2015年7月1日水曜日

姥捨てバス  原 宏一

相変わらずテンポはいい。
テーマも会話も流れも自然でサクサク読めるが、いつも通りそんなに
深みもなく、オチも読める。
電車の中でさくっと楽しい小説を読むのにはちょうどいいかと。



内容(「BOOK」データベースより)
31歳独身の「おれ」は相棒に言われるがままに、白タクならぬ白バスで無認可の観光ビジネスの片棒を担いでいる。ある日、相棒が企画した「清貧ツアー」(聞こえはいいが、おんぼろバスで婆さんたちを山奥に連れていくツアー)で、客の1人が失踪。「あれは姥捨てツアーらしい」という噂が瞬く間に広まったが、皮肉なことに、今度は150人もの婆さんがツアーに集まった!『床下仙人』でブレイクした著者が、現代をシニカルに描く。


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