2014年7月29日火曜日

メギド 渡辺 裕之

筆力が高いせいか、内容はうすうすなはずなのに、一気読みができた。
ハードボイルドとしてグイグイ読むのは大正解。

ここで謎ときの要素とか、人間性の要素とかはほとんど気にしないで
読み進めたほうがいい。

そう思うと、途中途中で出てくるちょっとした泣きのエピソードがグッとくる。

内容(「BOOK」データベースより)
ベトナム戦争が泥沼化し、日本国内でも政情不安が続いていた1972年、奥秋川でひとりの美青年が発見された。彼はすべての記憶を失い、頭部に大きな手術痕が残っていた。キャンプ場を営む根岸に助けられ達也と名づけられた青年は、断片的に殺人の記憶が甦るようになる。やがて、戦中から兵器開発を続ける軍需会社“大島産業”から達也に“零隊”と呼ばれる刺客が送り込まれた。だが、達也は「メギド」と呼ばれるもうひとりの人格を自覚、敵を撃退する。彼は一体何者なのか?そして待ち受ける壮絶な運命とは?ヒットシリーズ『傭兵代理店』の著者が贈る、アクション謀略小説。


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