2014年12月1日月曜日

氷の仮面  塩田 武士

最初はよくある青春ものかと思いきや、その人の人生そのものになっていてそこが
ちょっとなえる。
ここまで人生を追わなくてもいいかと。

小説自体は読みやすくかつあとが気になる構成なので決して飽きないのだけど
ドスンとくる感動を求めるなら、もう少し小説のタイムスケジュールは短くて
いいかと思った。

これが違う角田先生とかだと大丈夫だから、やっぱり書き方なのかなあ。。


内容(「BOOK」データベースより)
少年の胸に芽生えた同級生男子への恋心。どうしようもない感情に翻弄され傷つく彼にやがて家族との別れ、そして決断の時が訪れる。本当の自分を生きるために。繊細な心理描写で究極の性の苦悩を描き切った青春文学の新たなる傑作。


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