2012年12月28日金曜日

ズタボロ ゲッツ板谷


まあ、むちゃくちゃな痛快小説という体。
内容はさておき、映画にしやすいなーという感想くらいか。。

内容(「BOOK」データベースより)
完全無欠の絆を誇ったオレたち「錦組」も中学を卒業し、晴れて地元最凶の暴走族へ。しかし、先輩のしごきはあまりに理不尽で厳しく、堅い絆で結ばれた友もついに耐えきれず転校してしまう。悩み抜いたオレは、友情を取り戻すためヤクザの叔父に弟子入りして報復を誓う。そんなオレをさらにメタメタにする事件の数々が降りかかってくる―。


2012年12月27日木曜日

謀略 警視庁追跡捜査係  堂場 瞬一

展開は引き込まれるが、主人公の熱意というか対立のところがいまひとつ理解できず
感情移入がしにくい。

もっと分かりやすい対立軸があったほうがエンタメとしてはよかったかも。


内容紹介
発売日: 2012/1/15
都内の運河沿いで、帰宅途中のOLが強盗に襲われ、殺害される事件が連続して起きた。 二つの事件は手口や状況が似通っており、捜査本部も連続殺人としての見方を強めていた。 しかし、通り魔の犯行なのか、犯人への手掛かりが少なく、捜査は膠着しはじめる。 追跡捜査係の西川と沖田は、捜査本部から嫌厭されながらも、事件に着手。 冷静な西川がかつてないほど捜査に執念を見せ、事件の共通点に気付くが・・・・・。書き下ろし警察小説。



2012年12月24日月曜日

捌き屋―企業交渉人 鶴谷康 浜田 文人

面白いことは面白いけど、テーマというか深みがあまりなく
サクサク読めた割にはドスンとこなかった。
それが目的じゃないけど、物足りなさが残る。

主人公や戦い方などは面白いので、もう一声。
シリーズものなので、もう一回違う回で試してみよう。

内容(「BOOK」データベースより)
企業間のトラブル処理を極秘裏に請負う人間を、関西では「捌き屋」と呼ぶ。鶴谷康は絶対不可能と言われた難題を、あらゆる情報網を駆使しながら土壇場でひっくり返すことで有名な凄腕の捌き屋だ。今回彼に舞い込んだのは、神奈川県の下水処理場にまつわる政財界を巻き込んだ受注トラブルの処理。一匹浪の彼は、難攻不落の壁を突き破れるのか。



2012年12月22日土曜日

インシデント 悪女たちのメス 秦 建日子

うーん、、、分かりづらい。。
専門的な意味はさておき、文体というか展開がいまひとつついていけず
視点の置き場に困った。
なんで、内容がなかなか頭に入っていかず、結果心オチがないままに。

内容(「BOOK」データベースより)
女子高生のさやかは、脳機能iPS細胞再生術を用いた世界初の脳外科手術を受ける。執刀医は、日本随一のオペ技術を持つ天才女医・檜山冬実。しかし、誰もが手術の成功を確信する中、悲劇は起きた。それは医療事故だったのか、それとも罠なのか。現代医療の矛盾に迫る緊迫の医療ミステリー。文庫書下ろし。


2012年12月21日金曜日

一匹羊 山本幸久

やばい、、面白いイメージはあるんだけど、まったく内容の
記憶がない。。
また借ります。。


内容紹介
発売日: 2011/10/18
将来に漠然と不安を抱えている家具売場で働く女性が、同僚の年下男性が気になるころ、売場にかつての恋人がやってきて……(「踊り場で踊る」)。縫製工場に勤める大神は、若いころと違って事なかれ主義で働いていた。そこに、中学生たちが職場体験でやって来て……(「一匹羊」)。「一人」を主なテーマにした人間の悲哀を凝縮させた短編集。オリジナル1篇を収録予定。


2012年12月18日火曜日

かわいそうだね? 綿矢 りさ

これ、読むの2回目のような。。
女性の心のひだというか怖い部分をどんどんだしていって
成長するにしたがい、それがそんなに怖くない部分だと知る。

共感がもてるかどうかはさておき、男性目線だと
あほだなー
って感じる登場人物多し。

内容(「BOOK」データベースより)
同情は美しい、それとも卑しい?美人の親友のこと、本当に好き?誰もが心に押しこめている本音がこぼれる瞬間をとらえた二篇を収録。デビューから10年、綿矢りさが繰り広げる愛しくて滑稽でブラックな“女子”の世界。


2012年12月17日月曜日

夜行観覧車 湊 かなえ

相変わらず面白いけど、ドスンとくる感動や衝撃はないです。
湊先生がさくっと書いたなあ、という感じです。
ただ、決して文体が軽いとか内容が薄いという意味ではなく
どうしても他の衝撃的なオチや展開が記憶に残り、過大な期待
をしている、というレベルです。

ただ、、ラストはやっぱり トスン くらいの驚きはあります。



内容紹介
発売日: 2010/6/2
父親が被害者で母親が加害者--。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。


2012年12月13日木曜日

黄昏に佇む君は 篠田 真由美

最初の数十ページで辞めてしまった・・
ごめんなさい。リズムと書き方が自分には合いませんでした。。


内容説明
神代教授の大学時代、そこで出会った美少年とともに「事件」に巻き込まれてゆく。
贋作騒動、兄弟殺し、そして神代宗自身の謎。
封印されてきた過去がここに甦る。
「建築探偵」シリーズ外伝が書き下ろしで登場!



2012年12月11日火曜日

 不祥事  池井戸 潤

この主人公の女性がものすごく魅力的でそれだけでぐいぐい読み進めてしまう。
ネタもちょとした推理小説みたいな見せ方もあり、ビジネスあり、企業ネタありと
盛りだくさんで大満足な展開です。
ドラマ化するだろうなあ。。。


内容(「BOOK」データベースより)
ベテラン女子行員はコストだよ―そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの“狂咲”こと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!新ヒロインの活躍が痛快なオフィス名編集。


2012年12月10日月曜日

フェイク  楡 周平

今回は、、ネタもありがち、展開もありが立ちなので,完全にリズムと慣れ
で最後まで持っていった感。

視点もママにおくのかボーイにおくのかちと迷っているかと。


内容紹介
発売日: 2006/08
コミカルタッチの拝金小説
大学を卒業したものの内定をもらえず、銀座のクラブ「クイーン」でボーイとして働き始めた陽一。多額の借金を返済するため、世間を欺き、大金を手中に収めようとするが・・・。コミカルタッチの拝金小説。


2012年12月9日日曜日

限界集落株式会社 黒野 伸一

これは、前評判どおり面白い。

参加した若者が目覚めていき、立派に成長していく過程と
アニメ系が爆発するのはちと疑問だけど、ドラマ向きで
リズムもよく、さくさく読めてさらにためになる。

この手のビジネスというか出世系というか、建て直し
小説が好きなひとはぜひ。


内容説明
ルールは変わった。新しい公共がここに!

「限界集落」、「市町村合併」、「食糧危機」、「ワーキングプア」、「格差社会」などなど日本に山積する様々な問題を一掃する、前代未聞! 逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント!!
起業のためにIT企業を辞めた多岐川優が、人生の休息で訪れた故郷は、限界集落と言われる過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難な土地だった。優は、村の人たちと交流するうちに、集落の農業経営を担うことになる。現代の農業や地方集落が抱える様々な課題、抵抗勢力と格闘し、限界集落を再生しようとするのだが……。
ルールは変わった!
老人、フリーター、ホステスに犯罪者? かつての負け組たちが立ち上がる!!ベストセラー『万寿子さんの庭』の黒野伸一が、真正面からエンタテインメントに挑んだ最高傑作! 新しい公共がここにある。



2012年12月1日土曜日

アウト & アウト  木内 一裕

前のシリーズが面白かったので期待大で借りました。
結果大満足。
キャラクタの魅力もありますが、それ以上のリズムと筆力がいい。
ネタや展開はありがちだけど、筆力でもっていっている感じ。



内容説明
探偵見習いで元ヤクザ。矢能(やの)が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。図らずも目撃者となり、窮地に追い込まれた矢能。しかし覆面男は意外な方法で彼を解放した。これが周到に用意した殺人計画の唯一の誤算になることも知らずに。最も危険な探偵の反撃が始まる。(講談社文庫)