昔に時代小説をちと読んで、文体が合わずに止めてしまった
経緯がある。
今回は著名な現代小説だったので読んでみたら、これがまたぴったり
あって最後まで一気読みでした。
なんとなく今回は在る層には熱狂的な信者がいる京極作品の魅力が分かりました。
当たり前のような生き方を否定して、まったく共感が得られない登場人物を
ひとりの青年がぐっさり切っていく。
気持ちいいような気持ち悪いような、不思議な作品。
内容(「BOOK」データベースより)
死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは―。
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