2015年9月4日金曜日

正義をふりかざす君へ 真保裕一

確かに正義とはなんだ、君とはだれだ、というのが
最後まで付きまとう。

最後までなかなか目が離せないエピソードと盛り上がりが
詰め込まれているけど、ちょっと腹オチがしにくい感じ。
骨太なのは確かです。



内容(「BOOK」データベースより)
地元紙の記者だった不破勝彦は、神永美里と結婚し、義父の仕事を助けるべくホテル業へ転身する。が、やがてホテルは不祥事を起こし義父は失脚、妻との不和も重なり、彼は故郷から逃げ出した。七年後―彼は帰りたくない故郷へと戻る。元妻の不倫相手を救うために。問題を起こしたホテルを、正義の名のもとに攻撃した新聞社。そのトップに就任したのは、高校の先輩である大瀧丈一郎だった。ホテルは彼の傘下に吸収され、不破を恨む者たちが次々と現れる。そして、ついに魔の手が彼を襲う―!「正義」の意味を問い直す、渾身の長篇ミステリー!!


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