2008年10月30日木曜日

司法占領 鈴木 仁志

やっばい、、。

完全に覚えていない。。。
読み捨てたのか、飽きたのか、借りてそのまま返してしまったのか。。

想像するに、つまらなくてやめた公算大。
という、どーでもいいカンソウでした。


出版社/著者からの内容紹介
正義感さえなくせば、弁護士はやれる……
全法曹、法学部関係者、ビジネスマン必読の問題作!

2004年ロースクール開校、司法試験大幅改変……
急速に進むアメリカ型司法改革。若き実力派弁護士が「法曹界侵略」「日本経済制圧」の恐怖を生々しく描いたリーガル・ノベル

米国巨大法律事務所の専横にたった1人で立ち向かった若き国際派弁護士の挫折と再生の物語

2008年10月25日土曜日

日暮れてこそ  江上 剛

江上先生のいつもの金融系とはまったく違う「老年の青春もの」

オトナや男性が読むのはいいけど、女性にはまったく面白みがないかも。

最後のほうは「あーこれならなんでもありだなあ・・」と思うけど
青春系、定年退職系と思って淡々と読めばそんなにがっかrしない。

電車の中で読み飛ばすのなら是非


2008年10月22日水曜日

瓦礫の矜持 五條 瑛

ちょっと人間関係の描写がうまくいってなく、すぐに関連性が分かりづらい。
ただ、それとは関係なく楽しむことはできる。

表題や帯で興味を引かれるとちょっと違うような気がするが、
なんの先入観もなく、警察系小説だと思えばいい。


内容(「BOOK」データベースより)
警察組織存続の名の下に犠牲になった三人の男の対決。選んだ道は欺瞞、糾弾、そして復讐。組織に殉じるとは、正義とは何かを問う著者渾身の書き下ろし大型問題作。


2008年10月20日月曜日

きみの友だち 重松 清

短編連作、いつもどおりの泣き泣き泣きの作品。

どすんと泣くわけじゃなく、ほろっとさせる作品ばかり。
ある一人の女の子が舞台回しで、その子にまつわる少年少女が
さりげなく絡み合う。

年代や主人公の年齢も特にどんどん大きくなるわけじゃく
たまに飛び越えたり戻ったりする。

友だち、ってのがミソで、決して説教くさい展開でもなく
押し付けがましくなく、ほんとにさらっとほろっとする作品群。

相変わらず重松先生はすごい。



出版社/著者からの内容紹介
嬉しいこと、つらいことがいっぱいあったから、「友だち」の意味がわかった――痛みや喪失を乗りこえ、少女たち、少年たちはやがて…。珠玉の長編小説!

内容(「MARC」データベースより)
友だち? 他人だよ、そんなの。でも特別な他人、大切な他人。嬉しいこと、つらいことがいっぱいあったから「友だち」の意味がわかった-。痛みや喪失を乗りこえ、少女たち、少年たちはやがて…。『小説新潮』掲載に加筆。


2008年10月18日土曜日

I’m sorry,mama. 桐野 夏生

桐野さんらしく、「救いのない社会派小説」

アンパイだけど、楽しい作品じゃーない。
まあ、そんなに重すぎはないけど、すっきりしたい人は絶対よんじゃだめ。

なんでもいいから、深く読みたい、という人は当然OK
読み応えはあり。
さらに、一気にグイグイいく、いつもどおりの桐野作品。

出版社 / 著者からの内容紹介
人はどこまで邪悪になれるのか。
児童福祉施設の保育士だった美佐江が、自宅アパートで25歳年下の夫と共に焼死した。事件の背景に盗み、殺人、逃亡を繰り返す女、アイ子の姿が見える時、更なる事件が引き起こされる。

内容(「BOOK」データベースより)
私は、女の顔をした悪魔を一人知っているのです。その女のしたことを考えるだけで、ぞっとします。彼女の本当の名前が何というのか、今現在、何という名前を名乗っているのかは知りませんけど、もちろん彼女はまだ生存していて、人を騙し続けています。そして、へいぜんと人を殺し続けています。かつて女であった怪物たちへ、そして、これから怪物になる女たちへ捧ぐ、衝撃の問題作。

