2011年8月25日木曜日

栄冠を君に 水原 秀策

いやー野球小説ではないね、まったく。
そのつもりで読むと完全に肩透かし。

でもサスペンスとして読むぶんにはよくできている。
というか最後まで一気読みだった。

これ、ある意味続編もできるようなオチ。
しかし重ねて言うが野球小説ではまったくない。。


内容(「BOOK」データベースより)
佐内第一高校のエースピッチャー・村椿勇人。勇人が目指すのは、甲子園出場、そして、憧れのメジャーリーガーと全力の勝負をすること。しかし、謎の男が死体を遺棄する現場を目撃し、彼の人生は迷走し始める!夢のためには、手段を選んでいられない。悪に魅入られた彼の頭上に、栄冠は輝くのか。

2011年8月22日月曜日

女子芸人 神田 茜

すみません、まったく読んでいない。。
なぜだ。。
時間がなかったのかなあ。。

結構面白そうだからまた借りてみよう。

内容(「BOOK」データベースより)
人前で話すことが苦手な女子が、なぜか漫談家に―「コトリ」という芸名をもらって仕事を始めたものの、芸も、そして恋も苦難の連続。自分を見失いかけた時、師匠の一言から転機が…現役芸人ならではの語りでときに爆笑、ときにホロリとくるエンタメ成長小説。第6回新潮エンターテインメント大賞受賞。


2011年8月20日土曜日

虹色の皿 拓未 司

いやー鉄板で面白い若者青春物語ですなあ。
内容に書かれていることそのまま。
そしてそのままの面白さがある。

書き方が旨いせいか、まったく飽きることなくこのベタな
内容でぐいぐいくる。
目新しい発見はドキドキはないけど、ついつい読んでしまう作品
をお望みの方、是非どうぞ。


内容(「BOOK」データベースより)
「皿に盛るのは僕自身」―トップシェフの言葉が人生を変えた!一流の料理人を目指して地元を離れ、大阪の調理師学校に入学した小西比呂。しかし、憧れの本間シェフが経営するフレンチレストランでは、想像をはるかに超えたハードな毎日が待っていた。洋介をはじめとする三人の個性的な仲間たちや、見た目はタイプだけど性格は苦手な「関西のおばちゃん」風の美穂に振り回されながら、仕事に恋に大忙しの比呂がたどりついた「自分らしい料理」とは。

2011年8月19日金曜日

四龍海城 乾 ルカ

舞台は正直わっけわかんないけど、リズムや展開が面白い。
深いなぞ、って訳でもないけど、脱出するためのなぞが
ずっと根底にあり、それをなんとかとくための周辺情報や
エピソードが固めているって感じ。


一回読んでしまうと、それが気になって気になって
一応最後まで読んだ。
最後は、、、、。
最初と途中と最後の3Pでもいいか。

内容(「BOOK」データベースより)
健太郎の家の近くの海に、ずっと前から不気味な塔が建っている。地図にもインターネットにも載っていない、謎の建物。夏休みの最初の午後、憂鬱な気持ちで海岸にいた健太郎は、気が付くとその塔に「さらわれ」ていた。そこには感情がなくなった人々の群、閉じ込められた十数人の大人たち、そして昏い目をした少年、貴希がいた。健太郎と貴希は次第に心を通わせ、塔を出るための「出城料」を共に探し始める…。少年たちのある夏、切なすぎる冒険譚。

2011年8月15日月曜日

シアター!〈2〉 有川 浩

しかし鉄板ですね、このシリーズは。

舞台も展開もいつもどおりではあるけどそれがまた面白い。
連載ものを安心して楽しんで読む、みたいな流れ。

人気ドラマを毎週楽しみにしている感がある。

そろそろ最終なのかなと思いつつ、できればもう5年くらいやって欲しい。

内容(「BOOK」データベースより)
「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が…。どうなる『シアターフラッグ』!?書き下ろし。

