2016年10月5日水曜日
海の見える街 畑野 智美
これはいい。
久しぶりに当たった感じ。
作品のリズムも構成も飽きることなくいい感じで
展開していき、登場人物の描き方も真正面から見たら
おぼろげにしか見えないところが次の章で明らかになっていく。
その流れ方が読者の気持ちを話さずに最後のいいオチまで
引っ張っていく。
映画でもいいかも。
内容(「BOOK」データベースより)
海の見える市立図書館で司書として働く31歳の本田。十年間も片想いだった相手に失恋した七月、一年契約の職員の春香がやってきた。本に興味もなく、周囲とぶつかる彼女に振り回される日々。けれど、海の色と季節の変化とともに彼の日常も変わり始める。注目作家が繊細な筆致で描く、大人のための恋愛小説。
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