2014年9月17日水曜日

笑い三年、泣き三月。 木内 昇

戦後の話にしては身近に感じられたし、その逆で昔懐かしい
別世界の雰囲気も楽しめた。

お笑いの世界にしては、当時有名な人をわざと出すようなこざかしいことは
しないで、登場人物の魅力だけで勝負しているのはさすが。

最後のオチは賛否両論わかれるけど、続きがみたい、そんな感じ。

内容(「BOOK」データベースより)
昭和二十一年、浅草の劇場・ミリオン座に拾われた万歳芸人の善造、活字好きな戦災孤児の武雄、万年映画青年の復員兵・光秀。年齢も境遇も違う三人と財閥令嬢を自称する風変わりな踊り子のふう子は、共同生活を始める。戦争で木端微塵になった夢や希望を取り戻しながら、戦後を生き抜く人々を描く傑作長編。




0 件のコメント: