青年が結構深く自分探しをしていく過程がおもしろい。
もともとは違う目的だったのが、どんどん2重で人物像が
クリアになり、さらに世界が広がってくる。
オチに依存するのであまり言えないけど、映画化すれば
そこそこいい作品になる気がする。
内容(「BOOK」データベースより)
故郷の島根を離れ、映画監督を夢見る青年、門川誠一。今は大阪でアパート管理のバイトで生活をしていた。ある日、亡くなった独り暮らしの老人、帯屋史朗の遺品を整理していた時、誠一は部屋で8ミリフィルムを見つける。映っていたのは―行商のため重いリヤカーで集落へと向かいながら、優しくほほ笑む女性の姿だった。帯屋老人はなぜこのフィルムを大切に保管していたのだろう。誠一はドキュメントを撮ることを決め、映像が撮られた場所とゆかりの人たちを訪ねてゆく…。独居老人の遺品の8ミリフィルムに導かれた青年がめぐりあう、戦争という時代、ありし日の故郷、人と人との絆の物語。
2014年1月20日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