2008年10月16日木曜日

絆 江上 剛

幼馴染二人と同級生の女の子の子ども時代から中年時代まで追っかける
経済小説+恋愛小説+文芸小説。。。

いろんな意味で読み応えがある。


幼馴染がオトナになって、バブル時代の銀行マンと中小企業の社員となって
再び出会うあたりから江上さんの本領発揮。

誰でもさっくり楽しめる作品になっていると思う。


2008年10月15日水曜日

リカ  五十嵐 貴久

もう、怖い怖い怖い、って感じ。
どこまでも続くストーキング。
最後まで読めない展開。
そして、、、


オチはナイショ。

ホラー好きなら読んで損なし。でも怖がりは絶対ダメ。




出版社/著者からの内容紹介
平凡な会社員がネットで出会ったリカは恐るべき怪物だった。長い黒髪を振り乱し、エスカレートするリカの狂気から、もう、逃れることはできないのか? 第2回ホラーサスペンス大賞受賞作。

内容(「BOOK」データベースより)
妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。単行本未発表の衝撃のエピローグがついた完全版。第2回ホラーサスペンス大賞受賞。


2008年10月11日土曜日

ディレクターズカット  秋庭 俊

小説というよりも、テレビ番組の作り方として読むと面白い。
話は、、、まあ、退屈しない程度なんだけど、視聴率が取れる
番組の傾向や、パターンなどいい得て妙な感じ。

特に帯びや表紙などに書いてあるキャッチが一番面白いかも。


出版社/著者からの内容紹介
大型新人登場!元民放プロデューサーが書いた、魂を切り裂く傑作エンタテインメント小説。
視聴者は誰も知らない、テレビ報道の過激な内幕!

連続トランク詰め殺人事件発生。惨殺されたコロンビア女性は、第一テレビ特別番組「新宿警察24時」の取材協力者だった。不穏な空気の新宿百人町で、ビデオジャーナリスト北森京一の絶望と復讐が始まる。

日本人はいまもテレビ中毒です。毎晩、日本中のテレビが点きっ放しです。夜7時も8時も9時も、各局の視聴率の合計は70パーセント。20年前から全く変わらない。それどころか年々生活が夜型になって、最近は10時も11時も70パーセントです。このところ、制作費が削られて番組の質は低下してますけど、数字は落ちない。各局の失敗作がずらりと並んだ時間帯でも70パーセントをキープする。つまり、日本人は寝るまでテレビ消せないんです。日本人にテレビは麻薬なんです。


2008年10月2日木曜日

ラスト ワン マイル 楡 周平

楡作品が好きな人には鉄板の一冊。

分厚く、ぎっちり、男のストーリー。

経済小説と出世物語、ビジネスたたき上げ系が好きな人にはたまらないが、
IT業界にいた人にはちとつらいかも。

なぜかといえば、オチと展開があまりにもIT軽視だから。
まずこんな展開は無理だろう、というビジネスが・・・・眉唾。

そこは無視して、という人はどうぞ。
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内容(「BOOK」データベースより)
俺たちの仕事をクリック一つで奪うなんて、絶対に許さない!民営化された郵政にコンビニでの宅配便扱いを奪われた暁星運輸の営業課長・横沢。新規契約獲得に奔走するさなか、ネット市場を席巻するIT企業「蚤の市」から要求されたのは、あり得ない額の値引きだった。創業時からの取引先を容赦なく切り捨てるは自らの進退を賭けた「戦争」を仕掛ける。勝つのはどっちだ?!明日の日本を予見する経済小説。

内容(「MARC」データベースより)
俺たちの仕事をクリックひとつで奪うなんて、絶対に許さない! 民営化された郵政にコンビニでの宅配便扱いを奪われた運送会社とIT企業の熾烈な戦いが幕を開ける。勝つのはどっちだ!? スリリングな経済小説。


2008年10月1日水曜日

こちらの事情 森 浩美

これがまた、森先生鉄板の短編集。
自宅でじっくり読んだら泣きそうなものばかり。

森作品で感動したことのある人は読んでも損ナシ。
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出版社/著者からの内容紹介
母を介護施設に送り出さなければならない苦悩の息子に、母が言う。「人の手は二つしかない。大事なものができれば、先に持っていたものは手放さなくちゃ」(荷物の順番)。前作「家族の言い訳」で熟年世代に涙を伝わせた著者が放つ、期待の短編集。