2015年7月6日月曜日

首折り男のための協奏曲  伊坂 幸太郎

ここは鉄板のぐるぐる系ですね。
すべての布石がぐるぐる回って最後ちゃんとオチをつけるという、伊坂先生
の鉄板ネタ。

今回は、連作ものだったのでそれは全面に出てくることなく、それぞれの
ストーリーがちゃんと立っていて満足感もアップ。

最後の最後のオチはちょっと微妙だけど。

内容紹介
首折り男は首を折り、黒澤は物を盗み、小説家は物語を紡ぎ、あなたはこの本を貪り読む。胸元えぐる豪速球から消える魔球まで、出し惜しみなく投じられた「ネタ」の数々! 「首折り男」に驚嘆し、「恋」に惑って「怪談」に震え「合コン」では泣き笑い。黒澤を「悪意」が襲い、「クワガタ」は覗き見され、父は子のため「復讐者」になる。技巧と趣向が奇跡的に融合した七つの物語を収める、贅沢すぎる連作集。


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