2015年5月29日金曜日

64 横山 秀夫

ドラマ化と映画化したので、また読んでしまいました。
内容がもううろ覚えだったけど、すぐ思い出した。
でも、全く問題なく、この筆力とテーマと展開で
最後まで一気読み。
まったく退屈することなく、横山ワールドにどはマリだった。



内容(「BOOK」データベースより)
元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。記者クラブと匿名問題で揉める中、“昭和64年”に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件への警察庁長官視察が決定する。だが被害者遺族からは拒絶され、刑事部からは猛反発をくらう。組織と個人の相克を息詰まる緊張感で描き、ミステリ界を席巻した著者の渾身作。


2015年5月25日月曜日

リップステイン 長沢 樹

ライトノベルとsfの中間というか、、、。
大人のミステリーという体はちょっと厳しい。

ちょっと付いていけないリズムと描写があったので
途中とびとびになっているけど、好きな人は好きなんだろうな、って作品。



内容紹介
ここ渋谷で“悪意"と戦っている――行人が出会った制服の少女はそう言った。少女は、世間を震撼させる連続事件の現場に現れることから、ある刑事に追われていた。
“悪意"とは何なのか。少女はなぜ犯行時刻に現場の防犯カメラに写るのか。少女を通じて事件を追う学生の行人と、事件を通じて少女を追う刑事。
二つの追跡行はやがて交錯し、衝撃の結末へと至る。横溝正史ミステリ大賞受賞『消失グラデーション』の著者が放つ、ミステリー・サスペンスの傑作!


2015年5月22日金曜日

悲劇もしくは喜劇  深谷 忠記

主人公がちょっと変わったキャラで、ドキドキハラハラ感が弱いけど
テーマや裁判自体は思い設定。
ちょっと感情移入が難しく、途中で謎が半分かりなので
もっとハードに寄せてもいい感じがした。



内容(「BOOK」データベースより)
一人息子を育てながら九年間の受験勉強を経て弁護士になった村地佐和子はミスばかり犯し、前途に悲観的になっていた。そんな折りに起きた殺人事件で佐和子は容疑者の弁護を引き受けるが、彼女の前には幾多の難問が立ちはだかる―。人身売買を背景にして起きた殺人事件!裁判はどこまで真相に迫れるのか?「真実はこの世の中で一番面白い冗談だ。」バーナード・ショーの言葉に触発されて深谷忠記が挑んだ!新機軸の書き下ろし法廷推理。


2015年5月21日木曜日

姉の結婚   群 ようこ


やばい、、全然覚えていない。。
内容はおもしろそうだからまた借りてみよう。


内容(「BOOK」データベースより)
結婚のご祝儀をめぐる、若い夫婦の人には言えない悔しい思い「御祝儀袋」。給料手取り十三万五千円のOLが家賃八万円のマンションに住むために、日々一円との闘いに明け暮れる倹約生活のなかで生まれる意外な感想「家賃」。普通と平凡が合体したような男と結婚した姉。たちまち破局がやってきて、目ざましい姉の変貌ぶりが可笑しい表題作。ささやかな見栄を支えに明るく生き抜く女たちの物語。



2015年5月19日火曜日

完全なる首長竜の日 乾 緑郎  

映画とはちょっと違うような。
映画を見てないのに言えないと思うけど、そもそも姉と弟なので
おそらくだいぶ変えたのだろう。

で、当然こっちのほうがいいと思えるほど内容はゴリゴリ
に凝ったものだった。
どれがほんとでどれが嘘、って話に結局なっちゃったけど
展開やリズムはそこそこの出来。

内容(「BOOK」データベースより)
第9回『このミス』大賞受賞作品。植物状態になった患者とコミュニケートできる医療器具「SCインターフェース」が開発された。少女漫画家の淳美は、自殺未遂により意識不明の弟の浩市と対話を続ける。「なぜ自殺を図ったのか」という淳美の問いに、浩市は答えることなく月日は過ぎていた。弟の記憶を探るうち、淳美の周囲で不可思議な出来事が起こり―。衝撃の結末と静謐な余韻が胸を打つ。


2015年5月18日月曜日

三匹のおっさん ふたたび   有川 浩  

ちょっとドラマによって来た感じ。

ドラマにしやすいテーマと展開とオチ。
これはこれでいいんだけど、有川先生独自のちょっとした
泣きやジーンとくる深みが少なくなっているような。



内容(「BOOK」データベースより)
剣道の達人キヨ、武闘派の柔道家シゲ、危ない頭脳派ノリ。あの三人が帰ってきた!書店での万引き、ゴミの不法投棄、連続する不審火…。ご町内の悪を正すため、ふたたび“三匹”が立ち上がる。清田家の嫁は金銭トラブルに巻き込まれ、シゲの息子はお祭り復活に奔走。ノリにはお見合い話が舞い込み、おまけに“偽三匹”まで登場して大騒動!ますます快調、大人気シリーズ第二弾。


