2012年8月13日月曜日

スロウハイツの神様(下)  辻村 深月

そして下巻。
上巻では背景や人物像、そしてあおりについていくのが
楽しみだったけど、下巻は完全にオチに向かってまっしぐらになる。

最終的にはいろんな複線が見事に繋ぎ合わさって、最後の最後で
予想もしなかった展開を迎える。
いや、もしかしたら分かっていた人もいるかもしれないけれど
それを超えるさななるオチが待っている。

是非最後の最後まで絶対読んで欲しい。


内容(「BOOK」データベースより)
莉々亜が新たな居住者として加わり、コーキに急接近を始める。少しずつ変わっていく「スロウハイツ」の人間関係。そんな中、あの事件の直後に百二十八通もの手紙で、潰れそうだったコーキを救った一人の少女に注目が集まる。彼女は誰なのか。そして環が受け取った一つの荷物が彼らの時間を動かし始める。


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