2010年8月13日金曜日

骨の記憶 楡 周平

いや~、重い。重い。重い。

でもドスンと記憶に残り、ちゃんと消化される話。
長編だけどあっという間に読んでしまった。
隅々までぎっちりエピソードや深みが描かれていてどこも
読み飛ばす要素がない。

オチはなんとなく予想できるものの、一気に読んでしまいたくなる。

内容(「BOOK」データベースより)
没落した東北の旧家の嫁のもとに届いた宅配便は51年前に失踪した父の頭蓋骨だった。差出人は、中学卒業後、集団就職で町を出てその翌年に火事に遭って死んだはずの同級生。いったい誰が、何のために―。隠されていた過去が、昭和の記憶とともに今、明らかになる。人生の光と影を余すところなく描いた力作長篇。

0 件のコメント: