2015年1月23日金曜日

海と月の迷路  大沢在昌  

まさに軍艦島の様子が手に取るようにわかるので
歴史ドキュメントを読んでいるよう。

今までこの手の深堀系小説がなかったので、軍艦島の
入門編としてはちょうどいい。

殺人系はちょっと強引なオチとながれではあるのでそれは
もう気にしないで、あくまでも島の生活話として読んだほうがいい。



内容(「BOOK」データベースより)
海に浮かぶ「密室」殺人者はここにいる。昭和34年。満月の夜に不審な死を遂げた少女。若き警察官が追うものは殺人鬼の“幻影”か。わずかな土地に五千人がひしめく炭坑の島。少女の事故死を疑う若き警察官・荒巻の“許されざる捜査”は、しきたりや掟に支配された島に波紋を広げていく。警察の正義は守られるのか。次の満月―殺人者はふたたび動き出すのか。


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