2017年3月7日火曜日

とにかくうちに帰ります 津村 記久子

それぞれ、軽い文体で進んでいくが中身は充実している作品群。
泣くような、悲しいような、ほっとするような。
それぞれの作品で感じ方が違うので、深夜ドラマの単発ドラマのような形で
楽しんでください。


容(「BOOK」データベースより)
うちに帰りたい。切ないぐらいに、恋をするように、うちに帰りたい―。職場のおじさんに文房具を返してもらえない時。微妙な成績のフィギュアスケート選手を応援する時。そして、豪雨で交通手段を失った日、長い長い橋をわたって家に向かう時。それぞれの瞬間がはらむ悲哀と矜持、小さなぶつかり合いと結びつきを丹念に綴って、働き・悩み・歩き続ける人の共感を呼びさます六篇。


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