2011年8月13日土曜日

トッカン―特別国税徴収官― 高殿 円

リズムと展開はいつもどおりスムーズに入っていく。
テーマも重いながら、新人を使ったりなじみのある
舞台を使ったりとかですっと入ってくる。

それぞれ深さはないけど、読み進んでしまうので
さくっと面白いテーマの作品を読みたい人にはお勧め。






内容(「BOOK」データベースより)
税金滞納者から問答無用で取り立てを行なう、みんなの嫌われ者―徴収官。そのなかでも、特に悪質な事案を担当するのが特別国税徴収官(略してトッカン)だ。東京国税局京橋地区税務署に所属する、言いたいことを言えず、すぐに「ぐ」と詰まってしまう鈴宮深樹(通称ぐー子)は、冷血無比なトッカン・鏡雅愛の補佐として、今日も滞納者の取り立てに奔走中。納税を拒む資産家マダムの外車やシャネルのセーター、果ては高級ペットまでS(差し押さえ)したり、貧しい工場に取り立てに行ってすげなく追い返されたり、カフェの二重帳簿を暴くために潜入捜査をしたり、銀座の高級クラブのママと闘ったり。税金を払いたくても払えない者、払えるのに払わない者…鬼上司・鏡の下、ぐー子は、人間の生活と欲望に直結した、“税金”について学んでいく。仕事人たちに明日への希望を灯す、今一番熱い職業エンターテインメント。

風待ちのひと 伊吹 有喜

流れがいい感じですすみ非常に読みやすい。
テーマや展開はよくある男女、というか心が折れた男性を復帰させるちょっと
したおばさん、っていう一言で言うと見も蓋もないけど。
これが予想以上に面白い。というか引き込まれる。

文才なのか書き方がうまいのか。
この作家はベタを書くのがものすごい旨い。
そして最後のオチもこれまた微妙にいい。


内容(「BOOK」データベースより)
“心の風邪”で休職中の男と、家族を失った傷を抱える女。海辺の町で偶然出会った同い年のふたりは、39歳の夏を共に過ごすことに。人生の休息の季節と再生へのみちのりを鮮やかに描いた、著者デビュー作。『四十九日のレシピ』にも通じるあたたかな読後感に心が抱まれる物語。

2011年8月12日金曜日

クラウド 樹林伸

内容は非常に好きな系で、舞台も自分の職種に近いので
最初はぐいぐいいったけど、そのうち。。
本来の推理小説の部分がちょっと展開が分かりづらく
何を読んでいるのか分からなくなった。。

ミステリーにも推理にもIT系にもよることが微妙に失敗した感が。




内容(「BOOK」データベースより)
玉木つぐみは、社内不倫がこじれ出社拒否に陥っていた。誰とも話さず部屋に引きこもり、何気なく始めたTwitterで「LONESOMECLOUD」というIDの男と出会う。どこの誰かもわからない相手だからこそ、安心して何でもつぶやくことができたのだが…やがてつぐみの周辺で異変が起こり始める。暴かれた本名、毎日届けられる薔薇、そして元恋人の死…。カズトはいったい誰なのか、そして彼の狙いは―。

2011年8月11日木曜日

点線のスリル 軒上 泊

これも、、、まったく覚えていない。。。なぜだ。。
いいテーマだと思うんだけど。。

内容(「BOOK」データベースより)
ぼくは何者なのか―。15歳の少年が人生最大の謎に足を踏み入れ、「点線の道」を歩んでいく。そして、ふたつ年上の少女が「ぼくらの歌」をうたいはじめる。沈黙を破り、奇才が放つ清冽な感動ミステリー小説。

2011年8月10日水曜日

砂の王国 荻原 浩

これはすごかった。
テーマも展開も内容もすべて完璧。
上下でものすごい量なんだけど、次々と読みたくなり、最後まで
一気に行きました。

長編物だとよくある要らないエピソードとかちょっとした恋愛系のネタ
なんか挟んでくることがあるけどこの作品はまったくそれがなく
びっちりつまった内容になっています。

