2008年10月20日月曜日

きみの友だち 重松 清

短編連作、いつもどおりの泣き泣き泣きの作品。

どすんと泣くわけじゃなく、ほろっとさせる作品ばかり。
ある一人の女の子が舞台回しで、その子にまつわる少年少女が
さりげなく絡み合う。

年代や主人公の年齢も特にどんどん大きくなるわけじゃく
たまに飛び越えたり戻ったりする。

友だち、ってのがミソで、決して説教くさい展開でもなく
押し付けがましくなく、ほんとにさらっとほろっとする作品群。

相変わらず重松先生はすごい。



出版社/著者からの内容紹介
嬉しいこと、つらいことがいっぱいあったから、「友だち」の意味がわかった――痛みや喪失を乗りこえ、少女たち、少年たちはやがて…。珠玉の長編小説!

内容(「MARC」データベースより)
友だち? 他人だよ、そんなの。でも特別な他人、大切な他人。嬉しいこと、つらいことがいっぱいあったから「友だち」の意味がわかった-。痛みや喪失を乗りこえ、少女たち、少年たちはやがて…。『小説新潮』掲載に加筆。


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