2015年5月17日日曜日

トッカンvs勤労商工会  高殿 円、 長崎訓子

トッカンシリーズのグイグイ系かと思いきや、今回はぐー子がバタバタしながら
解決に向かっていくので少し物足りないかも。

勤労ともそんなに対決することもなく、、対決軸が今一つしっくりこなかった。
でも、それぞれのネタは確かに面白いので、読み応えは問題なし。


内容(「BOOK」データベースより)
京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの、悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり“京橋中央署の死に神”と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡が訴えられるかもしれない。しかも背後には、税務署の天敵・勤労商工会のお抱え弁護士がついていた。鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)が立ち上がる!面白くって、ためになる、大好評の税務署エンターテインメントシリーズ第2弾。



2015年5月13日水曜日

ガソリン生活 単行本 伊坂 幸太郎

伊坂作品にありがちな設定と裏ストーリーと
会話のリズム。

それがちょっと懲りすぎて飽きてしまう。
車がしゃべる設定にしつ、その視点でないと分からないこと
その視点だからわかることを、おりまぜつつミステリーに
してるんだけど、、「このトリック凄いだろう」的なにおいがして
すべてすっ飛ばした。

最後のオチはまさに予定通り。。

内容(「BOOK」データベースより)
実のところ、日々、車同士は排出ガスの届く距離で会話している。本作語り手デミオの持ち主・望月家は、母兄姉弟の四人家族(ただし一番大人なのは弟)。兄・良夫がある女性を愛車デミオに乗せた日から物語は始まる。強面の芸能記者。不倫の噂。脅迫と、いじめの影―?大小の謎に、仲良し望月ファミリーは巻き込まれて、さあ大変。凸凹コンビの望月兄弟が巻き込まれたのは元女優とパパラッチの追走事故でした―。謎がひしめく会心の長編ミステリーにして幸福感の結晶たる、チャーミングな家族小説。


2015年5月12日火曜日

ガリレオの苦悩   東野 圭吾

気のせいか、だんだん当たり前の推理小説になっている気がして。。
キャラクターの設定である程度満足してしまって、話の深みが
薄れている。

とはいっても安パイのおもしろさはまだあるので、東野ファンの満足度
はさておき、他の作家と比べても大きな問題はなし。

東野作品を初めて読む人とかにはいいかも。

内容(「BOOK」データベースより)
“悪魔の手”と名のる人物から、警視庁に送りつけられた怪文書。そこには、連続殺人の犯行予告と、帝都大学准教授・湯川学を名指して挑発する文面が記されていた。湯川を標的とする犯人の狙いは何か?常識を超えた恐るべき殺人方法とは?邪悪な犯罪者と天才物理学者の対決を圧倒的スケールで描く、大人気シリーズ第四弾。



2015年5月10日日曜日

発火点  真保 裕一

よくあるパターンかと思いきや、なかなか真実にたどり着くことなく
主人公の人間的な成長に主軸を置いていてちょっと楽しみ方が
違う気が。

衝撃の真相より、彼の成長のほうがグイグイ来る感じ。


内容紹介
あの夏、なぜ父は友人に殺されたのか

12歳の夏に父を殺されてから、怒りと苛立ちを胸に1人で生きてきた。親を殺された者を見る、好奇の視線に抗うように。あの夏に何があったのか。なぜ父は友人に殺されたのか。21歳の今、敦也はなくした9年を埋めるために再び故郷を訪れる。胸に迫る衝撃の真相。著者の心情が強く投影された、魂の軌跡。


2015年5月4日月曜日

主よ、永遠の休息を   誉田 哲也

これは、、重いなあ。。
子持ちのあたしは出来る限り避けたい作品。
なので、子持ちは読まないほうがいいです。

ただ、このテーマじゃなければ、筆力はあるし、先が気になって仕方ない
流れではあります。
話の半分を過ぎたあたりで、だいたいオチは分かります。



内容(「BOOK」データベースより)
通信社社会部の記者・鶴田吉郎は、コンビニ強盗の犯人逮捕を偶然スクープ。現場で遭遇した男から、暴力団事務所の襲撃事件について訊ねられた吉郎は、調査の過程で、14年前に起きた女児誘拐殺人事件の“実録映像”がネット配信されていたことを知る。犯人は精神鑑定で無罪とされていた…。静かな狂気に呑み込まれていく事件記者の彷徨を描いた傑作、待望の文庫化。