2015年9月8日火曜日

転迷: 隠蔽捜査4 今野 敏

このシリーズは鉄板。
その中でも一番の傑作だと思う。

キャリアとノンキャリア、本庁と所轄というありがちな
パターンながら、ドラマのように登場人物が生きていて
それぞれに感情移入してしまう。

そして時に怒り、時に悲しみ、時に哀れみ、という
感情が巻き起こってくる。

主人公も魅力的だがその周辺の登場人物それぞれで
短編がかけるくらい、出来上がっている。

シリーズだけど、ここだけでも楽しめるのでぜひ。


内容(「BOOK」データベースより)
大森署署長・竜崎伸也の身辺は、にわかに慌しくなった。外務省職員の他殺体が近隣署管内で見つかり、担当区域では悪質なひき逃げ事件が発生したのだ。さらには海外で娘の恋人の安否が気遣われる航空事故が起き、覚醒剤捜査をめぐって、厚労省の麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。次々と襲いかかる難題と試練―闘う警察官僚竜崎は持ち前の頭脳と決断力を武器に、敢然と立ち向かう。


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