多少時間は必要だけど土日で何かしたいなーと思っている人は
是非。


内容(「BOOK」データベースより)
全財産は、三円。転落はほんの少しのきっかけで起きた。大手証券会社勤務からホームレスになり、寒さと飢えと人々の侮蔑の目の中で閃く―「宗教を興す」。社会を見つめ人間の業を描きだす著者の新たなる代表作、誕生。

リンクに表示されるテキスト

2011年8月9日火曜日

スコーレNo.4  宮下 奈都

やばい、、すごくレビューの評価も高いんだけど、、、まったく内容を覚えていない。

もしかして読まずに返してしまったのかも。。

内容(「BOOK」データベースより)
自由奔放な妹・七葉に比べて自分は平凡だと思っている女の子・津川麻子。そんな彼女も、中学、高校、大学、就職を通して4つのスコーレ(学校)と出会い、少女から女性へと変わっていく。そして、彼女が遅まきながらやっと気づいた自分のいちばん大切なものとは…。ひとりの女性が悩み苦しみながらも成長する姿を淡く切なく美しく描きあげた傑作。

2011年8月7日日曜日

ぬるい毒 本谷 有希子

話題」の劇作家の本です。
前にも違う本を読んだいたような。。

正直よく分からなかった。
内容と流れを最後までつかむことができず、なんか昔の女学生が文学作品を
書いている感じ。



内容(「BOOK」データベースより)
ある夜とつぜん電話をかけてきた、同級生と称する男。嘘つきで誠意のかけらもない男だと知りながら、私はその嘘に魅了され、彼に認められることだけを夢見る―。私のすべては、23歳で決まる。そう信じる主人公が、やがて24歳を迎えるまでの、5年間の物語。


2011年8月6日土曜日

もう、きみには頼まない―石坂泰三の世界 城山 三郎

自分には書き方が合わないのかなあ。。

結構好きなジャンルで面白いエピソードもタイトルだけみると
いっぱいあるのに、途中で読み疲れてしまった。。

昔ながらの書き方が好きな人は大丈夫です。


内容(「BOOK」データベースより)
石坂泰三―第一生命、東芝社長を歴任、高度成長期に長年、経団連会長を務め、“日本の陰の総理”“財界総理”と謳われた、気骨ある財界人の生涯を描いた長篇小説。

2011年8月5日金曜日

あすなろ三三七拍子 重松 清

いやー、面白い
テーマがベタで内容もベタなのに、登場人物を上の年代にしたのがミソ。
ちょっとしたギャップや昔懐かしい感覚が同時に味わえて
どの世代でも楽しめる作品になっています。

最後のほうはちょっとまとまりがつかない感があったけど
連作なのでどれも面白いです。


内容(「BOOK」データベースより)
合言葉は、押忍。フツーのオヤジが、ヘタレな大学の応援団長にマジ社命で出向!?ヤバい学ラン姿が、限りなく愛しい。爆笑、ウルウル、熱い勇気がはじけ翔ぶ、応援小説。


2011年8月2日火曜日

救命拒否 鏑木 蓮

テーマと内容は興味深いんだけど、リズムと展開が合わず。。
追っかけたいなぞやテーマが途中で途切れたりするので
どこに比重を置いて読んでいいか感覚的につかめない感じ。



内容(「BOOK」データベースより)
講演中の救命医が爆破死傷事件に巻き込まれた。現場に駆けつけた救急救命士に向かい、彼が言う。「私にブラック・タッグをつけろ」その意味は死。大阪府警が犯人を追う。しかし二転三転する本ボシ。若手刑事は、事件の裏側に隠された真相に辿り着けるのか。乱歩賞作家が書き下ろしで問う、喪わされた者たちの悲しみ。医療トリアージ=命の選別をテーマに据えた骨太エンターテインメント。