2015年3月10日火曜日

島はぼくらと 辻村 深月、 五十嵐 大介

レビューが高いだけあって、一気見の感動長編だった。

あらすじだけ見ると青春もののような気がしちゃうけど
全く持って違っていて、島を取り巻くすべての人間もようが
ぐちゃぐちゃに入りつつ、静かにそれがまとまっていく。

最後の最後のオチでは、もう完全に涙が止まらない。

筆力、構成力、展開力、会話力、すべてか完璧。


内容(「BOOK」データベースより)
母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なこと―すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。直木賞受賞、第一作。



0 件のコメント: