2012年3月29日木曜日

女神のタクト 塩田 武士


これはいい。久しぶりに後半でいい意味で裏切られた作品。
てっきり主人公が最後のほうでこうしてああしてこうなると思いきや
それはまったくなくて、最後までオーケストラの感動物語に終始した。

途中途中のエピソードも面白く、映画にすぐになりそうな作品。

内容説明

進め、前へ。音楽は魂だ! 『盤上のアルファ』で鮮烈デビューの著者、待望の最新刊。30歳にして職と男をなくした矢吹明菜。旅先で出会った老人に「アルバイトせえへんか?」と誘われる。金がなく公演もままならない小さな楽団に、ある男を連れてくれば報酬があるという。それが明菜と、一度は世界的に活躍した引きこもり指揮者・一宮拓斗、そしてオルケストラ神戸の出会いだった。笑いがいつしか感動になる音楽の奇跡の物語。





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