人々を光二は眼のあたりにする……。喪われた家をテーマに著者が新たな展開をみせた傑作長編小説。