2007年10月29日月曜日

失はれる物語 乙一

乙一特有の泣かせモード。ホラーじゃないです。
というは、個人的には、この手の作品しか乙一先生の本を読んだこと
がないので、「またか」的なイメージなのですが。

乙一先生の違った一面や、どーーーんと重い話を読んでみたいのならお勧め。
まったくホラーやグロの要素はなく、短編なのでシュチュエーションはさまざまです。

たまに救いようがない話もあり、ずしーーんと胸に残る作品もあるので
出勤前の電車では読むのを控えよう。
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出版社/著者からの内容紹介
乙一の里程標(マイルストーン)として屹然と立つ短篇集!
事故で全身不随となり、触覚以外の感覚を失った私。ピアニストである妻は私の腕を鍵盤代わりに「演奏」を続ける。家族のため、絶望の果てに私が下した選択とは? 珠玉6作品に加え「ボクの賢いパンツくん」を初収録

内容(「BOOK」データベースより)
目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見立て、日日の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが…。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし最新作「ウソカノ」の2作を初収録。

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