2008年10月11日土曜日

ディレクターズカット  秋庭 俊

小説というよりも、テレビ番組の作り方として読むと面白い。
話は、、、まあ、退屈しない程度なんだけど、視聴率が取れる
番組の傾向や、パターンなどいい得て妙な感じ。

特に帯びや表紙などに書いてあるキャッチが一番面白いかも。


出版社/著者からの内容紹介
大型新人登場!元民放プロデューサーが書いた、魂を切り裂く傑作エンタテインメント小説。
視聴者は誰も知らない、テレビ報道の過激な内幕!

連続トランク詰め殺人事件発生。惨殺されたコロンビア女性は、第一テレビ特別番組「新宿警察24時」の取材協力者だった。不穏な空気の新宿百人町で、ビデオジャーナリスト北森京一の絶望と復讐が始まる。

日本人はいまもテレビ中毒です。毎晩、日本中のテレビが点きっ放しです。夜7時も8時も9時も、各局の視聴率の合計は70パーセント。20年前から全く変わらない。それどころか年々生活が夜型になって、最近は10時も11時も70パーセントです。このところ、制作費が削られて番組の質は低下してますけど、数字は落ちない。各局の失敗作がずらりと並んだ時間帯でも70パーセントをキープする。つまり、日本人は寝るまでテレビ消せないんです。日本人にテレビは麻薬なんです。


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