2014年6月26日木曜日

星やどりの声  朝井 リョウ  

朝井先生のいつものトーンではなく、女性作家が書くような
深いちょっとした闇を心に抱えた家族が、それを乗り越えていくという
鉄板をおもしろく描いている。

リズムがよくて読みやすいので、最後までいい感じで
読めるけど、深みはない。。

内容(「BOOK」データベースより)
東京ではない海の見える町で、喫茶店「星やどり」を営む早坂家。三男三女母ひとり。亡き父が残した名物のビーフシチューの香りに包まれた生活には、慎ましやかながらも確かな幸せがあった。しかし、常連客のおじいちゃんが店に姿を見せなくなった頃から、家族に少しずつ変化が。各々が葛藤を抱え息苦しくなる早坂家に、父が仕掛けた奇跡が降りそそぐとき、一家は家族を卒業する。著者が学生最後の夏に描いた、感動の物語。


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