2015年8月13日木曜日

母性   湊 かなえ

いつもの回想と独白の展開は変わらないけど、今回は母娘でそれぞれ矛盾があるので
そこがどこなのか、すれ違いはどこから生まれてたのかなど探りながら読むと面白い。

途中途中はよくある家族のひどい話が出てくるが、最後はそんなに悲観的になるようなことはないので安心して最後まで
この世界に入り込んでほしい。







内容(「BOOK」データベースより)
女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。…遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも―。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語。

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