2017年3月31日金曜日

あの頃の誰か  東野 圭吾


一つ言えるのは、やっぱり秘密は今のバージョンがいいということ。
寄せ集め感はぬぐえなかった。


商品の説明
メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれれない誰かの物語。名作『秘密』の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。

2017年3月29日水曜日

恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち    森 晶麿

作者としては嫌な感想だろうけど、一言でいうと
伊坂作品で見たことあるような気がする
作品。

つまらなくはないけど、伊坂作品のすごいのと比べてしまう。
かわいそうな気もするけど、文体や流れはすごくいいので今後に期待。



内容紹介
「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。口笛が聴こえる夜は、もうすでにいつもの夜とは違いますからね」

四国と淡路島の境目にある〈恋路ヶ島サービスエリア〉。このサービスエリアの売り子になると、一年以内に恋人からプロポーズされるという伝説がある。そんな伝説を信じるでもなく信じている恋路ヶ島出身の理代子は、自宅アパートとバイト先のサービスエリアを往復する平凡な日常を送っていた。ある夜、謎の新入り清掃士マキノの「静かな夜です。気をつけて」という一言から、理代子は事件に巻き込まれていく。 死体を運ぶ兄弟、有名司会者と愛人、人類嫌悪団体〈ノア〉……。人生の小休止=サービスエリアに、その夜集まった“獣”たちが繰り広げるポップでちょっとシリアスな、長編ミステリ。


2017年3月20日月曜日

鍵のない夢を見る 辻村 深月

賞をとった名作なのだけど、、、心に刻まれるような
感想はなく、どれもシーンすら残らない状態。。

おそらくサクサク読めて、それで山場とかがない作品だからだと思う。
文学ってそんなものかしら。


内容(「BOOK」データベースより)
望むことは、罪ですか?彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。そんな願いが転落を呼び込む。ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。待望の最新短篇集。


2017年3月14日火曜日

笑う少年 樋口 有介

やばすぎるくらいに記憶に残っていない。。
おそらく読み飛ばして最後は読んでいないと思われます。。


内容(「BOOK」データベースより)
シングルマザーで弁護士事務所の調査員・風町サエは、安売りピザで大儲けし、今や芸能界を牛耳る小田崎貢司から依頼を受ける。自殺したアルバイト店員の両親が求める賠償金を減額したいというのだ。一方、ある人から小田崎の弱点を探るよう頼まれ―。謎に満ちた男の前半生に潜む真実とは!

2017年3月12日日曜日

ソナタの夜  永井するみ

怖くなるような、身に覚えはないけど自分のことのように
感じてしまう作品。

こんなのいいなあ、という作品とこれはやなだ、という作品が
混ざっているので誰でも共感できる瞬間があると思う。

恋の悩み多き女性にぜひ


内容紹介
愛しているから、私が、嘘をついた。結婚をせずに関係を続けるということは、相手に何があっても知らずにいるという不安を一生涯背負うこと。いとおしく、切なく、親密なのに遠い。表題作のほかに6編を収録。それぞれの恋愛に隠された「たくらみ」と、狂おしいほどに切実な想いを、濃密に描いた短編集。(講談社文庫)


2017年3月10日金曜日

天国の罠   堂場 瞬一

堂場先生のお約束な展開とリズム。
全く問題ないけど、慣れすぎてしまってどこかで
また読んだ風な感覚が出てきてしまう。

初見のはずだけど。

鉄板におもしろいし、よくできた映画ような展開だけど
新鮮味がないのはなぜだろう。



内容(「BOOK」データベースより)
フリーライターの広瀬隆二は、元代議士の今井から15年前に失踪した娘・香奈の捜索を依頼される。追跡取材を続けるうち、広瀬はかつて交通事故で失った自分の恋人と重ね合わせ、まだ見ぬ“幻の女”に次第に惹かれていく。しかし、行く手を阻むかのように襲い掛かる謎の男たち。香奈失踪の裏に隠された巨大な組織的陰謀とは。そして待ち受ける衝撃の結末…。息もつかせぬスピード感で駆け抜ける、社会派クライムサスペンス。


2017年3月7日火曜日

とにかくうちに帰ります 津村 記久子

それぞれ、軽い文体で進んでいくが中身は充実している作品群。
泣くような、悲しいような、ほっとするような。
それぞれの作品で感じ方が違うので、深夜ドラマの単発ドラマのような形で
楽しんでください。


容(「BOOK」データベースより)
うちに帰りたい。切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい―。職場のおじさんに文房具を返してもらえない時。微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する時。そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう時。それぞれの瞬間がはらむ悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に綴って、働き・悩み・歩き続ける人の共感を呼びさます六篇。