2008年2月16日土曜日

当確への布石 高山 聖史

このミスがきっかけで読みました。
ミステリーというよりはエンタメ要素の強い作品です。

確かに謎解きめいた部分はあるのですが、女性の出世物語
というか、(実際は出世しないのですが)男社会で
がんばる姿に共感したい、投影したいという方にお勧め。

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出版社/著者からの内容紹介
2007年第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作
選挙の行方、妨害工作の謎、ヒロイン自身の秘密など、複数のプロットが交錯
し、先を読まずにはいられない。吉野 仁(書評家)

(あらすじ)
 私立大学で教鞭をとり、犯罪被害者救済活動を続けてきた大原奈津子は、衆議
院統一補欠選挙東京6区への出馬を決める。前議員の田所孝夫がセクハラ
事件を起こし、その失職に伴う補選だった。そんな折、奈津子宛てに、元犯罪
者の顔写真や所在等を記したビラを撒いて騒ぎを起こしていた「凶悪犯罪抑止連
合会」という実体不明の団体から推薦状が届く。不審な団体からの支持は選挙を
不利にするため、奈津子は、教え子の夫で元刑事の平澤栄治に相談する。栄治は
抑止連の正体を突き止めるべく、捜査を開始した。
 選挙を知り尽くした策略家・森崎啓子や、抑止連との関係を書きたてる雑誌記
者、井端純平のキナ臭い動きに翻弄されながらも、栄治の捜査によって補選のカ
ラクリが見えてくる......。
選挙と、その周辺に渦巻く数々の策謀。さまざまな人物の思惑が交錯し、それぞ
れの企みが絡み合うなか、開票日が近づく。

衆議院補欠選挙をめぐる陰謀と暴露を描いた、サスペンスあふれる本格的な選挙
小説!


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